東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

赤蜂の巣

2009年07月28日 21時09分37秒 | 日記
本当の名前は、クマン蜂なのかも知れませんが、この地方では、赤蜂、とかオンゴロ蜂と呼んでいます。赤というよりは、橙色に黒のしましまなのですが、もう一つの呼び名のオンゴロ蜂は、羽音が、ただのブーウンーではなく、ウォンゴローウォンゴローといかにも、強そうな音に聞こえた事から付けられた名前だと思います。 丸い巣の周りを何匹も飛んでいる羽音は、ウォンゴロー、ウォンゴローの大合奏に聞こえて来ます。私が小学生の頃には、秋も深まって 蜂の巣が大きくなってから父と母そして、子供たちも後について、夜中、父は杉の木に登ってボロ布と稲わらを巻いて作ったカビと言うものに火をつけ燻ぶらせて、煙幕を作り、はちを弱らせて、巣に袋をかけて一気にもぎ取っていました。それを、家に持って帰り、幾段にもなっている巣をばらして、幕でふさがれて、サナギになりかけたのや、未だウジ虫みたいのや、幕を破ると、本物の蜂になって、飛び立って行くものもあって油断をしていると、それには、刺されて終います。すごい恐怖と緊張の中 蜂の子を取り出し、それをフライパンで炒って少し塩味を利かせた、香ばしい蜂の子は、薬だと言って食べさせられました。そういう事を思いだしながら、でも私には、蜂を採る技術は無いので、友人にお願いをして、採ってもらいました。私はその様子を写真に撮ったのですが、未だこのブログにうまく載せられず誠に残念です。本当は、もっと大きくなって蜂の子がびっしり詰まってからの方がいいのですが、ここはキャンプ場。そんな事をしていたら 何人もの人が、蜂に刺されてしまいます。安全第一のため やむなく 採りました。未だ蜂の子は20程しか有りませんでした。それを軽く塩を振って ミョウガの葉っぱで包みさらにアルミ箔で包んでフライパンで蒸し焼きにしました。蜂には、大変かわいそうな事をしましたが、それを粗末にする事無く、命を頂き私の身体の滋養とさせて頂きました。子供の頃の事、父母の事を想いながら、、、、、、。