自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ネギにいたベニカミキリ

2015-04-04 | 昆虫

朝のこと。ベニカミキリがネギの葉にとまって,じっとしていました。体長15mm。


調べてみると,ベニカミキリの餌の一つがネギの花の蜜だとか。しかし,まだ蕾が数個付いているだけです。なのに,ネギを見分ける力が備わっているのでしょうか。

噛み切りを家の中に持って入って,接写撮影を試みました。

まずは,真上から。スマートな体型が際立ちます。


次に前から。長い触角が見事です。長さは20mm。触覚がものに挟まれたとき,ギィーギィーと盛んに音を発しました。


顎はまことに丈夫そうです。前脚の爪も立派なもの。


あとは,いろんな向きから見ていきました。写しているとき,偶然前脚を上げました。裏側の様子が観察できます。


横から見ると,からだは小さくても,堂々とした姿です。


さらに,斜め上から撮りました。脚で踏ん張りながら,しっかりからだを支えている様子が窺えます。

 
くわしく見ているうちに,対象としている昆虫がもっと身近な生きものに見え始めます。うれしいことです。