WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

徳仙丈山を縦走した

2021年05月16日 | 今日の一枚(A-B)
◎今日の一枚 504◎
Art Farmer
To Sweden With Love
  今日は,朝6時に出発して,日本最大級のつつじの群生地だという徳仙丈山(標高711m)に行ってきた。地元の山である。ゴールデンウィークにも家族で登ったのだが,その時はつつじはほとんど咲いておらず,山頂からの美しい景色を眺めるのみだった。今日は,山麓・中腹は3分咲き程度,山頂付近はほとんどつぼみという状態だった。それでも,第一展望台から見る《つつじが原》の景色は絶景であった。
 《気仙沼側登山口》から登りはじめ,《つつじ坂・《つつじ街道を経て《十二曲り登山道から山頂に登った。せっかく一人で来たのだからと,縦走することに予定を変更し,山頂からの急勾配を《お祭り広場まで降り,《のんびり作業道コース》を《本吉側登山口》まで下った。帰りは,急斜面やけわしい山道を含む《尾根道コース》から再び《お祭り広場》まで登り,今度はわき道をたどりながら,《気仙沼側登山口》に帰ってきた次第である。ややきつい時間帯もあったが,なかなかいいトレッキングだった。

 今日の一枚は,アート・ファーマーの1964年録音作『スウェーデンより愛をこめて』である。
Art Farmer(flh)
Jim Hall(g)
Steve Swallow(b)
Pete LaRoca(ds)
 スウェーデンを旅行したアート・ファーマー一行が,その地のフォークソングを演奏した作品だ。美しい女性のジャケットが印象的な作品だが,しばらくぶりに聴いた。10年以上は聴いていなかったように思う。さわやかで哀感を感じさせるフリューゲルホーンの響きである。美しい旋律である。フリューゲルホーンという楽器はさわやかすぎて,若い頃はどうも好きになれなかったが,今は素直に聴くことができる。ジム・ホールのギターのアクセントが際立っている。