カラムシの葉を調べながら,アカタテハの卵を探していると,初めて目にする卵を見かけました。それも,すぐ隣りの茎でも見つかって,合計2個。
どんな卵かといいますと,色は真っ白。かたちはジャコウアゲハに似通って,縦向きに突起が走っています。直径は1mmに届きません。
こんな扁平なかたちをしています。
成虫は,幼虫の食餌を思ってこの葉に産卵したのですから,食草はカラムシということになります。カラムシを食するものとしては,ヒメアカタテハやフクラスズメが思い浮かびますが,それらの卵ではなさそうですし……。
そういえば,この色とかたち,それに大きさといい,昨秋ホトケノザで見かけて,継続観察してきたガの卵とそっくり!
採集せずにそのままにしておいて,変化を観察していこうと思います。