自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモ栽培物語《真正種子編》(9)

2015-04-01 | ジャガイモ

4月1日(水)。播種後24日が経過。発芽後の生長ぶりには,当たり前のことながら個体差が現れます。まだ子葉が種皮の中にすっぽり納まっているもの,子葉が開きかけたもの,本葉が出ているものなど様々です。


中でも,いちばん目立つのが本葉が二枚見えかけたものです。

 


バラ蒔きをした育苗箱では,光取り競争が始まっています。 

 


 もちろん発芽の時期が変わらなければ,生育の違いはほとんどありません。

 


写真中のどの芽生えにも本葉が覗いています。たいへん順調な生育ぶりといえるでしょう。 

 


セイヨウカラシナと訪花昆虫

2015-04-01 | 昆虫と花

河川敷に,黄色い花をつけた植物群落が現れ始めました。外来種のセイヨウカラシナです。一般的に黄色の花は土壌中に窒素分が豊富なことを物語っています。それに加えて,カラシナは外国から移入されて,またたく間に日本の環境に適応したといえます。

わたしたちの目にとまるということは,昆虫にはさらによく目立つことでしょう。もちろん,見え方はまるで異なっているのですが。

蕾がやっと開きかけたところに,もうキタテハが訪れました。待ち切れない様子です。確かに口吻を伸ばして吸蜜中であることがわかります。 

 
ハナアブのなかまも登場しました。ナミハナアブのようです。

 
こちらのハナアブはキョウコシマハナアブでしょうか。吸蜜後,葉にとまって休憩していました。


フタホシヒラタアブも来ました。盛んに蜜と花粉を食していました。 

 
カメムシも来ました。ナガメと思われます。「菜の花の汁を吸うカメムシ」という,名の由来の持ち主です。ということは,カラシナにとっては害虫! 口器が蕾に向かって伸びています。吸汁行動中のようです。


春は,花も昆虫も一気に勢いづきます。セイヨウカラシナからも目が離せません。いずれ,雄大な遠景を取り込んで虫の目写真を撮ろうとたのしみにしています。