WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

発熱だ!

2021年07月18日 | 今日の一枚(W-X)
◎今日の一枚 518◎
Wynton Kelly
Kelly Great
 発熱である。さっき測ったところ39.0度だった。熱い。熱の所為か頭が痛い。
 昨日、モデルナの2回目を打ったのである。昨日は快調だった。一応、酒は控えた。今日の午前中も何ともなかった。100円均一ショップまで、買い物に行ったほどである。帰ってきて、午後、何となく熱っぽかったので、リビングに横になった。2時過ぎに起きると、顔と頭全体が熱くなっていた。
 不思議な熱である。39.0度の熱の所為で頭が少し痛いが、それ以外は具合悪くないのである。体全体が熱いが、インフルエンザのようにどこかが具合悪いわけではないのだ。だから、多少の活動はできる。さっきも、家庭菜園のトマトたちに水をやったところだ。けれども今日は大人しくしていよう。明日は仕事に行きたい。懸案の問題がいくつかあるのだ。
 薬は飲まない。ロキソニンは腎臓に悪いとのことだ。腎臓の数値が下がっていろのだ。カロナールは大丈夫らしいが、原因がわかっているので、慌てる必要もあるまい。熱は、明日には下がっている筈だ。

 今日の一枚は、ウィントン・ケリーの『ケリー・グレイト』である。伝説の年、1959年の録音である。パーソネルは、リー・モーガン(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)である。
 ウィントン・ケリーのピアノは、小気味よいとか趣味がいいと形容される。その通りだ。ちょっとだけアーシーなフィーリングは、今日的にはお洒落といってもいい。そのケリーのアルバムが、伝説の年1959年に録音されたことが興味深い。実験的でも先進的でもなく、身体的でもアヴァンギャルドでもない。ただ、お洒落で小気味よく、趣味のいいアルバムだ。時代精神は一つではない。後付けでジャズ史を一定の価値観のもとに整理して叙述すると、このアルバムは外れるかもしれない。それでもいいアルバムである。