この記事を読んで少し考えました。
1:海自の護衛艦の航行能力がこの程度なのか?
2:領海と知って「故意におこなった」のか?
微妙な事件なので関連記事を読んでみました。その中で日テレNEWSは11日付けのニュースで「同日中国外務省が日本の護衛艦が4日に領海侵犯をしたことについて「違法かつ不適切と強く反発し再発防止を求めた」と有り7月の話ではないのですが同様の事件があった様です。
一般的には:
【22日 海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が7月に中国領海を一時航行したことについて、艦長が正確な位置を把握せず誤って領海侵入したと日本政府が中国側に伝達したことが22日分かった。海自は重大なミスがあったとして艦長を事実上更迭した】と報じられています。
11日の中国外務省による非難については言及されていません。
この後、18日に中国の空母「遼寧」が日本の領海に入ってきています。
どうやら日本の護衛艦は
「中国のこの時期、この海域での訓練行動をずっと監視していた」様です。
まあ、軍艦同士ですから「お互いに発砲する」訳にもいかず、対応策は微妙ですね! そしてこの報道がなされた翌日23日「ロシア偵察機の礼文島領空侵犯」に対し空自が「フレアー発射」と大胆な行動を取りました。
「日中どちらの言い分が正しいのか判りませんが、小競り合いが思わぬ先頭に繋がらないよう「ホットライン」程度の連絡網は必要なのかなと危惧しました。
写真:
海上自衛隊佐世保基地に停泊する護衛艦「すずつき」(右から2隻目)=9日、長崎県佐世保市(共同通信社ヘリから)
共同通信:
【北京共同】海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が7月に中国領海を一時航行したことについて、艦長が正確な位置を把握せず誤って領海侵入したと日本政府が中国側に伝達したことが22日分かった。海自は重大なミスがあったとして艦長を事実上更迭した。乗員の処分も検討している。複数の日中外交筋が明らかにした。海自の能力が疑問視される事態で、日本の安全保障にとって大きな不安要因だ。
海自艦が事前に通告せず中国領海に入ったのは1954年に自衛隊を創設してから初めてだった。日本政府は対中関係への影響を避けるため、領海への誤侵入だったと中国政府に非公式に伝えた。国家安全保障局を中心に調査報告書をまとめたが、部隊運用に関わるとして公表しない方針。 防衛省は共同通信の取材に対し「運用に関ることなのでコメントは差し控える」とした。
(引用終わり)