Nちゃん(高1):
「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」のボサノヴァバージョンを練習しています。
クラシックピアノと違って、ポピュラーピアノには色々独特な弾き方やノリがあります。
その中でもボサノヴァは、特にニュアンスの難しい曲種で、そのリズムのノリは独特。
たとえば、大体のポピュラー音楽のリズムパターンは1小節単位ですが、ボサノヴァのリズムは2小節単位なので、より複雑です。
一応、ボサノヴァもラテン曲の中のひとつですが、ラテン曲の大体が民族色強く、「南の国の音楽」という「熱さ」みたいなものを秘めているのに比べ、ボサノヴァからは、むしろクールで都会的、言ってみれば「大人っぽい」という印象さえ受けますね。
Nちゃんは高校生になったばかりですが、この大人っぽいボサノヴァのノリをすでに会得していて、ゆったりとうまーくリズムを作っています。
弾いている姿は本当に気持ちよさそうで、リズムに乗って身体が揺れてくるのが見て取れます。
高校生になって、急激に大人っぽい表現ができるようになってきた…
これからは、ただ手がよく動くとか、難しい曲が弾けるだけじゃなく、ニュアンスのある曲も弾けそう。どんどんいろんな曲を弾いていってほしいです。
アドリブの部分もほとんど弾けてきた。コンプリートまで、あと一息だね!