Mちゃん(新6年生)のママから連絡があり、「今日は始業式で学校から早く帰ってきて、ピアノに早く行きたいと言うのですが・・・」とのこと。
なーんだ、もっと早く言ってくれればたっぷり空き時間があったのに、今からだとRくん(新1年生)が臨時レッスンに来ることになっていて、少ししか時間の余裕がありません。
Mちゃんに伝えたら、「じゃあRくんの前に少しだけレッスンして、そのあとRくんのレッスンの間、見学しながら待っていていいですか」とのことです。
うん、いいかも。MちゃんがRくんのレッスンを見るのも、RくんがMちゃんの前で弾くのも、お互いにいい学習の機会になりそうだ。
そこで、MちゃんにOKの返事をしてすぐに来てもらい、バーナムのレッスンだけ済ませました。
そこへやってきたRくんは「え・・・」と当惑と気後れいっぱいの様子です。
ただでさえシャイな男子のRくん、最近ようやくレッスン室でもマイペースで行動できるようになってきたところなのに、6年生のお姉さんに見学されるとは。
「やだ。弾けない。やらないよ」
ほら、出ました。自信ないことは「やだ」でごまかそうとする算段だ。
そこをうまいことノセながら、バーナムむらさきの曲を選び、ほめながら弾き進め、もうひとわたりルーレットで曲を選んで弾くことにも成功。
Mちゃんもお姉さんらしく、Rくんの迷いそうなところを教えてあげたり励ましたりしてあげたので、Rくんも次第に曲に集中し、たくさん弾くことができました。
Rくんとしては、もう小学生なんだから自分の行動に責任を持って、甘えず潔く取り組まなきゃいけないことを少し経験できたし、Mちゃんの方も、新1年生のRくんの世話をやいたりアドバイスしたりすることが楽しかったようで、新1年生、新6年生それぞれに収穫があったと思う今日のレッスンでした
Rくんが帰ったあと、Mちゃんは自分のレッスンも見事にすべてクリアし、お姉さんの自覚まんまんでしたよ!
HP HIBARIピアノ教室
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