久しぶりに倉庫から持ち出した。リム加工用の工具を持ち出した。
今回はリム加工ではなく、リムテープ貼り。
題名の通り、23Cなどという細いタイヤは漏れがひどい。そういうものなので、毎日空気入れるのでなければ向いてない。クリンチャーなどでたまに体感する瞬間で空気圧が無くなるパンクなどが起こらないので気にいって使っている。異物貫通のパンクはたまにあるので、ここらはクリンチャーと同じ程度ぐらいに思っている。
空気が抜ける理屈は、タイヤの中の空気圧ボリュームが少ないためと思う。エアボリュームと空気が高気圧から、タイヤのグリップ変形に対して固いためリムとビードの接地が走行中にびみょうに外れる為と考えている。
マウンテンバイクはタイヤ太さからエアボリュームが大きく、オートバイや車ではさらに大きい。これらの乗り物ではチューブレスタイヤがひどい空気抜けを起こしたなどあまり聞かない。
チューブレス用の10Sアルテグラホイールをリムテープでラインングをする。
このホイールは本来はチューブレスリムなので、テープを貼る必要はない。
まずはテープリムの内側に貼って、リムテープをヒートガンで軽くあぶって、軍手をはめた指でリムの凹みを形作る。
すこしやっては、あたためて、指で形作る、これを延々1ホイールで20回ぐらい行う。
今回は2重巻きにする。
今井さんの新情報だ。リムテープとビードの間が狭まって、ビードがはっきり言ってはめずらくなるが、エアーを入れた時のビードの上りも良好で、エア抜けがずいぶんとマシになるらしい。
でもこの加熱の施工は面倒くさい。熱貼り作業、事前清掃、リムテープの端緒カッターカット作業で、前後ホイールで4時間ほどかかった。(趣味の自転車イジリだから良いものの、仕事でやるとかだったらやりたくない作業だ。)
今回のタイヤは初の「IRC フォーミュラーPRO チューブレス 23C」。
このタイヤを何でチョイスしたかというと、チューブレスレディタイヤでは珍しく23Cのラインナップがあるからだ。
前は「IRC ロードライト チューブレス 23C」を使っていた。
ゆびでゴム表面振れた感じでは、IRC特有のタッチだった。
「削れながらグリップする」という片方の極と、「ゴム質自体の素材でグリップを確保する」というもう片側の極があるとする。どのメーカーも最善のタイヤを発売してると思うのだが、どこのもその両極のライン上にあると考える。
このタイヤはやや「ゴム素材でグリップ確保する」のほうに傾いている感じがする。
耐久性はあるゴム質なのだが、使っているうちに劣化すると、表面にひびが入るような、表面割れという現象を起こすと予想される。ひび割れはそのまま使っていても重篤なことになったことはないが、交換時期と判断して交換するようにしている。
これの前に着けていたロードライトと比較した感じでは、ゴム質はあまり変わらない気がする。センターのゴム厚もサイドのゴム厚もあまり変わってないので、実質ロードライトの後継のタイヤな感じがした。
もう一つの新製品は「IMEZI+(粒入り)」を勧められたのでこれを使ってみた。液を触った感じでは、スタンツのものと比べ、すこしねっちょり感がある。
実際使った感じでは、粒が効いたのか、ねっちょり感が効いたのか、よくは判断できんが、エア漏れのシーラントのリム・ビードなじみの時間がずいぶんと短くなったので、こちらの方がスタンツの物よりは使いやすい。
ただ懸念することは、ねっちょり感が在るという事はシーラント硬化が早いのではないか?次にそそぐ期間が短くなってるんじゃないのか?ということぐらい。
粒無しの物もあるらしいので、リムとビードに塗るのは粒無し、中に注ぎ込むのは粒アリというように、使い分けたくなった。なので両方注文した。
ビードをあげる前に、ハケでリムとビードに、このシーラント塗布しておくとさらにエア漏れのシーラントなじみの時間が短くできるかもしれない。
ホイールをはめてみたところ。
黄色のマーキングはビードあげて5分ぐらいの時のエア漏れ部分の記録。シーラント入れて、タイヤのビード部分にシーラントが回るようにタイヤをもって「ドジョウすくい」を踊る。
一日後エア漏れチェックすると綺麗に止まってる。
このシーラントやっぱり良いかも。