HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

理想的な指のフォームは、関節が全部出てること。

2020年11月12日 | 音符・楽譜・テクニック

Kさん(大人・男性)

いつも、音階やアルペジオなどを軽く弾いて指慣らしをしてから、曲のレッスンに入りますが、その「エクササイズ」時間を使って、打鍵の仕方や指の形などの訓練を取り入れています。

ピアノを弾くとき、指の形は 第1、第2、第3の「全部の関節が出ている」のが良いフォームです。

けれど、初心者の人や小さいお子さんなどで、「関節が逆に入ってしまう」ケースがけっこうあります。

多いのは第1関節(一番指先の関節)が反ってしまう形、それと親指の付け根の関節がペコンと引っ込んでしまう、俗に言う「まむし指」です。

Kさんは、親指の関節はしっかりしていてとても良いのですが、気をつけていないと第1関節が折れてしまいがちです。

これを直す方法を、いくつかご紹介しますね。

1.  片方の手で「ゲンコツ」を作り、もう片方の手(矯正したい手)を、そのゲンコツを握るように、そっとかぶせます。

すると、ほら、かぶせている手は、全部の関節が出て、まあるいフォームのきれいな形ができていますね。

そうしたら、ゲンコツの手を、そーっと下に抜きます。矯正されてきれいな形を作った手はそのまま、形状記憶を保ちます。

手を変えて、同じようにまあるい形を作りましょう。

こうして、思いついた時に「ゲンコツを握る」ことで、手にフォームを覚えさせていきます。

 

2. 壁に向かって「指立て伏せ」の体制を取り、すこーし重みをかけてみます。この時、関節が折れないように。

すべての関節が出た、まーるいフォームの手を保ちながら、負荷を強めていきます。

上記のような方法で、根気よく理想の手を目指します。

手や指のフォームは一朝一夕には直りませんが、時間が空いたとき…たとえば 電車の待ち時間、湯船に浸かりながら、など暇があれば、地道に訓練を繰り返しましょう。

塵(ちり)も積もれば山となる。

石の上にも3年。

理想の音色が理想の手から紡がれる。

理想の音色を目指してがんばりましょう。

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