三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

舞扇会。

2014年09月28日 | 三味線のはなし


こんな大きな舞台にて演奏させていただきました。

トリの演目「双襲連舞浪花賑(ふたかさねつれてまうなにわのにぎわい)」で
「十二月」「南地大和屋へらへら踊り」「十日戎」を演奏。

華やかな踊り手さんがたくさん並び、
最後は手拭撒きもあり、
華やかでおめでたい、素晴らしい舞台で、
演奏しながら感動しました。

舞台を作るって素敵なことですね。

そして、その感動は演者だけでは作れないもの。
お客さんと気持ちが通じてはじめて、
舞台をやってて良かった、と感じられるのではないかなと思いました。

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調整日。

2014年09月27日 | 三味線のはなし
中棹三味線そのものは軽いのですが、
本番となると、
見台とか化粧道具とか
念のための予備の足袋まで、
帰りには頂いたお弁当なんかも入って
いろいろ荷物も増えるので
合わせると結構な重量に。

着物で持ち歩くときは
ショルダーバッグというわけにもいかず、
津軽三味線のときのように
キティさんキャリー出動というわけにもいかない。
楽できないんですよね。

そんなわけで、
全身が痛む今日は
しっかりメンテナンス。
自力整体でコンディションを改善してから
軽く稽古してイメージトレーニング。
今更シビアに稽古しても自信をなくすだけで良いことは何もないので、
むしろ良いイメージを持って本番に臨めるように
自己洗脳。

明日も頑張りましょう。

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初日。

2014年09月26日 | 三味線のはなし
少し涼しい日が続いた、と思っていたのに
また暑さが戻ってきた中での
袷!

舞台用にお借りした着物のため
この時期ながら袷。
袖丈の事情で襦袢も袷。

外も暑いが、
舞台も照明ガンガンで汗かきます。

でも、
華やかで賑やかでおめでたい雰囲気いっぱいの
素晴らしい舞台でした。

差し入れいただいたバームクーヘンで
一人打ち上げ。
あと一日、頑張ります。

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早く終わりたい。

2014年09月24日 | 三味線のはなし
あかんねんやろなー
と思うけれど、
本音を申せば。

早く終わって欲しい。

そんなことを考えるような本番は良くない。
良くないけど、あと数日
ちょっとやそっと足掻いたところで
もうどうにかなるものでもない。


村上龍氏も、かの『無趣味のすすめ』でこう言ってた。



リラックスできて、かつ集中して仕事ができる人は、実はオンとオフの区別がない。
全力で取り組む懸案の仕事を妥協なく終わらせたいという欲求はあるが、
早くオフを楽しみたいなどとは思わない。



私だっていつもそんな風に思ってるわけではなく、
早く見て欲しい、でも、終わりたくない!
みたいな充実感で生きてるときもあります。

とりあえず今は、
練習よりも体のコンディションを上げる方が優先かも。

 
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打合せ。

2014年09月22日 | 響喜
気がつけば9月も後半。
2014年も残すところ、あと3カ月少々…
もう年明けのコンサートの打ち合わせをするような時期なのです。吃驚。

というわけで、
今日は1月のコンサートの打ち合わせに行ってきました。



1月、新年にぴったりのプログラムは響喜の得意とするところです!

お正月といえば!の定番曲「春の海」のアレンジ、
大黒様をお招きしての「秋田大黒舞」、
祝儀唄の「南部俵積み唄」など
賑やかに目出度く華やかにお届けいたします。



公演依頼のお問い合わせは
hibiki-01@goo.jp まで。
お待ちしています。

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譜面が読めない。

2014年09月20日 | 三味線のはなし
私、五線譜が読めないんです

とかいうレベルではなく


疲れ目で
普段なら見えるはずの楽譜が
見えない。

そして
数日前に引っ張り出してきた曲なんて
全然頭に入ってないから
フォローできない。

やっぱり手抜きして
コピーした譜面とか使ってちゃダメですね。
本番までに
くっきりはっきり清書し直そう。




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カミングアウト。

2014年09月19日 | 三味線のはなし
昨日は上方唄で舞台の下浚い、
今日は義太夫のお稽古。

ちらちらとブログでは書いてたような気もしますが、
実はわたくし、もう5年くらい?
義太夫三味線のお稽古もしております。

義太夫の三味線はずっと憧れで、
文楽を観に行っても常に目の端で床を見てる状態。

義太夫の音色の幅の広さは、ちょっと他のジャンルにはない。
色っぽさもあれば、強烈な強さもある。

とはいえ、年に数回の舞台を見てるだけでは
なぜあの音が出るのかなど分かる筈もなく、
念願かなってお稽古に通い始めて
その秘密を少しずつ学んでいるのですが、
知れば知るほど、奥深い。

正直なところ、
津軽三味線など遠く及ばない世界だと思う。

だからこそ、学びたいと思っている。
津軽三味線が常に新しいものを求めるのなら、
そのヒントを洋楽器に探すより先に、
同じ三味線の別のジャンルから盗めるものが山ほどあるはず。
私はそう思っている。

津軽らしくない、と言われたって構わない。
それよりも、三味線らしさを失わないでいたいと思う。


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地味な着物。

2014年09月18日 | 着物
今日は下浚え、いわゆるリハーサルでした。

こういうときには
地味な着物
が必須。



今日はわりと普段の私に近い感じ。
帯はいちばんのお気に入りで使い倒している博多帯。
本当なら赤い帯締めをポイントに持ってきたいところを
あえてのダークトーンで“地味”に徹したつもり。



今回は異例の事前稽古の多さですが、
ふだんは下浚えと本番の2回しか踊りと合わせる機会はありません。
そういう意味でも緊張するのですが、
生音で踊ることを大切にしてくださってるのが有り難いです。

手踊りの地方では随分虐げられてきたわ私。
と感慨深く。。。


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三味線譜を書くとき。

2014年09月17日 | 三味線のはなし
降ってわいた課題をこなすため、
音源を譜面に起こすところからスタート。

私は長年、五線譜で育ってきたので、
三味線の耳コピも、まず五線譜に落とさないと始まらない。

聴いた音のまま五線を書いてから、
さて、これはキーは何で調弦は何だろう、と考える。
四本の三下り、とか、調子を見極めてから
三味線用の縦譜に清書。

津軽だったら五線のまま弾けることが多いですが、
地歌は縦譜にしないと弾きにくいので、
二段階で手間隙かけることになります…。

津軽三味線は曲の最初に糸合わせがあって調弦がわかりやすいのが有り難いなーと思うのです。
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唄うことは好きだ。

2014年09月16日 | 三味線のはなし
喋る声は低めなのに、
唄うときはハイトーンが得意です。

憧れはハスキーボイス。
杏子姐さんみたいな。

唄うことは大好きだけど、
自分の声はあまり好きではない。
この矛盾。

たとえば
民謡を唄うには細すぎるし
地唄には高すぎる。

そのジャンルにふさわしい声を鍛えるのは、なかなか大変。

今、小泉文夫先生の音楽教育に関する本を読んでいますが、
オペラには向かないけど浪曲にはぴったりだとか、
その子どもの声に合った音楽を見つけることの大切さなど説かれていて、
今の自分の足掻いてる感じがどうなのかと。

民謡らしさはもうとっくに捨てているけど、
地唄らしさはもう少し頑張りたいような。
そんなことよりもっと自分らしい唄を探したいような。

続けてるうちに低いところも出るようになると先生には言われるけれども
不まじめな私にはそんな日は当分来ない。



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アナ雪を見た。

2014年09月15日 | 鑑賞
んですが、
また今日明日で形にしなければいけない課題曲が
二つも降ってきたので、
感想とか書いてる場合じゃない感じになりました。

うん。そもそも見てる場合じゃなかったのかもな。


ありのままに~
話題性狙いで
響喜でカバーしてやろうかと思ってましたが、
ようやくちゃんと聴いた結果、
なしの方向です。
好きとか嫌いとかじゃなく、向いてない。

コメント (2)
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かわちながの世界民族音楽祭。

2014年09月14日 | ライヴ日記
やってしまったーー!

会場入りして
着替えて
さて、お昼ごはん♪

と思ったところで
はっと気づく。

撥を忘れた!!



助けておかあさーーん。



で、映画のように演奏開始ギリギリのタイミングで
撥を届けてもらうことができました。

反省。
持ち物リストは絶対必要です。




演奏の方は
とても大勢の方が足を止めて聴いてくださり、
終わってから何人かの方からお声をかけていただいたり、
楽しんでいただけたようです。

個人的には
ノコギリ演奏体験ワークショップにも参加できて面白かったです。
あれ、意外と力がいるんですねー。
サロメのときにノコギリ演奏してくださったのは
とてもかわいい女の子だったので、
実はこんなハードな楽器だったんだ!と今更ながらに驚きました。




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明日はかわちながの世界民族音楽祭。

2014年09月13日 | お知らせ


響喜は市民ステージに14:15-14:30の登場です。

15分という短い時間ですが、
ちゃんと響喜らしいステージをお届けしたいと思います!



世界にはいろんな音楽があって、
それぞれの良さがあって。
普通に生活してるとなかなか出会えないものもある。
いろんな音楽に出逢う機会をたくさん持ちたいです。
好きなものも、あまり自分にはピンとこないものも、
いろいろあるけれど、
頑なにはなりたくないなと思います。

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15分のプログラム。

2014年09月12日 | 響喜
大体30分くらいのプログラムを作ることが多いので、
15分となるとかなり悩みどころ。

響喜の場合、1曲の演奏時間がわりと短くて
3分前後のものがかなりあるというのに、
こんなときに限ってやりたいのは長い曲だったりする。
アイヤ節(約5分)、
輪(最近は8分越えなんてときも!)、
そして、いつも問題になる箏の調子替えの時間。

でも、無理にテンポを上げて詰め込むのは
やっぱり良くない!

というわけで
すったもんだありましたが、
9月14日かわちながの世界民族音楽祭のセットリスト、
昨夜ようやく決定です。

先日お誕生日で一つ大人になったゆんぴの提案で
ちょっと久しぶりの1曲が入ります。



練習にはやっぱりおやつ必須。


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首が折れた。

2014年09月10日 | 三味線のはなし
ICレコーダーのマイクの部分が
ちょっとバカになってしまった。



今はなきサンヨー製。

ICレコーダーなんて文明の利器、
私には使いこなせないわーとか言って
随分放置してた頂き物なのに
いざ使い始めると超便利!!

気がつけば(いや大分前から知ってるけど)
お稽古の録音が100ファイル以上あって
もう何が入ってるかさっぱり分からないやつ。


買い替え…る……?


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