なんだか季節外れのものを読んでいる。
(のには、まぁ理由があるのだけど)
小学校6年生の夏、
3人の少年は近所に住む一人暮らしのおじいさんを観察しはじめる。
”人が死ぬところを見たい”から――。
『夏の庭』。
ずっと読もうと思いながらタイミングが来なかった一冊。
やがて、少年たちとおじいさんの間に交流がうまれ、
おじいさんと過ごす時間はとても大切なものになっていく。
しかし、別れはやってくる。
おじいさんの突然の死。
そして、中学進学を前に3人もそれぞれの道に分かれていく。
なんていうか
少しずつ強くなっていく子どもたちの姿とか
王道の児童文学の展開なんだと思うけど、
それがやっぱりすごく良くて
泣けるけど読後感がすっきりする。
こういう物語はいいなと思う。
ただ、私自身を振り返ってもそうだけど、
祖父母との距離感って複雑だなと。
作中の山下少年も、自分のおばあちゃんとは
小さい頃に会ったきりで
お葬式に出ても悲しくなかったのに、
赤の他人だったおじいさんの死には号泣する。
他人だから成立する関係だったのか
祖父母とももっと違った関係を築けたのかとか
ちょっと考えてしまったな。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
2月24日(土) 義太夫体験教室@一心寺・南会所
2月25日(日) 三味線三昧@京都・天Q
3月2日(土) 瑠璃の会@国立文楽劇場・小ホール
►演奏依頼 承ります
ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
こちらからお問い合わせください
長野まゆみ『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』。
『銀河鉄道の夜』は何度か読んでいるのだけれど
謎めいている印象がある。
わかったような、わからないような、感じがする。
『銀河鉄道の夜』は何度も改稿が加えられ
完成形となる前に作者が死んでしまっている、
そのせいもあるかもしれない。
初期の原稿、そこから削られたもの、書き足されたもの、
『春と修羅』など他の作品にも出てくる言葉やイメージ、
宮沢賢治自身の人生に起こった出来事、
などを踏まえて『銀河鉄道の夜』を読み解いていく、
その途中に時折、「中原宙也」なる人物が割り込んで
世間の宮沢賢治のイメージとは異なる姿を語る。
中原中也と宮沢賢治。
それは私にとって新しい発見だった。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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読書録。
戦後、広島から上京し、広告代理店で働く有紀子を中心に
章ごとに過去と現在が行き来し、語り手も入れ替わる。
母を亡くしたばかりの有紀子の悲しみと
かつて原爆で亡くなった人たちを今も思い続ける人々の語りが交錯する。
子どもの頃から戦争文学みたいなものはずっと避けてきた。
あまりにも悲しくて
それが怖ろしく思えて。
でも、目を背けてばかりではいけないのだと
最近は思っている。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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有名ですよね、
フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』。
はじめて読んでみました。
でもダメだった。
主人公が軽薄で軽率で勝手な女の子にしか思えなかった。
まぁ、そういうこともあります。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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読書記録。
ちょっと珍しく海外小説。
アントニオ・タブッキ『レクイエム』。
7月最後の暑い日曜日、
「私」はポルトガルの町をあちこち訪ね
23人の人物に会う。
その中には、死んだ友人や若い頃の父など
この世にはいないはずの人たちもいる。
とても不思議な雰囲気の小説だった。
たった1日で23人もの人に会うのに
慌ただしさなどはまったくなく、
ずっと夢の中を歩いているような捉えどころのなさ。
謎めいた人物や意味深な言葉も出てくるが、
最終的に何かひとつに繋がる、というような話でもない。
夢と現実、この世とあの世の境界をふわふわと漂うようで、
一方、飲み食いする場面がやたらと多く
それはくっきりとした実体感をもって描かれている。
そのコントラストも不思議で、
だからこそ、すべてが夢とも、すべてが現実とも見えない。
海外小説を読むには
それなりのスキルが必要なのだと
昔、先輩に言われたことがあったが、そうなのだろうか。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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「千静のうた絵巻ーゆきおんな」を
塚本邦雄的世界観と評してくださった方があり。
いや身に余る光栄でございました。
『詞華美術館』は各主題のもとに
和歌や漢詩、散文・小説や聖書の一部分などの言葉が
時代や国を超えて集められている。
その対象の広さ、連想の自在さに圧倒される。
いろんなものを読みたいと思ってはいても
なかなか追いつかない自分にため息が出てしまう。
これだけ引出しがたくさんあれば
目眩く世界が作れるだろう。
でも、こんなふうに
全然関係のなかったものを一つのキーワードで
結びつけて並べていく、という発想は
うた絵巻に通じるところがありますよね。
ちょっと我田引水が過ぎますか。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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1月17日です。
今年は何よりもまず能登の被災地のことが思われます。
私はまずこちらに寄付しました。
▶日本赤十字社
毎年、阪神大震災から東日本大震災の時期にかけて
震災をめぐる本を集中的に読んだりするのですが、
去年の終わり頃から
宮澤賢治にまつわる本を何冊か読んでいました。
作家・古川日出男が読む宮澤賢治。
古川日出男は福島出身で
あの震災後、福島を舞台にした作品もいくつか発表している。
彼が読む宮澤賢治の五つの詩。
「永訣の朝」や「無声慟哭」は妹とし子の亡くなったときに
書かれた作品として有名であり、
他の人の朗読も聞いたことがあったけれど、
長編詩「青森挽歌」に圧倒された。
そこには、悲しみだけではなく
若い妹を奪っていった運命への怒りも感じられた。
思っていたより若い感じの声だったけれど
とし子が亡くなったときの賢治もまた若かったことを思うと
その勢いが合っているのかもしれない。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
1月21日(日) 義太夫体験教室@一心寺・南会所
2月24日(土) 義太夫体験教室@一心寺・南会所
2月25日(日) 三味線三昧@京都・天Q
3月2日(土) 瑠璃の会@国立文楽劇場・小ホール
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意外?なことに
今回の”うた絵巻ーゆきおんな”制作で
いちばん面白かったのが絵本『あたし ゆきおんな』。
たとえば、村上春樹とか東野圭吾みたいな
ベストセラー作家の名前は誰しも知っているところだけれど、
児童文学作家というのは一般にはあまり知名度がない。
でも、この作家の本なら絶対ハズレなし、という作家が結構いて、
富安陽子もその一人である。
詳しくはこちらへ。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
12月19日(火) 千静のうた絵巻 vol3.-ゆきおんな@道頓堀並木座
12月27日(水) 三味線三昧@京都・天Q
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”うた絵巻”制作にあたって
とくに今回は、いろんな資料をあたりました。
前回の「月と六ペンス」は
ストーリー自体は原作そのままに進めていけばよくて、
そのストーリーに古典曲をどう入れ込めるか、が
いちばん悩みどころでした。
「雪女」は元々がとても短いお話で、
でもその中にいろいろ、腑に落ちないところがある。
その引っかかり、どうしてこういう行動になったのだろう、
というのを自分なりに説明できるようにしたくて
いろいろ読んで、想像を広げていきました。
その過程を創作ノートとして公開していきます。
2日目の今日は、『「雪女」、百年の伝承』をご紹介。
「雪女」は日本の民話をもとにした小泉八雲の再話、ではなく
実は小泉八雲の「雪女」が”民話”として語られていった、というお話。
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►活動予定
12月19日(火) 千静のうた絵巻 vol3.-ゆきおんな@道頓堀並木座
12月27日(水) 三味線三昧@京都・天Q
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読書記録。
このタイトルから
私などはすぐに東北を連想してしまうわけですが、
姜信子と山内明美との往復書簡で話題にのぼるのは
東北にとどまらず、水俣、沖縄、朝鮮、、と広がっていく。
往復書簡は”復興五輪”とうたわれた東京五輪が近づく2018年に始められ、
思いがけないコロナ下に続いていく。
水俣の問題にたびたび触れられるのだけれど、
偶然、私はコロナ下に『苦海浄土』を読んでいて
その時、水俣と福島の相似に愕然としたのを覚えているが、
同じようなこともっと度々起きているのだ。
個人的に、とても興味深かったのは宮沢賢治の話で、
私が子どもの頃から抱えている
宮沢賢治への漠然とした違和感のようなものが
うっすら言語化されたように感じた。
それは、宮沢賢治の言葉そのものではなく
その意味合いを読み替えられてしまったことへの
拒否反応だったのかもしれない。
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►活動予定
10月14日(土) 岡崎ワールドミュージックフェスティバル
10月28日(土) 娘義太夫豊澤住造一門の会・乙女文楽と娘義太夫の会
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谷崎潤一郎を読んでいる。
彼の作品には、地歌や上方舞が時々出て来るのだけれど
この文章の中で問題にされているのは義太夫である。
合邦とか鮨屋について、ストーリーがあまりに無茶苦茶だと
散々な言われようである。
ご指摘ごもっとも、ではあるけれど
正直、私は時代物のストーリーの強引さは
ある種のファンタジーだと思って受け止めている。
現実的でないのは仕方ない。
むしろ、私が受け入れがたいのは世話物の方だ。
なぜ、その男と心中しようと思えるのか。
ほとんど理解できない。
つまり
今度の新口村の忠兵衛も
あの短い20分くらいの詞章だけでも
つくづくダメな男であることがわかってイラっとする。笑
話としては確かに有り得ないけど
政岡忠義の方が断然いいなと思うのである。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
9月19日(火) 千静のうた絵巻 vol.2@道頓堀ミュージアム並木座
9月29日(金) 三味線三昧@京都・天Q
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しゃれたタイトルだなぁと
前々から思っていた『月と六ペンス』。
死後、天才画家として評価されるようになった男について
”私”が回想する物語。
月は芸術への情熱、六ペンスは世俗的なものの象徴らしい。
この画家の男、およそ普通の人とは感覚が違いすぎ、
人のことも己のこともまるで構わず
誰が傷つこうと誰が死のうと
ひたすら絵を描くことに情熱を傾ける、
できれば身近に関わりたくはないタイプだけれど
どこか憎みきれないところもあって、
一気に読んでしまった。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
7月17日(月祝) 三味線三昧@京都・天Q
7月21日・22日 はじめての義太夫!体験教室@高津宮
7月29日(土) 義太夫体験教室@一心寺・南会所
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あーそういえば、旅というような旅、してないなぁ。
そろそろ東北、行きたいねぇ。
佐々木幹郎『旅に溺れる』を読む。
取材や調査したことのうち、文章に書くのは20パーセント、
知っていることの80パーセントは書かない、
というくだりを読んで、驚くとともに納得。
文章ではないけど、
私も3月の人権講座で話したことは
そのために読んだ本の20パーセントもないぐらい。
そして
今日は、新曲の歌詞を一連削ることにした。
佐々木幹郎といえば
二代目高橋竹山先生と震災後の東北を歩いた
『東北を聴く』も大変良いので是非。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
5月7日(日) GW Special Live @京都・天Q
5月31日(水) 三味線三昧@京都・天Q
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明治以降の日本の西洋音楽受容に関心があります。
音楽取調掛の唱歌教育が中心に取り上げられることが多いですが、
官主導の西洋音楽受容とは別のルートで
ギターが日本に広がっていく過程を追った本を読みました。
日本において、ギターがずっと庶民の楽器だったというのは
やはり庶民の楽器であり続けた三味線と通じるものがあって
面白いなと思いました。
また、”日本人によるギター作品”、”日本人にしか書けないギター曲”
というものを目指した人々の話も興味深かった。
音楽取調掛も初めは、新しい国楽の創作というような目標を
掲げていたけれど、いつのまにか消えてしまった。
それは、西洋音楽に日本人がなじんでいくにつれて
邦楽が遠くなって、”日本的感性”みたいなものもまた
意識されなくなっていったということなのかもしれない。
さて、ギターが日本人にとってこれほど身近になって、
庶民の楽器だった三味線が遠いものになってしまった今。
もう一度、三味線を取り戻すにはどうすればいいのかと考える。
私は、今の感覚でギターを弾くように三味線を弾けたらいいなと思う。
それはコードを弾くということでは勿論なくて、
奏法としては伝統的なものをベースにしつつ
でも、もっと自由に唄ったり弾いたりできたら楽しいなと思う。
古典に対するリスペクトは持ってるつもりだけれど、
私がやりたいのは、そういうことなんだろうなと思っている。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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道成寺にまつわるものは
かなり目を通してると思うのですが、
また新しくこちら。
長谷川時雨の『清姫』。
安珍清姫の話って
どうしてもスポットが当たるのは清姫の方だと思うし、
私が作るときも清姫の視点になってしまう。
そのとき、安珍が何を思い、考えていたのか、は
スルーしてしまいがち。
一方的に愛されて殺された気の毒な人、でおしまい。みたいな。
それが、この『清姫』では
安珍の気持ちも結構描かれている。
清姫に運命的に惹かれるものを感じながら
それまでの自分の修行を捨てることにも迷いがある。
かなり珍しい安珍像ではないかと思う。
さて、そろそろ6月の舞台に向けて
曲を絞り込んでいかなければなりません。
まぁやっぱり今回も薄ら寒い道成寺になりそうです。。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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