「最後のロードバイク購入だとしたら、どんなのが欲しいのか?」
というような質問を受けた。
ああ、それは難しい問題だ。
そういうのは『今、欲しいもの』じゃあなくなるからだ。予想もないものを考えないといけない。そのためには今後予想される状態も考慮したほうが良いだろう。
① 乗らなくなる前のという年齢をどこに持って行くか?
② ①の時に何がしたいかという希望。
③ 予算
という複合的な問題になる。
もうすぐ50歳だから、あと10年間区切りぐらいで十分だろう。まだまだ趣味として続けているのなら、生きていさえすれば、75歳ぐらいが最後になるだろう。
50~60代、60~70代、70~75代と、分けて考えればいいのかもしれない。
【50~60代】
今50ですでに体のおとろえ始まっている。筋肉量が思ったより復活しない。乗りやすさと、筋力低下防止を主眼に置いてみる。いままだアシスト機能とかはいらないというか、頼りたくない。なのでアシスト機能は無しの方向で。
2泊3日とかそんな休みが取れるなら、「串本まで行ってみたい。」「伊勢湾三河湾まとめて一周してみたい。」「東京→糸魚川ファストランをしたい。」とかの希望がある。ヘタレのくせして、ロングライドしたい。
なので希望する機能は、
①ディスクブレーキ(機械式) (握力低下)
②おしりに優しいサドルと、ISOみたいなシステム (最近とみにケツが痛い)
③カーボンフレーム (軽さと柔軟性)
④1:1ぐらいの軽いギア比が存在するコンポーネント (脚力スタミナ低下と体重)
⑤アルミリムホイール (故障が少ない)
⑥予算は25万ぐらい
というのが今のところの理想。
① ロングライド中のトラブルフリーを目指すので、ディスクは油圧式にせずに機械式。油圧は問題が出るとその場での解決はむつかしい。機械式ならばまだその場での解決が可能。油圧になってるのなら機械式への変更。
②③ ISOと言ってる時点で、ほぼメーカーはトレック・ドマーネ。「あのシステムはおしりに優しい。」という刷り込みされてそれを実感したい。ドマーネDISKにはカーボンフレームがある。というわけで対象車種と予算から、「ドマーネSL6DISK」か「ドマーネSL5DISK」が候補。ただどちらも色がこのみでない。サドルは今のところのベストサドルSDGファルコン。
④ 1:1のギアとかがほしい。SUGINOクランクへ交換。手持ちの5700のフロント3スピードをつけても良い。
⑤ホイールも整備するぐらいでノーマル品でも良い。手持ちのリア10スピードの回るホイールを付けても良い。11速なら新しいホイールというのもありだなあ。
⑥これに関しては変更考慮余地あり。
ドマーネ SL5 DISK ¥281000
ドマーネ SL6 DISK ¥365000
どちらも色があんまり好みではないが、どちらか言うとSL5のほうがこのみ。価格も好み。
問題は油圧ブレーキというのが問題。しっかり整備して行くなら問題は起こらないか?これを機械式に変えるのはちょっと費用面できつい。
5700の3×10の手持ちのホイールで組み替えるというのが一番理想に近い。カーボンが最高だと思うが、すでにクロモリで似たようなの持ってるから、わざわざ買うという気になりにくいので、これは無いな。
【60~70代】
60~70代だと、これからはどんどん体がおとろえていく年齢だ。がんばるとかいっていても、やっぱりそれなりのアシストがほしい。Eバイク(電動アシスト自転車)が最後のロードバイクにふさわしいかもしれない。
①大容量のバッテリー
②モーターアシスト
③ロードバイクタイプ(フラットハンドルでも可)
今のアシスト自転車最高峰は多分これ。
ピナレロ NYTRO
完成車重量13kgと驚異の重量。
125W/250KW/400KWの3モード
日本未発売(アシスト方式の日本の法的問題からだと思える。)
ヤマハ YPJ-EC 260000円
ミズタニ セラフE-01S 380000円
細かい仕様が不明の2019トレックのデュアルスポーツプラス(380.000)かバープラス(250.000)
フレームの中にバッテリーを入れるというのがイカス。
今だと候補はこの4種類。このまま乗っても良いし、ドロップハンドルカスタムしても良いし、こんなんに乗る公算が大きい。ちょっと考えあぐねてるのが、ユニットによって、だいたい10万ほどの費用差があるという点だ。これはまだ10年後だからそれまでに、良く安くなってるものが出てくるかもしれないので、焦ることはない。
【70~75代】
70~75代はぼちぼち持ち物の整理を始めないといけない年齢になる。
自分のために本当に盗っておくもの以外、断捨離をしていかないといけないので、ロードバイクの購入とかは思いつかない。なんか寂しい話だ。