自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

子らが「火打ち式発火法」でボランティア(2)

2015-04-02 | 日記

4月2日(木)。晴れ。ボランティア活動に参加する3人が,火打石を採集したことのないOさんを案内して近くの川原へ。Oさんもボランティアとして加わる予定ですが,採集未経験では説明材料に不足するでしょう。それでは困ると思い,一緒に出かけたのです。

長靴を履いて浅瀬を渡り,川原に到着。これまでに行ったことのないポイントだったので,「あるわ,あるわ」という感じでどんどん見つかりました。中には大きいものもあって,子らは鉱物ハンマーで叩き割っていきました。割れないものは,わたしが手助けしました。わたしの力でも無理なものがありました。

ここにある火打石はチャートです。この岩石は,硬度が大きいのに加えて近くの山から流出してきたものなので,角張っています。それがゴロゴロしているのです。わたしは,こんなにたくさん見つかるとは思っていなかったので,びっくり。もちろん,子どもたちもそうです。

割るたびに,火打金を使って火花が飛ぶか試していました。


採集が終わると,施設に戻って,石と火打ち金を使って炎にできるまで反復練習をしました。短時間で手順に慣れてきたようで,「明後日の活動がもっと楽しみになってきた」といっていました。

ここまでは,材料や発火技術の問題。さらに,お客さんにきちんと接して,説明するポイントをわきまえておかなくてはなりません。

わたしは,「まず挨拶,笑顔で」と強調しました。その上で,「火を扱うのだから,安全第一!」「できるだけわかりやすく説明するように」「わからないことが出てきたら,あいまいにしておくのでなく,“火起こしおじさん”に助けを求めなさい」と伝えました。

これで,準備はすべて整いました。

 


突然現れたツマグロヒョウモンの幼虫

2015-04-02 | ツマグロヒョウモン

突然! つまり,まったく予期していなかったってこと! 今日4月2日(木)午前,勤務施設の自転車置場でツマグロヒョウモンの幼虫と対面したのです。それは,一人の子どもの目のお蔭!

子どもは小学新1年生のKさん。お母さんと一緒に,ジャガイモの種子蒔き作業をしている最中のことです。「虫!」。そう,びっくりするような叫び声を上げたので,わたしたちはびっくり。「なんだなんだ,どうしたどうした」って感じでした。

見ると,足元にツマグロヒョウモンの幼虫がいたのです。そりゃ,今時分,こんな虫が突然目に入ってきたら誰だってびっくりするはず。

施設の庭や周辺にはスミレが自生しているので,ツマグロヒョウモンがたくさん飛来します。幼虫もずいぶん見かけます。それで,幼虫がどこかで越冬して,今出現したというわけです。


大急ぎで昆虫図鑑を持ち出して来て,その説明をすると,お母さんはずいぶんびっくりされていました。

Kさんはそれを飼ってみたいといいました。もちろん,親子間でそうすることに決定。種蒔きが終わったあと,わたしは飼い方について話し,さっそく飼う準備をしていただきました。植木鉢にスミレを植えて,そこに幼虫を置いて,そうして容器に入れて,……。Kさんの家はすぐ脇にあるので,道具の準備を入れてどんどん作業がはかどりました。

間もなく幼虫がスミレを食べ始めました。


なんだか,ボリボリと音が聞こえてきそうな軽快な動きでした。


そして,午後のこと。同じ場所で,別の子どもたちと活動しているとき,なんと二匹目の幼虫が現れたのです。びっくりしたなあ,もう。それをKさんのお母さんに伝えると,大喜び。これで,Kさんは幼虫を二匹飼うことに。