HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

なべなべそこぬけ、全部ひけたよ!

2021年01月20日 | レッスン日記(幼児)

Sちゃん(年少):

先週、「よいこのピアノ」をいっぱいがんばってやりすぎて、リズムをやる時間がなくなってしまったので、今日はまずリズムから始めました。

テンポ100位でエレクトーンの軽いロックリズムを流しながら、それに乗って先生が打つ、短いフレーズのリズムパターンをまねします。

ヒバリ教室に入って3カ月たち、リズムもずいぶんハッキリと正確に、しかも表情豊かに打つようになりました。

手でカスタネットを打つだけでなく、体を大きく動かしたり、膝を曲げたり伸ばしたりしてリズムに乗りながらカスタネットを鳴らしたり。

今日は、いつの間にかSちゃんが幼稚園で習ってきた(?)リズム演奏へと流れていきました。

「タン、タン、タン!」と歌いながらたたいているSちゃんの声にメロディーがつき始めて。

アレ?これって、「さんぽ」のメロディーだね。「となりのトトロ」の...

それがわかったので、先生も一緒にそのメロディーを歌いながら、Sちゃんの振り付けをマネして、二人で声をそろえて歌いながら「さんぽ」のリズム合奏をしました。

「よいこのピアノ」ド、レ、ミ、の3つの音でできている課題曲をいくつか弾いて、それからやっぱり「なべ、なべ、そっこぬけ」です。

毎週、これはかならずやる。

先生と手をつないで、大きく振りながら歌ったり、ぐるっと回ったり。

今日はピアノで弾くこともずいぶん上手になって、この間まで半分までしか「できない」と言っていたメロディーを、今日は最後まで全部ピアノで弾くことができて、Sちゃんとてもうれしそうでした。

おうちに帰っても弾いてみてね。

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Lちゃんへ今年の抱負(先生の)

2021年01月19日 | レッスン日記(小中高生)

Lちゃん(小5):

年が明けて1月もなかばになりましたが、今日が今年の初レッスンです。

先週が今年最初のはずでしたが、珍しく風邪(?)でお休みでした。

久しぶりのレッスンだけど、どうかな。と思ったら、「アルフレッド・ピアノライブラリー」も「バーナム」もたくさん、全部しっかり練習してありました。

普段からよくピアノを弾いているんだなー、ということがわかるLちゃんですが、クリスマス、お正月、それに病欠(^^; と、ずっとお休みが続いていたにもかかわらず、自分でちゃんと練習しているのは感心だと思います。

お休みがあって「来週はレッスンに行かなくていい」となったとたん、「まだ練習しなくてもいいや」と練習を先延ばしにしてしまいがちですが(私はそうだったので(^^ゞ)、Lちゃんはそんなこと全然関係なく、一人で練習してるなんてすごい。

その成果は、ちゃんと指のタッチや表現に現れていて、小学生ながらかなり「こなれた」演奏ができるようになってるなあ、というのが、今日、本年度最初のレッスンでのヒバリ先生の感想でした。

今やっている「アルフレッド」の3も、もう終わりの方まで来ているので、今年はどんどんペースをあげて、さらにハイレベルなピアノ曲も弾いてもらいたいです。

今年は6年生だからね!期待。

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ジャズピアノは左手が大事!

2021年01月19日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

K子さん(大人):

いつもいつもやりたいこといっぱいのK子さん。

「今日はコレからやっていいかしら?!」と意気込んで広げたのは、「ジャズ曲集」の「A列車で行こう」です。

「この間、先生に録音していただいたのに合わせて弾いたら、なんかスゴくいいのよ~♪」

そう、生徒のみんなには「Youtubeとかをいろいろ見て、参考にしてみたらいいよ」と言ってあるのですが、どうしてもそういった動画はテンポが速かったりして、学習中の生徒には追い付いていけないことが多いです。

クラシック曲は、楽譜をよく見てきちんと音を取っていけば、ゆっくりながらも自分で練習することができますが、ジャズは、楽譜に書いてないノリを表現しなければいけなかったり、ヒバリ先生がしょっちゅう言ってる「暗黙の了解」が必要だったりと、慣れていない生徒のみんなは、楽譜を見ただけでは「雲をつかむよう」「取り付く島がない」と、お手上げ状態になってしまうこともあります。

お手本の音源がほしいところですが、ジャズは決まった楽譜というものがなく、Youtubeに自分が弾こうとする演奏がUPされてるわけではありません。

そこで、K子さんの弾いてるアレンジ楽譜の「A列車で行こう」を、K子さんが追い付いていけるように、ゆっくりのテンポで弾いて録音してあげたのでした。

「先生の録音に合わせて弾くと、なんかいい感じで弾けるの。・・・でも、自分一人になると、やっぱりダメで」

「そう? その録音のリズムをよーく覚えて、心の中で歌いながら、それに合わせて弾けば?」と言ってみるのですが、やっぱり一人になると甘えが出て・・・というか、弾けるところはどんどん走ってしまい、逆に難しいところやつっかえるところは 遅くなったり、いっぱい間が空いてしまったり・・・

「それじゃダメなのよ。いくら自分一人で、だれにも迷惑かけないといっても、甘えないで、テンポはちゃんとキープしないと。特にジャズはテンポが命だから」

そこで、まずは左手だけを徹底してきちんと弾けるようにレッスンしてみました。

クラシックや歌曲などは、どちらかというとメロディーが主役です。

ピアノを習っている人はわかると思いますが、常に先生から「右手のメロディーをはっきり弾きましょう」とか「左手は伴奏だから、音量は右手より控えて」とか「左手が強くならないように」とか言われていると思います。

ほとんどの場合、左手は「サブ」で「脇役」です。

主役より目立ってはいけないのです。

ところが、ジャズの場合、それとは逆。

リードをとるのは「ベース」つまり左手です。

コンボバンドなどの場合はまた違いますが、ピアノソロでジャズを弾く場合は、左手のベース、そして内声のバックリズムが演奏のリーダー的存在になって、曲のテンポやグルーブ感を率(ひき)いていき、右手のメロディーは、左手の流れに「乗せて」いくようなニュアンスになります。

極端に言えば、左手さえ完璧に弾けていれば、右手はフレキシブルでもいいのです。リズムとサイズさえ合っていれば。

考えてみたら、ジャズはクラシックとは反対のことばかりかも?!

・クラシック・・・まず右手から練習する。

 ジャズ・・・まず左手から練習する。

・クラシック・・・右手をしっかり

 ジャズ・・・左手をしっかり

・クラシック・・・楽譜を正確に再現する

 ジャズ・・・楽譜どおりじゃなくていい

そんな、クラシックピアノとは真逆のことばかりのジャズですが、慣れればこんな楽しいジャンルはありません。

クラシックだけやってきた人も、たまにはカタい理屈を置いといて、自由なジャズに親しんでみてはどうでしょうね。

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バーナム快進撃Rくん

2021年01月18日 | レッスン日記(幼児)

Rくん(年長):

先週にひきつづき、バーナムノリノリのRくんです。

今日は、グループ4の「側転運動」、「カエルとび」、「綱わたり」・・・など、運動の名前がついた課題をつぎつぎ弾いていきます。

課題にはそれぞれイラストがついて、運動の形やそれに合わせた曲のイメージをおぎなっています。

「6番は『すべり台』だよ。すべり台すべるみたいに、スラスラひいてよ」と先生。

「わかってるよー」と意気込んで弾き始めますが、あらら、あわてて音符よく見てないんじゃないの?

「左手、『ドシラソファー』じゃないよ?ドシラソ・・・最後は?」

「あれっ、ほんとだ。ファじゃない…」

「下から2段目の間の音は何だっけ?」と先生からヒント。

「あっ、ドだ。」

もう一度あわてて弾きますが、指番号を見ていないので、スムーズに弾けません。

「指番号みてごらんよ。ここで1の指を使うんだよ。・・・って、そんなジャンプするんじゃなーい」

「あっ、そうか、わかった!こうだ」

Rくん、ようやく1の指をくぐらせて弾くテクニックを思い出しました。

「大当たりー。弾けました!」

こうして、少々あわて気味のところはありますが、自分でやっていく!ということにすごい意欲と喜びを感じてるRくんです。

この分だと、「バーナム」来週には弾き上げちゃって、早くもつぎの本をもらうことになりそう。

つぎの本、用意して待ってるからね。

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コードネーム、C(シー)とCm(シーマイナー)はどうちがう?

2021年01月17日 | コード奏法

Tくん(小2):

先週、今年の初レッスンに来るはずでしたが、珍しく風邪を引いてお休みになってしまったので、今日がレッスン初めです。

「これ練習してきた」いつになく自信あり気に「バーナム」を広げました。それはすごい。

課題は「晴れの日とくもりの日の散歩」というもので、両手ユニゾンでハ長調のドレミファソとCのコード(晴れの日)、ハ短調のドレミ♭ファソとCmのコード(くもりの日)を弾く、というものです。

さっそく両手をそろえて弾いていきます。

自分で「練習してきた」というだけあって、楽譜の見方や指運びに真剣さが感じられます。

「『ドミソ』はCのコード。『ドミ♭ソ』の暗い感じのコードはCm(シー・マイナー)だよ」と確認。

「じゃあさ、こうやったら『マイナー』になるの?」Tくんが押したのは、今弾いたドから1音下がったシ、そして一番近い黒鍵を含む3つの鍵盤でした。

「うーん、これだと、ちょっと違う。マイナーってね、『黒鍵を弾く』っていう意味じゃないの。」

「え、どうして?」

「C(ドミソ)は明るい感じがするよね。そしてCm(ドミ♭ソ)は暗くない?これは、真ん中の音を『黒鍵にする』んじゃなくて、メインの音(ド)からの距離の違いなの。Cの場合、ドから次のミまでの鍵盤を白いのも黒いのも全部数えると、白、黒、白、黒、白、って5番目の音だよね。だけど、Cmの場合は、ドからミ♭までは 白、黒、白、黒、って4番目。」

「ほんとだ!」

「そして、ミまたはミ♭から つぎの音までの数が、Cの場合は4つ目、Cmの場合は5つ目になるの。こうして、コードの構成音が決まるから、いつも黒鍵が真ん中にくるとは限らないよ。たとえばDmは、レから数えて4番目、次に5番目の音でできてるんだけど、黒鍵は使わないよ」

「わかった!」

「じゃ聞くよ。さっきTくんが弾いた、シから始まるシ、レ♯、を使って、コードを完成させてごらんよ」

Tくん、ひとつひとつ鍵盤を押さえながら「1,2,3,4,5。1,2,3,4。」と数え、シレ♯ファ♯ のコードを作ることができました。

「そうそう。それでいいんだよ!じゃあ、このコードは何ていうコード?」

「待って待って!ラがAなんだから・・・A、B、C、D、E、F、G、A、B・・・Bだ!」

「大当たり~ すばらしい!」

理論派のTくんは、コードの仕組みをちゃんと理解してくれたようです。よしよし。

もう今年は3年生になるので、どんどん理論を勉強して、専門的な会話を交わせるようになってもらいたいです。

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ルパン三世、キメ手のリズムをかっこよく

2021年01月16日 | レッスン日記(小中高生)

Nちゃん(高1):

月3回レッスンのNちゃん、今日が今年初めてのレッスンです。

去年のクリスマス発表会では、ボサノヴァスタイルの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」をバックのドラムと一緒に弾いて、大人っぽく大好評でした。

発表会も済んだし、何やろうかなー、と考えて、たまにはこんな曲も、と選んだのは「ルパン三世」です。

たまたま教室にピアノアレンジ譜があったので、それを弾いてみることにしたのが昨年末でした。

今日は、冬休み明けだし高校生はいろいろあるだろうし、テーマ部分を弾くところぐらいまでかな・・・と思っていたら、アドリブ部分まで全部、一人で練習してきてあってびっくりです。

ふだん、Nちゃんはアレンジを中心にレッスンしているので、この「ルパン三世」の楽譜も、細部まで全部楽譜通りに弾かなくてもいいからね、と言ってありました。

楽譜のアレンジを参考にしながら、自分の思うように弾いたほうが伸び伸びした良い演奏になるし、あくまで楽譜は一般スタイルですからね。

そんなわけで、Nちゃんの演奏はとてもよかったです。Nちゃんらしいノリの良さで、かっこよく弾けていました。

でも、いくつか「コレは取り入れた方がいいよ」という部分があったので、それをアドバイスしました。

それは伴奏パターンの何か所かです。

1つは16(シックスティーン)ビートの揺れるようなノリの弾き方、

そしてもう1つ、アドリブの終わりのブレイクっぽい弾き方。

こういった曲によく使われるパターンなので、これはいただいておいて、今後自分で何かアレンジする時に、引き出しから出して使えるようにしておくといいよ、と伝えました。

「でも、やっぱかっこいいよね、ルパン三世・・・」

「そうなんですよー、吹奏楽でもみんなやったりする」

「ねえ、今度、JK3人でコレやるのどう?!」

「いいかも~」

JK3人、というのはNちゃん、Mちゃん(高1)、Sちゃん(高2)の3人トリオです。

去年のクリスマス発表会には、3人でジャズの「シング・シング・シング」を弾きました。

「いいよね。かっこいいじゃん?!」

「うん、かっこいい」

「キーボードでさ、バキュ~ン!バキュ~ン!とか入れて」

「キーボードならできますよね!」

みんなにも言ってみよう♪ 今年のJKは「ルパン三世」かも?!

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Rちゃん、自然体の音楽センス

2021年01月15日 | レッスン日記(小中高生)

Rちゃん(小4):

今年初めてのレッスンです。

去年1年間、ヒバリ教室の生徒たちはみんなよくがんばって、どの子もどの人もすばらしい進歩を見せてくれました。

そして、その中でも特に飛躍的に進歩した人を挙げて、と言われれば、私はまずRちゃんを一番目に推したいです。

「進歩した」というか、あるいは、本来Rちゃんが持っている音楽的才能が、表に現れてきた、と言った方がいいかもしれません。

Rちゃんがクリスマス発表会で弾いたソロ曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」でした。

勇ましく、ドラマチックで重厚な和音使いの曲です。

曲の構成やフレージングが独特で、ある意味大変難しい曲なのですが、Rちゃんの手の形やタッチがピアニスティックで、とてもいいことに気づいていたヒバリ先生が、あえてタッチを生かせるこの曲を強く推したのでした。

私がにらんだ通り、Rちゃんは「パイレーツ・オブーカリビアン」を力強く、生き生きと弾いて期待に応え、彼女の良さを存分に発揮してくれました。

また、今回は初めて、保育園生のちいさい仲間のために、ピアノ伴奏や打楽器伴奏という体験をしたのですが、ピアノの「スヌーピー」のバッキングのノリはバッチリ、そして打楽器「ギロ」のなめらかな音色も秀逸でした。

そしてオープニングの全員合奏では初めての鉄琴で、あっと驚くようなしなやかな手首のスナップを見せてくれました。

去年1年間で大躍進したと思うRちゃんなんですが、ちょっと残念なのは、本人がそのことにあまり気づいてないんじゃないかなあ、ということ(?)

今年初めてのレッスンの今日も、レッスン室のドアを入ったとたんに 先に来ていたCちゃんに「わっ!\(^o^)/」とおどかされて「ギャー-!」と叫ぶのもお約束通り、エレクトーンのサンバリズムに合わせて、Cちゃんと二人で踊りまくるのもお約束通り。

ま、変にプライド持ったりしないで自然体なのが、Rちゃんの良いところでもあるのでしょう。

今年も自然体で、だけど非凡な才能を惜しみなく発揮して成長してほしいと思っています。

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「エリーゼのために」指使いとフレージングのコツは「もち、もち、おぞうに~」

2021年01月15日 | クラシック曲

Cちゃん(小3):

「こんちはー。本、持ってきたよ」

今日が今年初めてのレッスンですが、先週、ひょっこり顔を出していたので、教室に来るのは2回目です。

持ってきたのは、おじいちゃん・おばあちゃんのお家にあったのをもらったというピアノ曲集です。

昔おばあちゃんたちが使ったものでしょうか。お正月休みに行ったときにもらったそうです。

「エリーゼのために」、「紡ぎ歌」など、昔からの発表会定番曲がいくつも収録されていて、Cちゃんはさっそく「エリーゼのために」を少し教わってきていました。

「はじめの所だけは弾けるよ」と、両手で「A」の部分を弾いてくれました。

「うん、ちゃんと弾けてるね」先生は言いました。

「ちゃんと弾けてるんだけどね、今聞いて、今年の目標が決まったよ」

「え、何、何?」Cちゃんは知りたがりました。

「それは!ここに貼っておこう」

先生は付せんを出しました。

「Cちゃんが書きたい~」というのでエンピツを渡して、先生は言いました。

「指番号を守ること!! コレだよ」

去年のクリスマス発表会で、初めてソナチネを弾いたときに、指番号を守らなくてどんなに苦労したか。でしょ?!

「うん、そうだったね。『指・・番号・・を・・・守る・・・』」

Cちゃんはせっせと付せんに書き込んで、「エリーゼのために」のタイトルの横に貼りました。

よしっ。今年は指番号を守ることが課題だよ。

なぜなら、的確な指で弾くことで、音の仕上がりがまったく違ってくるんだからね。

「たとえば」

先生は言いました。

「この、左手の伴奏、最初のAmの3つの音なんだけど。これを『ラミラ!』というひとつの言葉みたいに、一息で弾かないといけない。それには指使いをきちんとしたものにしないと、きれいに弾けないの。『ラミラ』という形に手を広げておいて、一気にラミラ!と弾いて手をスッと抜く」

Cちゃんはさっそく、「ラミラ!」の弾き方をやってみています。

「こういう区切りを『フレーズ』って言うんだけど、これは文章を読んだり話したりするのと同じことなの。たとえば、『今日、学校に行きました』って言うとするよ。よく聞いてみると、『行きました』の『ました』は、同じ強さで言ってないはず。『まーしーたー』じゃなく、『た!』!の音はスッと軽く言ってるはず。」

「そうだね!言葉に合わせるといいんだね」

Cちゃんはフレーズの抜き方に納得できたようです。

「それならさ、コレに言葉つけようよ。Rちゃんがやってたみたいに」Cちゃんが思いついて言いました。

去年のクリスマス発表会のとき、Rちゃん(小4)が「パイレーツ・オブ・カリビアン」に「味噌ラーメン、塩ラーメン、チャーシューメン、ギョーザ!」と歌詞を付けて見事に弾いたので、Cちゃんも「おもしろそう!」と思ってたようです。

「そうだね!それいいね。そうしよう」先生も賛成し、

「お正月だから『おぞうに』とかさ、おせち料理がいいよ」とCちゃん大はりきり。

さっそく一緒に歌詞を考えました。とりあえず冒頭の部分はこんな感じ。

♪ おもち、もち、おぞうに~

 くろまめ~ きんとん~

 もち、もち、もち、おぞうに~

 くろまめ~ かずのこ~

同じメロディーには同じ歌詞が入ります。

そして くろまめ! かずのこ! と自然な発音で言うのと同じように、ピアノのフレーズも自然体でスッ!と抜くのです。

なんだか真面目なベートーヴェンさんには申し訳ないような「エリーゼ」になりそうですが、演奏の方は柔らかなフレージングを目指せそうです。

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Mちゃん、全部暗譜でスタート

2021年01月14日 | レッスン日記(小中高生)

Mちゃん(小5)

毎回、満面の笑顔でやってくるMちゃん。

今年初レッスンの今日も、変わらずはじけるような笑顔です。

レッスン室に入ってピアノの前に座ったら、「はいっ」と閉じたままのテキストを2冊揃えて先生に渡しました。

「えっ?ってことは?そういうこと?」

「はい、そういうことです!」

大得意顔のMちゃん。

そう、Mちゃんが楽譜を渡すっていうのは、「もう暗譜しました」ってことなんです。

暗譜してるから楽譜はいりません。ちゃんと正しく弾けてるか、先生楽譜でチェックしながら聞いてください。

って、こういうこと。

お正月休みだったのにスゴいねー

Mちゃん、さっそく弾き始めました。

「アルフレッドピアノライブラリー」の「サーカスマーチ」。

半音階の練習のために入ってる課題なんだけど、ヒバリ先生個人的に大好きな曲なんだ!

多分、聞けば「聞いたことあるかも」と思う人も少なからずいると思います。

これ、ノロノロ弾いたんじゃ全然ダメなんですが、Mちゃんはヒバリ先生の大好きな軽快な感じをたっぷり表現して、元気いっぱいに

弾いてくれましたよ。

「わあ、イイじゃない!よく練習してきたねー」 

大絶賛されて、Mちゃんのニコニコ顔はさらに輝きます。

「これね、前半はサーカスの道化たちがジャグリングしながら出てくるような、ひょうきんな感じだね。そして後半は左手にメロディーが移って、しかもフォルテ。ブラスバンドたちが登場して、ブンチャカチャって盛り上がる感じにね」

強弱やイメージのニュアンスを伝えて、より一層、賑やかなサーカスの情景が見えるような演奏になりました。

もちろん合格の丸がつきましたよ。

「バーナム」のアルペジオ課題もよく練習できていて、Mちゃん、今年も優等生でのスタートです。

去年のクリスマス発表会で「エリーゼのために」を弾いて、一段階上のクラスに近づいた気持ちになれたんじゃないかなあ、という感じがしています。

今年はどんな成長を見せてくれるか楽しみです。

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今年の弾き語りレッスンは バッキングのパターンから

2021年01月14日 | 弾き語り

Kさん(メンズ)

今年初めてのレッスンです。

去年は クリスマス発表会でスティービー・ワンダーの「サー・デューク」を弾き語りしたり、ヒバリ教室選り抜き4ビッグ・メンによる「オール・アイ・ノウ(アート・ガーファンクル)」のボーカルを歌ったり、フィナーレの全員合奏ではベートーヴェンの第九の合唱をアレンジした「ジョイフル・ジョイフル」のボーカルソロを歌ったりと、ヒバリ教室トップボーカリストとして大活躍しました。

ボーカリストは一人なので、必然的にトップです...w

いや、ボーカリストが100人いても、Kさんのボーカルはトップです。

みんなに聞かせられないのが残念です。

で、今年は、そのすてきなボーカルをいっそう引き立てることができるように、ピアノもがんばりましょう。

初レッスンの今日は、いつものように音階やアルペジオやオクターブで指慣らしをしたあと、ちょっとしたバッキングパターンを練習しました。

去年の終わりに、16ビートのバッキングパターンを練習したので、今日はスローロック、とかスローバラード、とか言われている、ゆったりした4ビートの左手ベースに右手で三連符のコードを連続してつけていくパターンをやってみました。

Kさんはリズムセンスがとても良いので、少し練習したらリズムに乗れるようになってきたので、エレクトーンでオートリズムを出して合わせてみました。

できるできる。ちゃんとリズムに合わせて、スローロックのラウンドコードができています。

ベースを少しメロディックに、コードとコードのつなぎ部分に音を加えます。

これもOKだ。

最後は、エレクトーンの自動伴奏 + Kさんのピアノバッキング の上に、ヒバリがエレクトーンで即興演奏をつけて、ゴージャスなセッションが完成しました。

よしっ、この調子で、リズムパターンをたくさん使いこなせるよう、がんばっていきましょう。

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Rくん、バーナムガンガンいきます♪

2021年01月13日 | レッスン日記(幼児)

Rくん(年長):

今年初めてのレッスンです。

去年は目覚ましい集中力で楽譜やピアノ奏に開眼し、暮れには「うたえる!ひける!ピアノ曲集」を奏破して「バーナムミニブック」をもらっていました。

コレがまた、理論派のRくんにはピッタリなテキストなのです。

1曲ずつの課題は4小節と短いので、集中時間の短い小さい生徒でも無理なく取り組めます。

紫色の表紙の「ミニブック」は、今まで「うたえる!ひける!ピアノ曲集」で慣れている「中央ドを中心にして左右の手を対称に置くポジション」での楽譜なので、読みやすく、それでいながら、ピアノ奏法に必要なテクニックが少しずつ、次々と盛り込まれているので、効果的にテクニックを身につけていくことができるのです。

去年から一段と成長したRくん、乗りまくりで次々と課題をこなしていきます。

見知らぬ音符や記号に迷ったり弾き方がわからなかったりした時も、先生が説明し、一緒に弾いて応援してあげようかなー、と思う間もなく、先生の手を押しのけ、「こういうこと?」「あっ、わかった、こうだ!」と一人で危機を脱出することに大きな達成感を得ている様子。

今日は「グループ2」に始まり、「グループ3」の12曲も全部弾いてしまいました。

それらの中にはスタッカート&レガートのタッチあり、音階の指くぐり(クロッシング)あり、シャープ♯あり、フラット♭あり、臨時記号あり、コードネームあり、マイナーコードあり、と テクニックやその名前も容赦なく続出してくるのですが、Rくんなら大丈夫だと思うので、記号名もその役割も、手加減なくその都度全部伝えています。

バーナム、たった4小節の課題で、初心者でも無理なく理解でき、それでいて十分にワクワクできるスリルと「ピアノを弾いてる!」という達成感も得られる。

ほんとによくできてるテキストだと思います!

Rくん、この間この本もらったばっかりなのに、もう半分以上クリアしちゃったね。

この調子で、今年1年やっていったら、すっごい上手になっちゃうかも?!

どこまでいけるか、楽しみだ

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Kちゃん ピアノ習って丸1年たちました♪

2021年01月13日 | レッスン日記(幼児)

Kちゃん(年長)

今年初めてのレッスンです。

そしてもう一つ。

Kちゃんは去年の1月にヒバリ教室に入ったので、ちょうど丸1年たちました。

今日からは2年目。

「ピアノ2年生」となるのです。

うわー、早いもんだねー。

1年経ったKちゃん、本当に成長したのを感じます。

新しくもらった「たのしいピアノレッスン」の本を開いて、1つ1つ、曲を弾いていきます。

今までの「うたえる!ひける!ピアノ曲集」では、両手を使ってメロディーを弾いていくスタイルでしたが、これからは、左手が少しずつ伴奏パートを弾くようになっていきます。

右手と左手で2つの違うパートを分担しつつ、両手のバランスとアンサンブルをちゃんとやっていかなければいけません。

「ほかほかパン」「ほたるこい」「たんぼのなかのいっけんや」など、右手と左手のタイミングを合わせながら弾くパターンも、Kちゃんは迷わず弾けたし、メロディーを弾く指のタッチも滑らかでピアノらしくなってびっくりです。

今日からまた新しい1年。

どんなに上手になれるかな

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Mちゃん(年長) 初レッスン。楽譜にインデックスが

2021年01月13日 | レッスン日記(幼児)

Mちゃん(年長):

新年初めてのレッスンです。

「ママが、これ貼ってくれた」とMちゃんがテキストを出したのを見たら、ページの小口に カラフルなインデックスがきれいに並んでいました。

「まだやってない曲がわかるようにって…」

うわー、きれいに貼ってくれてる。

「なるほど!これなら、どの曲がやってないかすぐわかるね。ママ、いいアイディアだね!」

「うん!」

「じゃ、さっそくやろうよ。どれどれ」

インデックスに沿ってパッとページを開くと…

「たきび」だ。

そうか、Mちゃん知らない歌だって言ってたし、大体「たきび」の意味さえピンとこないだろうし、ト長調だし…ってことで後回しにしてた曲だ。

だけど、Mちゃん、もう発表会も出たし音符にもしっかり慣れたし、きっと大丈夫だよね。やってみよう。

まず、歌詞を見ながら歌を歌ってみて、それから手拍子でリズムうちもやってみたら、すんなり出来たので、これならピアノも大丈夫そうってことで弾いてみました。

大丈夫、バッチリ弾けます。

「知らない歌でも上手に弾けるね。弾けた曲には丸をつけよう」

先生はインデックスのタブに赤エンピツで丸をつけました。

「これで、『この曲はすんだ』ってわかるよね。じゃ、コレの貼ってある曲、どんどんやっちゃおう。全部弾いちゃおか?!」

「うん!」

と勢いづいて、インデックスを開きながら「こぎつね」、「こいぬのマーチ」…と次々弾いていき、6曲貼ってあったインデックスには全部丸がつきました!

できたできた。ぜーんぶ丸だね!

Mちゃん、ずいぶん読譜力がアップして、知らない曲でも楽譜さえ見ればすぐ弾けるようになっていることがわかります。

今年はぐーんと上達しそうだね!

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Sちゃん(年少組)新年おめでとう

2021年01月13日 | レッスン日記(幼児)

Sちゃん(年少):

新年初めてのレッスン。

元気いっぱいにやって来ました。

去年の終わりの頃、新しく「よいこのピアノ」と「わーくぶっく」をもらって、少しずつ弾いていたので、今日はさっそく、本を開いて音符を見ながら弾いていきました。

「ドのおけいこ」、それから「ドとレのおけいこ」、と、次々練習曲が並んでいます。

前は「かわいい絵のところがいい!」と、気まぐれにページをめくったりしていましたが、今日はそんなことも言わず、じっと楽譜を見ながら順々に曲を弾いていきます。

1曲、1曲、ページを進めて、先生から「次のはどう?」と聞かれると「やる!」と言って1つも飛ばさず弾き進め、「ド」と「レ」の練習曲は全部弾いてしまいました。

「ミのおけいこ」に入ったところで、さすがに疲れたか「今度にする」と言って終わりになりましたが、新しくもらった本も、もう半分くらい進んじゃったね!

最後に「なべ、なべ、そっこぬけ」を楽しく弾いて「じゃ今日はおしまいね。また来週ね」と終わりにしようとしたら、Sちゃんがあわてたように「爪切らなきゃ!」と言いました。

そうだ。Sちゃん、レッスン前にレッスン室で見つけた爪切りのことをずっと覚えてたんだね。

今日、レッスンを始める前出席シールを貼ってる時に、Sちゃんがテーブルの隅にあった「スヌーピー」を見つけ、「これ何?」と聞いてきました。

それは、スヌーピーの形をした爪切り。

たまに爪を切るのを忘れてレッスンに来た生徒のために、レッスン室には爪切りを置いているのです。

「爪切りだよ。ほら、こうやって広げて、パチン!って切るの。そうして終わったら、またこうやって畳んで、おしまい!ね?」と説明したら、Sちゃん目を輝かせ、「Sちゃん爪切る!ほら、爪伸びてるから」と、全然伸びてない爪の両手を広げました。

「いいよ、切らなくても。爪伸びてないじゃない」

「この指だけ伸びてるよ。ほらね」

どうしてもスヌーピーの爪切りを使ってみたいSちゃんが熱心に言うので、それじゃレッスンが終わってからね、と約束していたのでした。

「そうだ、爪切るんだったね」

そこで約束通り、「伸びてる」1本の爪を、お迎えに来たお母さんにお願いしてパチン!と切ってもらい、ようやくレッスンがおしまいになりました。

めでたしめでたし。

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バッハインベンションとジャズピアノ

2021年01月12日 | レッスン日記(大人)

K子さん(大人):

大人の2021年一番乗りです。

去年は大好きなバロック曲のほか、ジャズピアノに挑戦したり、下北沢駅前の「街ピアノ」に通ったりと、パワー全開でしたが、年が明けてもそのパワーは変わりません。

レッスン初日の今日、さっそく「バッハインベンション」を開き、「冬休み中に3曲、練習しようと計画したけど、これしかできなかったわ~」と13番(イ短調)を弾きました。

「調号が少ない順にと思って選んだけど、難しい!」と言いながらも、しっかり弾けています。

ただ、今のうちはもっとゆっくり、確実に弾いていかないと、フレーズや指使いがあいまいなまま、なんとなくぼやけた仕上がりになってしまいます。

バッハの場合、モチーフとなるフレーズが右手、左手、あちこちに出現する面白さがあるので、それをはっきり出してなんぼ、なのでね。

速くすてきに弾きたい気持ちはわかるんですが、ガマンしてていねいに練習しましょうね。

それとK子さんはもう1曲、ジャズ曲集から「A列車で行こう」も弾いてきていました。

「おっ、これは・・・」

K子さんの演奏を聴いて、ヒバリはびっくりしたのは、その「左手ベース」です。

練習し始めたばかりで、譜読みもリズムもまだまだの段階ですが、左手のベースが、深みというか重みというか、シブみというか・・・?

なんか、すごくいいジャズっぽい音色なのです。

K子さんは無意識なんだけど、偶然というか、とにかくジャズベースの音色にとてもよく似合うタッチなのでした。

「コレいいよ。すごくいい。これで弾けたら、すごくすてきなジャズになる!」

新春早々、「いいもの見っけ!」と思ったK子さんのジャズピアノでした。

よーし、今年はがんばって、ジャズのいい味出せるように練習していきましょう。

楽しみ♪

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