待ちに待った孵化の瞬間が訪れました。
午前10時50分。殻を透かして,からだが見えています。いつ出てきてもおかしくない状態です。目が離せません。
午後2時02分。幼虫は,中から卵の天井部分を開き始めました。その部分は,側面と違って筋状の凹凸がなく,口で容易に開けられるつくりになっています。
午後2時30分。 開き始めてから30分経過。頭をすっぽり出しました。外気に触れた瞬間です。
午後2時31分。頭を出すと,間もなくからだを出しかけました。
午後2時31分。 「出てきたなあ」という感じです。
部分拡大をしてみると,「このからだが殻に入っていたのか」と驚く程,大きく見えます。口付近にあるのは,殻の一部です。
午後2時31分。 どんどん出ていきます。
午後2時31分。頭部が葉の表面に着いた瞬間です。
午後2時32分。続いて,腹脚が葉に着きました。幼虫の体長は1.3mm。
午後2時33分。殻を残して,幼虫は立ち去っていきます。
午後2時34分。この後,幼虫は葉の裏側に消えて行きました。
昼間に大変化があるのは,観察者にとっては大助かりです。お蔭で,孵化時の一部始終を見届けることができました。今季の孵化第一号です。