基礎を大事に独稽古の期間、と思って
津軽ものを弾くとき、
いつもよりゆっくり丁寧に弾くことを心がける。
ひとつひとつの音を大事に
スクイもハジキも
流さないで
弾く。
ときどき、ライブの録音とか聴いて
自分で自分の速さに吃驚するときがあるけど、
もっと落ちついて唄った方がいいのにな、と
我ながら思ったりする。
手踊りの地方をやって
とくに最初の頃はその速さに全然ついていけなくて
常に頭のどこかで速く弾かなきゃと思っている節がある。
でも、これだけ長くやっていれば
昔よりは手も回るようになってきたはずだし、
実は踊り子ゆっこのスピードも落ちてきてるようだし(笑)
いや、そうじゃなくて
私もゆっこもタメて見せるところを覚えてきたはずで(笑笑)
とにかく、ひとりで弾くときには
もっと落ちついて弾きたいと思う。
思うのに、速さが体に染みついてしまって
逆に、抜くのが大変になってきているみたいだ。
今日は少し、テンポを落として
じょんから新節にじっくり取り組めたかな。
だいたいが、津軽三味線だから早弾き、というわけでもないし、
速いからいい、というものでもない。
三味線だって、うたう。
そういう演奏をしたい。
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ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
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大阪の小劇場、ウイングフィールド。
存続のための支援のお願いをSNSで見かけました。
ウイングフィールドは
2007年にENで「DOJYOJI」を上演した場所。
「DOJYOJI」は私にとって本当に大切な作品のひとつで
いろんな意味で転機となった作品でもあります。
そして、この作品を通してたくさんの縁が生まれました。
そういう経験のひとつひとつが
今現在の私自身を作っている。
それが、どんどん壊されていこうとしている。
今の私を生かしてくれている場所に
今、私ができることはどれくらいあるだろうか。
もちろん、支援を必要としている場所は
ここだけではない。
でも、正直な話、たくさんありすぎて
とても個人レベルではすべてには応えられないし
求められるべきことでもない。
自粛が長引くうちに
本当に各所から悲鳴があがってる。
音楽や演劇に関する所だけじゃない、
今問題になってるけどパチンコだってそうじゃないですか。
ちゃんと補償があればいいことなのに。
もう、怒りや悔しさや無力感で、ぐらぐらです。
あーーダメだ、まとめきれない。
つらいな。
できることをできるかぎり。
それしかないんだけど。
足を引っ張り合うんじゃなく、でも、黙らずに。
みんなでサバイバーになろうね。
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文楽の鶴澤清介師匠が紫綬褒章を受章されました。
こんな日々の中での吉報。
おめでとうございます。
それにしても…
去年の住造一門の会でお聞きしたときも思いましたが、
ラジオから流れてきた義太夫節を聴いて
この道を志す、てすごい出会いですよね。
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外に行けない、ライブができない、
そんな状況で音楽や落語や演劇や
いろんな配信が花盛りです。
ひとつひとつの取り組みに
ひとりひとりの真剣な想いがあって
意味のないことなどひとつもないのだけれど
無料配信ばかりが盛んになるのは
不安な面もなきにしもあらず。
つまり、音楽や演劇が無料で見られるのが当たり前、
みたいになってしまうと、自らの首を絞めかねない。
そんな中、
中川敬さんが先日の京都でのライブを
ツイキャスで有料配信されました。
これ、すごくいいアイデアですよね。
見たい人、聴きたい人がちゃんとお金を払って
アーティストと会場に渡すことができて、
しかもリアルタイムで見れなくても
アーカイブで見られる、
なんだったら繰り返し見てもいい。
(アーカイブは5/2まで視聴可能です→詳細こちら)
映画でも想田和弘監督が
「仮設の映画館」という取り組みを始めました。
映画館を選んで、いつものように1800円払うと
自宅で映画が観られます。
ライブハウスや映画館を支援するには
物販やクラウドファンディングもある。
でも、それだけだと、繰り返してはなかなか支援できない、
いつもの鑑賞体験の延長でできる支援というシステム、
いいんじゃないかなーと思います。
(これならムダにTシャツばかり増やさないですむ!笑)
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本番に追い立てられない今こそ
普段、おざなりにしがちなポイントを
しっかり稽古していこうと心がけているわけですが。
思い立って、歌詞ノートを作ることにしました。
よく歌う唄は覚えていても、
たとえば「十三の砂山」の2番の歌詞なんだっけ?となったら
まぁいっか、1番だけやっとくか、みたいに流してしまいがちで
結局覚えられないので、これ1冊出しておけば
いつでも歌詞が確認できる!という虎の巻を
ぼちぼち作っていこうと思います。
書くからには
ちゃんと調べてから書こうと思ったら。
なんと、どうやら間違えて覚えていたらしい。
津軽タント節。
あまり唄わないけど、歌詞のひとつに
コラ爺っちゃも婆っちゃも若返り
という節があって、その続き、
どじょっこもフナっこも踊り出す
が正解のようだ。私ずっと間違えて覚えてたわ。
いきなり詞が変わると、全然唄えなーーい!
タント節の後半は、三味線を弾くだけでも結構難しい手なのに
三味線と全然関係なくセリフ言わなきゃいけないので
めっちゃ難しいんですよね…
当たり前みたいにやってることを
時にさらい直す、って大事なことだなと思います。
とくに、津軽三味線は独学自己流で長年やってるから
誰も指摘してくれないし、自分で気をつけるしかない。
別に、世間の津軽三味線のイメージで弾けるようになりたいとは
思っていないけど、元唄へのリスペクトは常に持ち続けたい。
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箏でバッハを演奏しているレコードがあるのは
学生時代から知っていたのですが、
レコードを聴ける環境になかったので
ずっと諦めていたら、
知らないうちにCD化されていたようで。
ピアノ弾きだった昔からバッハが好きです。
それも、組曲とかじゃなく、平均律が大好き。
和楽器アレンジできたら面白いかなーとは思っているのです。
和声ではなくポリフォニーというのは
何気に和楽器向きかもしれん、とか。
しかし、このアレンジ、
箏だけじゃなくてギターとかベースも入っていたのか。
ていうか、バッハにドラムいります…?
こうして聴くと、
箏と三味線は、やはり全然性格が違う楽器だなと思う。
箏はこういう音楽にもわりと馴染みやすいと思うけど、
ここに三味線を入れようと思ったら
ハードルは一段も二段も高くなると思う。
でも、その困難にこそ、超えたときの楽しみもあるというもので(笑)
「トッカータとフーガ ニ短調」とか面白かったから
挑戦してみたい。かも。
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だいぶ前にtwitterで見かけて
ずっと気になっていたカッパのエサ入れをゲット!
これ。
遠野の柳の下工房さんのトートバッグ。
ここのカッパのシリーズ、めっちゃかわいい。
今、注目のアマビエの絵馬も一緒に購入。
遠野市観光協会のwebショップで通販したんだけど、
カッパ・キャンディーがおまけに一緒に送られてきました。
かわいいものは癒し。
我が家のカッパひよこも興味津々。
今度、岩手に行けるのはいつになるのか分からないけど。
またきっと行きたいな。今はダメだけどね。
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先日、レコーディングに参加させていただいた
AOMORI KENJINさんの3rd Album『青森魂』が完成!
私が参加しているのは13曲目「アオモリノタマシイ」ですが、
最後の方で三味線を複数トラック重ねてあるところ、
すごくいい感じに仕上げていただいてます。
5月に予定されていたレコ発ライブは
残念ながら延期となりましたが、
いずれそのうちまた。
AOMORI KENJIN 3rd Album『青森魂』
14曲収録 ¥2,500(¥500募金含む)
Produced by AOMORI KENJIN
作詞・作曲・編曲 AOMORI KENJIN
Vocal & Guitar AOMORI KENJIN
Csjon & Chorus TOCHIGI GENJIN
Percussion 石原浩治
津軽三味線 itaru 椿紅静月
津軽笛 佐藤ぶん太
Keyboard あらい舞
ライブ会場での販売が待ちきれなーい!という方は
かみひとねっとわーく京都事務局
info@kamihito.net までお申し込みくださいませ。
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世間の皆さんがやっている動画配信とか
さらさらやる気になれないクセに
しばらく会えない友人たちと
ランチタイムにオンラインセッションすることになって
お遊びにギターを引っ張り出してきました。
高校時代は
フォークギター同好会に所属していて、
そのときに買った青いギター。
色もキレイだし、ネックが細めなのが重要ポイント。
もう何年もさわってないけど、
どうしても人に譲る気になれなかった子が
思いがけず陽の目を見ることになりました。
いや、全然弾けないけど
ちょっとした気分転換。
三味線の稽古は、これとは別にガチでやってますから。
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津軽三味線は
伝統的レパートリーが少ないので
定期的に全曲をさらうようにしています。
なんとなく、いつも同じ順番にやってしまうので、
最後のほうの曲は疲れてきて、いつもテキトーになりがち。
(たとえば、津軽三下り。
そんなことしてるうちに忘れてしまったよ、、)
そこで
曲名カードを作って
裏に書いてある曲を弾いていくシステムにしてみました。
トータルでのレベルアップを図ります!
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動画配信でもオンラインレッスンでもなく、
それは
髪を切ること!
いや、そんなに大流行でもないんでしょうけれども(笑)
長期にわたって演奏機会がない、
つまり、しばらく着物のために髪を結わなくてもいい、
この機会に髪を切るぞ!
みたいな人がちょこちょこいらっしゃるとか。
遅ればせながら
わたくしも流行に乗って髪を切りました。
とはいえ、一応、まとめられる長さはキープしつつ。
でも、これで日常生活では何もしなくてよくなったので
しばらく、まとめ髪頭痛から解放されます!
ゆるくまとめていても髪の重みで引っ張られるから
頭が痛くなってくるんですよね…
人それぞれ、いろんな悩みがあるものです。
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先のことはまだ全然わからない。
今度ライブができるのはいつになるのかも分からない。
今年の秋なんて、まだ無理なのかもしれない。
それでも
できないかもしれないけど
聴きたいからといって、オファーしてくれる人がいる。
すごいうれしいな。
がんばろう。
それは、あなたの希望だけではなく
私にとっての希望でもあるよ。
ありがと。
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ものすごく懐かしい写真を発掘してもらったので
記念にアップ。
2006年、茨木JACK LIONに響喜で出演したとき。
このときは、ゆっこ&直は手踊りゲストで来てもらってたので
メンバーではないんですけど。
まだこの頃は
スマホなんてもちろんなかったし、
携帯のカメラではまだまだきれいには撮れなかったから
現像してアルバムに貼ってあった。
私自身は写真撮るのが昔からヘタだし
撮るタイミングを常に逃すし、なんだけど
おかげさまでいろんな人が撮ってくれてるし送ってくれる。
あらためて感謝。そして、これからもどうぞよろしくです。
(自分で撮る気はさらさらないらしい。笑)
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さて
腹立たしいこと、不安なこと、かなしいこと、
いろんな想いでキリキリするけれど、
そればっかりでは本当に精神を病むので
しばらくやる気を失っていた三味線を引っ張り出す。
本番がないと稽古に身が入らないダメな性分に加えて
次々に予定が飛ぶダメージもあって
なぜか不要不急の製本作業に精を出したりしてたんだけど(笑)
そろそろ楽器を触ってみませう。
で、弾き始めたら
普通に集中できるし
弾いてる間は他のこと忘れるし
あ、これはちゃんと稽古する方が
いろんな面で良いなと思いました。まる。作文。。
動画配信とか世間のミュージシャンの皆さんは
いろいろ頑張っておられますが、
そこまで前向きになれなくても
私はとりあえず黙って研ぎ続けましょう。
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本当なら今日は
お花見クルーズで演奏、という
ステキなご依頼をいただいていて、
普段なかなか着られない良い着物で行きたいなとか思ってたのに。
今月は見事にスケジュール白紙になってしまいました。
まぁ、皆そうみたいだし、仕方ないけどね。
ライブ0の月なんて、もういつ以来か考えられないな。
本当なら今月もフル回転だったはずなのに…。
舞踊会の仕事と、
実は月末には、寺内タケシとブルージーンズのライブに
出演させてもらえる話もあったのになー。
そんな自分のことはさておき、
本当に政府のやることなすこと酷すぎて
怒りがたまっていくばかりです。
私だって、ライブハウスとか映画館とか
まずは自分がよく行くところから
わずかばかりだけど支援になることを、と思って
とりあえず着ないけどTシャツ買ったりとかするけど、
それって、なんかおかしくないですか。
個人が必至でアイデアを絞りだして発信して
それをまた個人のささやかな善意と好意で支え合って乗り切ろう、
みたいなことばかり聞こえてくるの、本当におかしいでしょ。
めちゃくちゃ腹立たしい、
と同時に、それでもまだ自己責任論みたいなのが流れてきて
ますます生きづらい世の中に悲しくなる。
友達が教えてくれた『コロナ撲滅!ろっけんじゃー』がかわいい。
— ひつじ星雲 (@hitsujiiiNebula) April 8, 2020
青森→青森ブルー!
秋田→稲穂ゴールド!
岩手→鉄瓶ブラック!
山形→さくらんぼレッド!
宮城→ずんだグリーン!
福島→ピーチピンク!
…だそうです。誰が考えたんだろ?今は「東北においでよ」とは言えないけど東北民最高だよ。 pic.twitter.com/Toanl3kF7H
なんて。ちょっとメンタルやられてるけど、
日々、ちょっとした癒しを補給しながら過ごしてます。
青森ねぶたも中止になってしまったけど、
また東北に行く日を夢見て耐えよう。
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