自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツマグロヒョウモン(?)の蛹の経過<その2>

2015-04-26 | ツマグロヒョウモン

4月26日(日)。もうびっくり,びっくり。あるいは,がっかりというか。

「これだけ暖かくなってきたのだから,変化が起こりかけるはず」。そんな気持ちで蛹を見に行きました。しかし,色は一向に変化の兆しがありません。

触ると硬いので,「おかしいな」と思って,軽く指でつまんでみたのです。


すると,わずかに隙間が! 「これは,中がもう空っぽなんだ!」と直感。それで,もう少し指に力を加えてつまむと,なんと二つに割れてしまったのです。見ると,中は空っぽ!

 
この個体が蛹のままで越冬できるのかどうか,見守ってきたのに,結果はこんな結末になりました。とても残念。

長期に亘る一連の観察からいえるのは,この蛹がツマグロヒョウモンだったとすれば,「ツマグロヒョウモンは蛹では越冬できない」ということです。たった一例から結論付けるのは危険かもしれませんが,冬の寒さはどうやらいのちにとって厳しすぎたようです。 

 


卵から孵化へ(1)

2015-04-26 | アカタテハ

4月21日(火)。続いた雨がやっと収まり,久し振りに青空を見ました。予報では,しばらく晴れ日が続くようです。

先日せっかくアカタテハの卵を発見したのですから,できれば孵化を見届けようと思います。様子が変化していく経過も併せて,記録していくことにします。

卵は見事な翡翠色。

 


卵の直径0.7mm,高さ0.8mm。

 


卵を部分拡大して見てみましょう。誠に見事なツヤ,それに色です。


4月23日(木)。
卵は複数あります。そのうちの一つ。下半分がこころもち黒っぽくなり始めた感じがします。

 


4月24日(金)。これは採集して持ち帰った別の卵です。中に,黒い影が薄っすらとまだら模様に見えています。

 

 
4月25日(金)。影がはっきり見えるようになりました。