Kちゃん(年長):
ピアノを始めて1年たち、初めのころとは見違えるようにしっかりとピアノがひけるようになってきました。
あたらしい本ももらって、一段とピアノの生徒らしさが増しましたね。
でもKちゃんは、前にひいた曲もそれっきりにせず、繰り返し何度でも弾くタイプ。
「きょうは、これを弾きたいの」と広げたのは、前から何度も何度も弾いては楽しんでいる「ビッグ・ベンのかね」。本当にお気に入りです。
それから、この前合格になった本の中の曲で、クリスマス発表会のときに弾いた「ハイホー」や「大きな古時計」。
これはとてもいいことです。
まえに弾いた曲といっても、その時よりもずっと上手になり、1カ月のレッスンを経てから弾いた「前の曲」は、ピアノの実力がついてさらになめらかに、余裕をもって弾けているのです。
とかく大人だと、テキストを先に進めることが価値があり、その進度や速度が実力と比例する、みたいに考えがちです。
「もう合格した曲は弾けるからいいでしょ。それより、まだ丸のついてない曲を弾いて、早く先に進まないと」などと思っているだけならまだしも、実際に口に出してそう言っては、お子さんを叱咤激励(しったげきれい)しているママやパパも、大勢の中にはいるんですよ。
ヒバリ教室の保護者の皆さんは、まったくそんなことはなく、皆さんゆったりとお子さんを見守ってくださっているので、私も安心して、子どもたちが満喫するまで何度でも「もうやった曲」を一緒に楽しんでいます。
ところで、今、子どもたちに一番人気の曲、といえば、言わずと知れた「紅蓮華」ですよね。
「鬼滅の刃」のテーマ曲。
みんな弾きたいだろうと思うので、少し簡単にわかりやすくした楽譜を作り、Kちゃんにも冒頭部分のページをあげました。
「前に、ちょっとだけピアノで弾いてたよね?はじめの所。だから、これあげるね」
「うんっ」
Kちゃんに楽譜をあげたら、Kちゃんのママも「わっ、キメツだ!」と食い入るように楽譜を見てました。
いいなあ。ママ、理解があって。
ぜひ、Kちゃんと一緒に弾いてください。
HP HIBARIピアノ教室
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