◎今日の一枚 506◎
Holly Cole
Dark Dear Heart
すごいゲームだった。すごいレベルのゲームだった。昨日も今日も、心臓が止まりそうだった。まだ、興奮しいいる。
Bリーグ2020-21 チャンピオン・シップのセミファイナル、宇都宮ブレックス vs 川崎ブレイブサンダースのゲームの話である。日本のプロバスケットボールだ。やはり、チャンピオン・シップは、ディフェンスもオフェンスも、強度や集中力が全然違う。2試合とも、素晴らしいゲームだった。ブレックスが勝ったことについては、素直にうれしい。
我らがブレックスは、強豪ひしめく東地区を首位で通過し、チャンピオン・シップ出場を決めたが、川崎には、レギュラーシーズンで1勝4敗と負け越している。全チーム中で唯一だ。しかも、天皇杯決勝で激戦の末破れ、レギュラーシーズン終盤のブレックスのホームゲームでも2連敗しているのである。ブレックスの唯一のホームでの連敗である。そのことから、ブレックスはレギュラーシーズン首位ではあったが、大方の予想は川崎有利、優勝予想の筆頭にも川崎をあげる解説者が多かった。
昨日の第一戦は、2m以上のプレーヤを3人同時に起用するビックラインナップの川崎に対して、ブレックスはゴール下で身体を張って対抗し、ブレックスが10点以上リードして前半を折り返した。しかし、終盤川崎が追いついて、一進一退の攻防となり、残り数十秒のところで何とかブレックスが逃げ切った。互いにハードなディフェンスの応酬で、68-65のロースコアのゲームだった。
今日の第二戦は、序盤から一進一退の手に汗を握る展開だったが、驚異的3ポイント成功率とオフェンスリバウンドに高い意識を持続したブレックスが、3Qで優位に立った。結果は96-78となったが、両チームとも最後まで集中力を切らさない、見ごたえのある引き締まったゲームだった。日本のバスケットもここまで発展・進化したのか、と思わせるゲームだった。本当に、感慨深い。
来週はいよいよファイナルだ。相手は千葉か琉球か。おそらく、千葉だろう。いずれにせよ、ハラハラドキドキのゲームになりそうだ。
今日の一枚は、ホリー・コールの1997年作品、『ダーク・ディア・ハート』である。ホリー・コールは、ボーカル、ピアノ、ベースのトリオ編成が好きだ。この作品はトリオ編成ではない。にもかかわらず、時々聴きたくなるのは、② Make It Go Away のためだ。ホリー・コールのささやくようなボーカルも素晴らしいが、途中から入ってきてアクセントをつける、ギターのシンプルなストローク演奏がたまらなくいい。この曲を聴くために、時々、このアルバムを手に取るのた。
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