◎今日の一枚 565◎
Walter Lang Trio
Romantische StraBe
気仙沼市の階上地区に菖蒲沢ため池がある。大正5年に編纂された『階上村誌』によれば、天文16(1547)年につくられたものらしい。その後、改修・増築され、今日にいたっている。
菖蒲沢ため池は自宅から徒歩で20分程度、散策も含めて往復90分程度のウォーキングコースである。数基ある広大なため池には、冬ともなれば白鳥やカモが飛来し、土曜日曜にはそれらにパンをちぎって餌をやる市民が断続的に訪れている。最近では、それらの餌を横取りしようとトンビやカラスが集まり、餌をやる時は注意が必要だ。今日も訪れたが、至近距離までトンビやカラスが接近し危険だった。
近くに三陸道の岩井崎ICや大谷ICもあり、静かで雰囲気もいい。気仙沼市が駐車場や遊歩道をもう少し整備してくれれば、ウォーキングや散策の市民の憩いの場となるだろう。
今聴いているのは、ウォルター・ラング・トリオの2007年録音盤『ロマンチック街道の彼方』である。気障なタイトルである。風貌もイケメンである。サウンドもスタイリッシュで美しい。気に入らない。そう言いたいところだが、ずっと以前に取り上げた『サウンド・オブ・レインボー』のところでも記したように(→こちら)、甘い感じはせず、硬質なリリシズムを感じさせる作品である。きれいなサウンドだが、きれい系ジャズにあらず。一聴に値する作品である。
こういう作品は風呂場でゆっくりと寛ぎながら聴きたい。そう、ピアノトリオが流れる銭湯、「友の湯」のように(→こちら)。そういえば、最近行っていないのだが、コロナ禍の中で「友の湯」大丈夫なのだろうか。来週の休日にでも行ってみようか。
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