Art Dance ★ SAFARI vol.3

終了しました～～


ＥＮ「道成寺‘０８」で参加させていただいた今回のイベント。

そもそも、なぜ道成寺をやろうって話になったかといえば、
去年のウイングでの道成寺のラストの唄を使おう、というのが発端でした。

しかし。

できあがってみれば、結局、新しいテーマソングが完成・・・。
今回、オリジナル超弦にチャレンジしてしまったので、
普通の二上り調子で弾けなくなっちゃったんですよねぇ。
で、今回は、ストーリーも原作に近く、蛇はもちろん、鐘も出てくる。
というわけで、歌詞は謡曲「道成寺」と「三井寺」の鐘尽くしから引用しました。
ラストでは、舞台上で初めて小梅さんとツーショット☆な演出があったり。
10分間なのに、いろいろ凝ったものになりました。
さらに、照明にすっかり乗せられてしまって、
いつもは安珍のセリフのシーンとか、音量落としてたのに、
場当たりからノリノリでいってたり（笑）

何より。今回、なんと、白塗りデビューを果たしてしまいました！！
おまけに、衣裳が白紋付だったので、怖さ倍増（笑）
昔、三味線教室に通ってた頃に買わされた着物なんですけど、
意外なところで再利用です。


本番は４時間近いステージとなり、
本当に盛りだくさんで、楽屋にいるだけでも不思議な感じでした。
私、こんなとこに混じってていいのかしら、みたいな。
人のステージは刺激にもなるけれど、
あぁ私なんかまだまだやなぁ、、と凹むことも多いです。


ところが。

なんと、楽屋で次の公演が決まってしまいました。
７月７日。

……って、もうすぐやん！？

北へ東へ 南へ西へ。

元気が出ません。
掻き集めようにも、どこにそんなものが残ってるのかも分かりません。
毎日毎日、営業スマイル張り付けて、優しい声作って、
睡眠不足で、やりたいこともできずに、
そんな日が止どめようもなく延々と繰り返されて積み重なって、
今あるものを一つずつ失くしていって、最後には自分も死んで…
ぞっとする時間の無情さ。



でも大丈夫。
知ってる。
これは禁断症状。
ゆえの戯言。


ところで、最近のマイソングは「Mannequin Village」。
「友情も愛情もたまにゃ壊れる」ってフレーズが大好きです。

そうなんだよ。
壊れたって構わないさ。後悔だってしないさ。
行くぞ。川崎。高知。仙台。
彼に逢いに。

白雪姫。

何の自慢にもなりはしませんが、寝起き最悪な人間です。

今朝も、ぼーっとしてたのでしょう、
リンゴをほとんど噛まずに飲み込んでしまって、
喉が痛いっ！！
一口サイズであっても痛い！



たしか、
白雪姫って、
毒リンゴをきちんと咀嚼してなくて、
何かの拍子に飛び出して目覚めた…んじゃなかったかしら(笑)？

再びの道成寺。再びの一心寺。

というわけで、現在、

次回作「道成寺」in一心寺シアターに向けて稽古しています。

道成寺は、１年少し前にＥＮの第一回公演でやって以来、

一心寺は、２月のサロメ公演以来です。

なんだか、どちらも遠い遠い昔の話のような気がします。

紆余曲折を経て（笑）、また新しい道成寺に挑戦しています。

フライヤーを見てるだけで想像が膨らむ多彩な出演者にどきどきしながら。

ＥＮのステージも楽しみです。

10分間という短いステージではありますが、かなり凝縮されたものができそうです。

 

　　　　Art Dance★SAFARI vol.3 　　Gypsy Road

　　　

　　　　2008.6.29.Sun. ＠一心寺シアター倶楽

　　　　open 15:30～　start16:00～　4,000

　　　　　　　　チケットお問い合わせは　BLUE ROSE Dance Project

　　　　

　　　　毎回、大盛況となっているダンスコラボレーション公演も３回目となりました。

　　　　今回も、フラメンコ・インド舞踊・タップダンス・マイム・ベリーダンス・

　　　　コンテンポラリーダンス・日本舞踊・中国舞踊・創作舞踊・花電車・

　　　　金粉ショーetc.と豪華な顔ぶれです。

　　　　初の試みとして、ジプシーのルーツを題材とした舞踊劇を上演いたします。

　　　　多彩なプログラムをどうぞお楽しみください。

　　＜出演＞飯干未奈、ヨーコ、ＥＤＤＹ吉野、ＳＯＦＩＡ、

　　　　　　MooNootim、いいむろなおき、舞踏派詩人マーベラス、

　　　　　　新世界ゴールデンファイナンス、tAma.、

　　　　　　藤崎小梅＆山本拓平＆万響（ＥＮ）、

　　　　　　マユリ・ユキコ、伊達ちづ子、大阪ヤラヤラ会、

　　　　　　カンテ奥林秀晃、tAma.連、Dance Company BLUE ROSE

再び道成寺。

今月は再び道成寺に挑戦です。

前回の道成寺から、実はまだ一年ちょっとしか経ってないんですよねぇ。

もう、３年ぐらい経った気分(笑)

今から思えば、いろいろ不完全な出来だったかもしれませんが、

それでも、去年の道成寺公演は、私にとっての一つのエポックになったと思います。

自分がやりたかった新しい何かが見え始めた作品でした。

それはつまり、三味線という楽器の可能性を見たいということ。

三味線と唄で、どこまで表現できるかに挑み続けること。

私は、津軽三味線が大好きです。

あの音色に惹かれて、三味線を手にした。

でも、三味線は津軽だけじゃない。

世の中の人はみんなして違うジャンルの楽器と洋楽チックなセッションしてるけど、

使ってる手は、あくまでも津軽のイディオムの範疇がほとんど。

響喜だって、同じことだと言われてしまえばそれまでだけど、

道成寺に参加してから、津軽以外の三味線のエッセンスを

どうしたらうまく取り込めるか考えています。

そこで、今度は、義太夫の低音の音色に近づけつつ、

高音の津軽の響きは残しつつ、

勝手に調弦を作ってしまいました(笑)。

それだけで、全然違う音の動きが生まれます。

邪道かもしれないけど、私はちょっぴり自分のセンスを信じたくなりました。