◎今日の一枚 567◎
The Beatles
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ジョン・レノンのコード・フォーム(コードの押さえ方)が独特のものであることはファンの間では有名だ。最近、エレガットでビートルズ・ナンバーをソロ演奏をするとき、そのことをいつも思い出す。『ギターマガジン』のwebページによれば、それらのコードフォームの中には、ジョージ・ハリスンやポール・マッカートニーにも共通するものもあるらしい。少年時代からの付き合いの中で、押さえ方を共有してきたのかもしれない。これらのコード・フォームは、3度や5度の音を強調し、あるいは6thや7th、テンションノートを強調することで、ビートルズのサウンドに独特の響きをもたらしている。エレガットでソロのアレンジをする場合も、そのことを頭に入れておくと絶妙のニュアンスを再現できることが多く、うれしい。
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今日の一枚は、ザ・ビートルズの1965年作品『ヘルプ』である。ビートルズボックスで通して聴くと、ダンスバンドとして出発したビートルズが一作ごとに成長し、この『ヘルプ』からは秀逸なポップバンドの風貌を呈するようになることがよくわかる。
名曲"Yesterday"のアコースティック・ギターは、すべての弦を一音下げて演奏されるが、例えばイントロのGコードは普通のものではなく、上記のGコードから1弦をミュートしたフォームで奏でられる。2弦の、ルートの5度の音が独特の響きとニュアンスをもたらし、普通のGでは表すことのできない、不安定で揺れる感じを表出する。それが心の震えを表現しているのだ。
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