自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アカタテハ,幼虫誕生第1号!

2015-04-28 | アカタテハ

待ちに待った孵化の瞬間が訪れました。

午前10時50分。殻を透かして,からだが見えています。いつ出てきてもおかしくない状態です。目が離せません。


午後2時02分。幼虫は,中から卵の天井部分を開き始めました。その部分は,側面と違って筋状の凹凸がなく,口で容易に開けられるつくりになっています。 

 


午後2時30分。 開き始めてから30分経過。頭をすっぽり出しました。外気に触れた瞬間です。

 


午後2時31分。頭を出すと,間もなくからだを出しかけました。 

 


午後2時31分。 「出てきたなあ」という感じです。

 


部分拡大をしてみると,「このからだが殻に入っていたのか」と驚く程,大きく見えます。口付近にあるのは,殻の一部です。 

 


午後2時31分。 どんどん出ていきます。

 


午後2時31分。頭部が葉の表面に着いた瞬間です。 

 


午後2時32分。続いて,腹脚が葉に着きました。幼虫の体長は1.3mm。 

 


午後2時33分。殻を残して,幼虫は立ち去っていきます。 


午後2時34分。この後,幼虫は葉の裏側に消えて行きました。

 


昼間に大変化があるのは,観察者にとっては大助かりです。お蔭で,孵化時の一部始終を見届けることができました。今季の孵化第一号です。 

 


ダイコンの花とチョウ

2015-04-28 | 昆虫と花

畑のダイコンは今が満開。

そこに,いろんな昆虫たちが訪れています。近寄ると,ハナバチたちがたくさんいることに気づきますが,遠くからでも目に付くのがチョウ。ヒラヒラと舞いながら,花々を巡っています。

「ようし」と思って,虫の目レンズでチャンスを窺って撮ったのが下写真です。純白で装ったモンシロチョウが数頭。白と青空のコントラストを入れたくて,カメラを縦向けに構えて撮りました。 


しばらくして,キタテハが飛来。数の少ない昆虫が目の前にいるときは,ドキッとします。そうして,「どうか飛び去らないで」と祈る気持ちです。 


時間をおいて訪れたのが,ジャコウアゲハ。風が吹く上に,翅をしきりに動かして吸蜜するので,コンデジではなかなかうまく写せません。それでも,口吻が写っていれば,うれしいものです。


アゲハもやって来ました。

 


 びっくりさせないように観察すれば,アゲハは吸蜜に熱中し続けます。

 


ダイコン畑は,チョウと花が織り成す物語に満ちています。