HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

すてきにエーデルワイス

2012年11月22日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(小2):
「ぴあのどりーむ5」の5番、「エーデルワイス」が宿題になっていました。
このテキストをやってきて、初めてのスタンダードナンバー課題、といえるでしょう。
これまではいつも、「課題のための課題」というか、幼い学習者用に作られた短い歌ばかりだったこのテキストで、ここへきて初めて、一般にも堂々と通用する曲が課題として登場したわけで、ある意味大きく1段ステップを上がったといえます。
「エーデルワイス」は、去年 教室でクリスマス映画会をしたときに、みんなで見た「サウンド・オブ・ミュージック」の中の歌。
「この歌の場面、覚えてる? お父さんが 連れてきたお客さんのために、子どもたちがみんなで歌うのよ。お父さんもギター弾いて歌うの」
「うん、覚えてる」
「あと、最後の方で、音楽会の舞台の上でもう一度歌ったよね。そのあと、家族みんなで逃げるんだよね」
「うん」
去年 一緒に映画を観たとき、M4ちゃんは1年生でしたが、サウンド・オブ・ミュージックの映画の内容はちゃんと覚えているようでした。
こういう優れた音楽映画は、ぜひみんなに観ておいてもらいたいと思い、去年のクリスマス会で観たのですが、幼い子どもであっても その年齢なり感じ取るものがあり、そしてそれは貴重な感性の糧になると思っています。
また、そういう曲に、こうして何かの折に再会したときに
「ああ、前に観たあの映画の曲だ」と そのときの感動がよみがえったり、「一緒に観たね」と思い出を共有するのも楽しいことです。
こういう小さな感動や思い出は、みんな貴重なジュエリーとなって、子どもたちの心の奥深くに貯金されていきます。
こうした「ジュエリー」があって弾く「エーデルワイス」は、ただテキストの課題だからと楽譜を見て弾くだけのものとは 全然違った演奏になることでしょう。
今日、M4ちゃんが予習してきた楽譜を見たら、曲の区分分けや難しいところのチェック、それに 曲の最後のところに、なんとクレッシェンドとディミニュエンドの記号まで書き込んであるのです。
「うわあ、すごいね。クレッシェンドとディミニュエンドも書いてある。こう弾いた方がいいな~、って思ったんだ?」
「うん、そう」
「じゃ、こうしよう。曲の最後のところは、だんだんゆっくりしていくのって、どう? M4ちゃんの思ってる感じになるんじゃない?」
「うん、そうする!」
M4ちゃんは、ほんとに嬉しそうな顔でうなずきました。
M4ちゃん、エーデルワイス、大切なレパートリーにしてね。


じょうずになってきたね

2012年11月22日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(年中):
先週あたりから、目に見えて指がよく動くようになってきました。
ちょっと前までは、自分の思った指を鍵盤に合わせて弾く、ということがけっこうな「アクション」でしたが、先週ぐらいから 音符を見ながらそれに合った鍵盤を次々弾いていくという一連の動きが とてもスムーズにできるようになってきて、びっくりです。
自分の指をスラスラとコントロールできるだけの理解力、そして指や手の力がしっかりついて、一段と成長してきたのを感じます。
今日は「アルプスいちまんじゃく」、「ビッグ・ベンのかね」、それに「バケツのあな」まで上手に弾きました。
そして、弾きながらはっきりとした声で歌っています。
鍵盤奏に余裕が出て、同時に曲を楽しんでいることがわかります。
「1月になったらおたんじょう日会なの!」と、5歳になるのを楽しみにしているHちゃん。
その時は、どんなピアノが弾けるようになってるか楽しみ。