自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

モンシロチョウの卵?

2015-04-19 | 昆虫

農道を歩いていると,モンシロチョウが一つ土手・田の地表近くを飛んでいました。無造作に飛ぶというのではなく,草を探している様子。時折,前足を草に付けていたので,それらしい行動かと思われました。

立ち止まって観察していると,斜面に生えたイヌガラシの葉にとまりました。アブラナ科植物です。「これは産卵行動かな」と一瞬思いました。ほんのしばらくしてチョウは去っていきました。さて,卵が残されているでしょうか。

気になって,直後,株を確認してみると,卵がポツンと一つ。ただ,チョウがこの葉にとまっていたのかどうか,定かではありません。したがって,モンシロチョウの卵かどうかも不明です。


卵は純白で,紡錘形をしています。

このままでは卵の変化を見届けることができないので,株ごと持ち帰って経過を見ていくことにしました。株を植木鉢に植えて,翌日撮ったのが下写真です。


卵の形が歪になっているので,すこし心配しています。なにか芳しくない事態を招いたのかもしれません。

それはともかく,卵の産みの親の正体をつきとめたくて,しばらく観察を続けようと思います。

 


初めてのツマグロヒョウモン(オス)!

2015-04-19 | ツマグロヒョウモン

4月18日(土)。この,18日という日付けが記念日になったという話題を一つ。

朝,仕事場で外に出て環境整備のしごとをしているときのことでした。

頭上をツマグロヒョウモンが飛来。成虫の初見です。飛び去るのを見ていると,少し離れた地面に降り立ちました。といっても,そこはアスファルト舗装をした駐車場です。近寄って,ツマグロヒョウモンかどうか確認しようと思いました。

確かにそうだと思える距離に近づいた瞬間,パッと舞い上がりました。「残念!」と思いながら,目で後を追いました。すると,かなり離れたところにあるプランターに降りた様子。そこにはビオラが植えてあります。「蜜でも吸うつもりなのかな」と思い,確認してみようと思いました。

寄って行くと,ちょうど口吻を伸ばしたところでした。 

 
うんとうんと慎重に,さらに近寄って,今度は接写モードで撮影しました。ありがたいことに,わたしに気づいていないようで,吸蜜に懸命になっていました。しかし,口元がさっぱり見えないのが残念!


と思っていると,頭部を浮かす瞬間がありました。「しめた! 口吻が見えた!」と思ってシャッターを切ったのが,下写真です。ビオラの蜜はツマグロヒョウモンの好物なのです。 

 
我ながら思うのですが,じつに幸運な出合いでした。偶然ながら,こんなふうに至近距離で対面できるなんて。これも,昆虫との接し方に慣れてきているお蔭なのでしょうか。

ツマグロヒョウモンの初見日に感謝,感謝。一日が快適でした。