WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

昨日もかつおが美味かった!

2021年06月21日 | 今日の一枚(M-N)
◎今日の一枚 514◎
Norah Jones
Come Away With Me
 モデルナワクチンをうって3日目の朝である。腕はまだ痛い。それでも、昨晩は酒も飲んだ。接種の時、今晩はアルコールを控えるようにいわれた。飲むと接種した場所の痛みが増すことがあるというのだ。その日の夜は飲まなかったが、昨晩は痛みはあったがもういいだろうと考え、軽く飲んでみたのだ。腕の痛みが増すことはなかったようだ。
 おしばてはかつおである。《おしばて》とは、酒の肴のことだ。私の住む地域ではそういうのだ。昨晩は、たたきにした。表面を焼くタタキではない。かつおを細かく刻んだものである。全国的にはなめろうというのだろうか。私の家では、昔から《たたき》といっている。昨晩は、かつおと玉ねぎを味噌とともに細かく刻み、大葉とミョウガをのせてみた。美味しかった。私はこの食べ方が一番好きだ。刺身が得意ではない妻も、《たたき》だと美味しく食べることができるようだ。
 今日の一枚は、ノラ・ジョーンズのデビュー作『ノラ・ジョーンズ』である。2002年のヒット作である。ノラ・ジョーンズの鮮烈なデビューからもう20年近く経つことに、時の流れの無情なほどの速さを感じる。正式にはCome Away With Me というタイトルだが、日本では『ノラ・ジョーンズ』として売り出されたようだ。CDの帯にはそう書いてある。ちなみに、CD帯には「大都会のナチュラル・ヴォイス」「NYCに生まれた"スモーキー & ハニー"な新しい感性」とある。
 ヒットした①Don't Know Why は、今聴いても心が震えるいい曲だ。スモーキーで穏やかな声が醸し出す、アルバム全体に漂うアンニュイな雰囲気に魅了される。CD帯の宣伝文句は偽りではなかった、と今更ながら思う。ヒットアルバムではあるが、一過性のものではなく、長く聴ける作品だろう。


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