自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その334)

2015-04-20 | ジャコウアゲハ

昨年の初羽化日は4月16日。それはヤッさん宅での出来事。今年も,ヤッさん宅で15日,16日あたりに羽化したということです。ぐんぐん伸びるウマノスズクサの生長ぶりに合わせるかのような羽化です。

さて,『アゲハの庭園』で羽化した第一号の話をしましょう。

4月19日(日),午後のこと。庭園の手入れをしていて,ふと足元の雑草を見ると,ジャコウアゲハが一頭ヤエムグラに付いてじっとしていました。翅の色からメスであることがはっきりわかりました。

翅を左右に大きく広げた力強い姿,真っ黒なからだとわずかな赤色。昨秋以来の出合いです。


まったく動く気配がありません。どうやら羽化後間もない様子です。近くにあるタケの支柱にあった蛹は,殻だけになっています。ということは,羽化した後ここに歩いて移動してきたということです。


ふつうは,こんなに離れたところにまで移動しません。さて,どんなアクシデントがあったのでしょうか。ともかく,無事に成虫にまでなれてホッ。

4月20日(月)。雨模様。雨の合間を縫うようにして,また一頭羽化しました。今度はオスで,植木鉢に付いていた蛹から誕生したものです。これも偶然の目撃です。

 

ジャコウアゲハの季節がやって来ました。これから庭園は活気づきます。