HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

お人形の夢と目覚め・重音のレガート🎵

2024年08月26日 | 音符・楽譜・テクニック

はなちゃん(小4):

今年の発表会で弾くことに決めたのは「お人形の夢と目覚め」です。

3つの小さな曲がつながってストーリーを形成している曲で、はなちゃんは、今 2曲目の「お人形の夢」に進んでいるんですが、先生から「最初の曲も忘れないように弾いておこう」と言われて、この間やった「子守歌」も弾いてみました。

右手のメロディーは、初めから終わりまで ずーっと3度の重音で弾くことになっていて、この「重音レガート」が命なんですが、YouTube動画などを見ると、けっこう適当な演奏も多い。

 たとえば、タイトル画像の楽譜🎵ソーファ ミーファ ソ〜〜ミ〜〜の 最後、「ソ〜〜ミ〜〜 」の部分。

赤のラインのように、メロディー「ソーミー」をレガートにしたいけど、最初の和音でアルトに「ミ」の音があるので、「ソミ」→「ミド」が途切れてしまいます。

さあ、どうするか?


{解答]この場合 ソプラノをレガートにすることを優先します。メロディーだから。

[手順]

1.「ソミ」の和音を弾く

2. アルトの「ミ」の音を、次の小節でもう一度弾く直前に一瞬放し、「ソ」の音だけを残しておく


3.「ミ」の音が残っていないので、ソプラノがレガートで「ミ」に移ることができる。それと同時にアルトの「ド」を弾く

これで、メロディーがきれいにレガートになった重音レガートが完成です。

↑のワザをはなちゃんに教えました。

「わかった?」

うん、とうなずいたはなちゃんは、もう一度最初から「子守歌」を弾きました。さっき習った弾き方をちゃんと使って。

そして驚いたことには、先へ弾き進めていって 新しい音列が出てきても、冒頭のような「重複した音のレガート」があったら、その都度ちゃんと「きれいなレガート」のやり方で弾いているのです。

「すごいすごい!全部きれいにできてるね!」先生から絶賛されて、はなちゃんは はにかんだようににっこりしました。

重音のレガート、これを使って弾いてるのとそうじゃないのとは、演奏のクオリティが大きく違っています。

はなちゃん、新しいワザを身につけたね!

HP HIBARIピアノ教室 

Youtube HIBARI PIANO CLASS


 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。