◎今日の一枚 519◎
Bill Evans with Jeremy Steig
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人の噂は「おかえりモネ」である。
先週、モネはなんと気象予報士試験に合格した。今週から東京編だ。モネが東京に行って働く物語である。東京で働いている私の長男と出会ってくれないだろうか、などと愚かな空想をもってしまうのは、おそらく私だけだろう。
ところで、「おかえりモネ」である。「おかえり」というからには、そのうちどこかに帰るのだろう。果たしてどこに帰るのだろうか。私は、震災の大津波の時に何もできなかったと回想する、モネの自分探しの出発点である、気仙沼に帰るのだと考えているが、登米市出身の妻は登米に帰るのだと主張している。サヤカさんとの関係を考えると、あながち的外れではないようにも思う。
今日の一枚は、ビル・エヴァンス & ジェレミー・スタイグの『ホワッツ・ニュー』である。1969年録音盤である。パーソネルは、
ビル・エヴァンス (p)
ジェレミー・スタイグ(fl)
エディ・ゴメス(b)
マーティー・モレル(ds)
学生時代に繰り返し聴いた一枚だ。はじめはピンとこなかったが、繰り返し聴いているうちに何となく身体にフィットしてきた一枚である。今思えば、それがジャズがわかることへの第一歩だった気がする。その意味では、私にとっての青春盤の一つである。最後に聴いてからおそらく20年以上は経過している。
今、しばらくぶりの「スパルタクス愛のテーマ」に酔いしれている。
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