HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

がんばって やってみよう♪

2013年03月02日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小3):
先週、最初の1段だけ伴奏を練習してきた「街」の曲。
今日は、2段目にがんばって取り組んでくるかな、と思ったけど、
「2段目はまだやってません」とのことでした。
やる時間もとれないほど忙しかったはずはないと思うけど、まあ、確かに「街」は 小学3年生にはしんどい音読みであるので、今日はちょっと手伝って元気をつけてやるか。

というわけで、
「2段目の伴奏も、1段目とそっくりなパターンだよねえ」
「うん」
「見て。下の音(ベース)が、半音ずつ下がっていくだけじゃない?」
「あ、ほんとだ」
「じゃ簡単なんだね。それにほら、上の和音は、ずっと同じ音のままなんだ。1段目より簡単かも」
「弾いてみる!」
といった風に、少しずつ誘導して、1ページ目を全部、両手で弾くところまで、まんまと(?)こぎつけることができました。
Sちゃんは、その気になれば充分、自分一人で予習することができる力を持っているのですが、いつもいつもコンスタントに、一人で努力を続ける、というのは子どもにとっては重いことだと思います。
しかし、こうして、ちょっと励まされたりヒントをもらったりしただけで、「やってみる!」と勇気を出すことができるのです。

何より、「弾いてみたい」と憧れる気持ち、そして「難しいけどがんばって取り組めばできる」という勇気を持つことが、子どもたちが難しいピアノを続けていく力となるのだと、Sちゃんたちを見て実感しています。

一人一人に合った楽譜で♪

2013年03月02日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小2):
「♯と♭」を練習する課題が宿題でした。
ヒバリ教室では、生徒の一人一人に、どんなテキストが合うか 熟考して「この子にはこれだ!」という、考え抜いた楽譜を与えています。
だから一人ずつ、みんな使っている楽譜がまちまちです。
(「バーナム」とか、基本のエクササイズに使うものはみんなが使いますが)
そして、Nちゃんは「ともだちピアノ」というテキストを使っています。
このテキストは、イラストも品があっていいし、他のテキストに比べて イメージや感性により訴えるような内容なので、本好きで想像力豊かなNちゃんにはぴったりだと思います。

話を戻して、今日のNちゃんの課題は、同じメロディーで 第三音に♭がついたのとつかないのを弾き比べるというものです。
メロディーに♭がつくと、曲が短調に変わり、途端に悲しい曲になってしまいます。
今日の課題では、仲良く眠っている子ヒツジたちと、お母さんが見当たらなくて泣いている子ヒツジたち、という説明がついていて、Nちゃんはその「お話」を朗読するところも含めて、楽しんで弾くことができました。
来週は、同じメロディーに、さらに第四音に♯も加わります。
すると曲は、たちまちアラビアンな曲に変わりました。
「ふしぎなランプ」というお話もついています。
来週、Nちゃんが、イメージ豊かに弾いてくれるのを楽しみにしています。