ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

1982年初めてのオランダ 5

2008年03月07日 | 旅行記

ベルギーとの国境をいつ越えたかはわからない。
東京駅のモデルになったアムステルダム中央駅から寝台車に乗った。
6月のオランダは11時を過ぎても日が沈まない。
眠るのがもったいなくてひたすら窓の外を眺めながら語り合った。

眼が覚めたころ、列車はパリの駅に着くところでした。
旅の最後は観光です。
ルーブル美術館では本物の「ミロのビーナス」「モナリザ」と対面しました。
モンマルトルの丘では絵を買いました。

観光都市「パリ」はとても洗練されていてきれいです。


歴史の深さだろうか?ヨーロッパは込合っているのに片付いている。
オランダの農家には無駄な農機具や捨てたほうがいいような雨合羽は見当たらなかった。
とにかく無駄なく洗練されている。
育種は育種、養成は養成。流通は流通。
とてもしっかりした区分ができていて、とても日本の球根養成とはコストが違うなと強く思いました。

オランダには今までに4回行きました。
行く度に視点が違うのは年を重ねるせいでしょう。
感じることもまったく違うのですが、
最初のオランダはとにかく「驚くこと」が目的だったようでした。
ヒカラビの父24歳。
            


おまけ。

コインに刻まれたアラビア文字。
給油のために立ち寄った中東バーレーン。
夜中に開いていた売店でキーホルダーを買った。

おつりにもらったコインが、たぶん一生訪れる事の無いであろう中東との距離を少しだけ近くするのです。
サッカーで、ハンドボールで、石油の問題で、バーレーンと言う国の名前がテレビから聞こえるたびにコインの分だけ身近に感じるのです。

ちょっとした寄り道が旅に味をつけ、思い出を深いものにします。

寄り道っていいもんですね。あまりまっすぐ進むだけだと人間かたわになるように思う。
業界人にはそういう人もいます。

ブログを始めて今日でちょうど1周年です。
ブログも日々の暮らしの中のちょっとした寄り道です。
寄り道のおかげで足元に咲く花に気づきます。

2年目もよろしくお願いします。



次回予告。  (いつの事やら?)
1985年。初めてのアメリカ。
オレゴンからカリフォルニアまで、花農家を訪ねてバスの旅。

コメント (2)
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