HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

難しいパッセージの弾き方-ポイントは重心移動。

2020年10月08日 | 音符・楽譜・テクニック

Kさん(大人・男性):

発表会前なので、普段のテキストはしばらくお休みにして、この間から「サー・デューク」オンリーでレッスンしています。

でも、ま、いきなり曲を弾く前に、ちょっとは指慣らししておきましょうか。ってことで、音階とアルペジオを弾いてもらいました。

アルペジオは、ヒバリが何にも言わなくても、C、D、E、・・・とメジャーコード一通り、次にCm、Dm、Em・・・とマイナーコード、それからC7、D7、E7、・・・とスラスラ弾いて、コード感覚いいんだなーと感心しました。

このセンスで、早くいろんな曲をかっこよく弾いてもらいたいです。

さて、「サー・デューク」ですが、歌の部分はずいぶんいいノリになりました。

あと、やっぱりエンディングのピアノソロ・・・

ここが見せ場でもあり、同時に難関でもあり、どちらにしても鮮やかに弾きあげてほしいところです。

今日は、少しずつ区切って、それも最小単位のフレーズに区切って練習しました。

そのポイントは、「弾こうとするフレーズに、完全に重心を乗せて(移して)から弾く」ということです。

学習者の人は、どうしても「メロディーが途切れないように弾かなきゃ」と思って、重心が移動する前に無理してでも弾いてしまいがちで、それはあんまりよくないです。

考えてみて。

ダンス、スケート、サーフィン、バレーボールのトス、その他何でもそうなんですが、次のステップや動作に移るときは、その一歩前に、その動作をするための中心位置に重心を移しているはずなのです。

重心がきちんと乗る前に無理してステップしたりターンしたりしても成功はできないで転倒につながったりミスを招いたりします。

それと同じで、ピアノも、今弾こうとするフレーズの中心に手を移動し、重心を乗せてから、フレーズを弾きましょう。

重心を移すために、前のフレーズとの間にいっぱい間があいてもかまいません。練習なんだから。

そのかわり、今弾くフレーズは途中で止まらず、一息、ワン・アクションで弾かなければいけません。

そうして、ワン・アクションで弾けるようになったフレーズとフレーズを、少しずつ間隔をつめて繋いでいき、最終的に、フレーズ間を素早く移動してつなげられるようになったらOKです。

長いパッセージも、目まぐるしいスケールも、コレで必ず弾けるようになります。

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