厚労省 村木元局長に無罪

大阪地裁、村木元局長に無罪 厚労省文書偽造事件(共同通信) - goo ニュース

昨日１０日の夕刻TVニュースで「喜びのインタビューで語る村木元局長の様子」を確りと見ました。
爺は昨年５月末頃からマスコミが彼女を追いかけている様子に興味を持ち見守っていました。
６月２日に国会に参考人招致されその後逮捕状が出た時に彼女の印象を書きました。
隙の無い黒いスーツを着て「その件は広報窓口に聞いて」とか国会では「現職の局長として呼ばれているので（昔担当であった）所管外の事には答えられない」と毅然として答えていました。
当時は（と言っても１年半にもならぬ前ですが）地検のやる事は正しいと思っていましたから「なんと見事に白を切ることか！　さすがエリート官僚」と変に感心してしまうお粗末。

これまでの公判の経過から１０日は村木元局長には「無罪判決」が出るだろうと予測されその通りになりました。
昨日のインタビューでの彼女は「頭の真ん中に白髪が覗き、髪はほつれ、嬉しそうな顔つきに合わせて見事なまでに饒舌でした」まあどこにでも居る“５０台のおばさん”そのものでした。
「参考人招致の席」と「昨日のインタビューの場」とどちらが本当の彼女なのでしょう？

恐らく「高級官僚」としての彼女の顔は前者が正しいのでしょう。官とは民に対して居丈高で言葉を尽くして語らない物のようです。彼女の人柄とは別の現れ方が必要なのでしょう。従って後者の彼女は「まだ官僚としてやってゆくなら喋りすぎに見えました」

検察が控訴するかしないかでもう暫くは彼女の厚労省での処遇は決まりません。
仮に復帰が決まった時。村木元局長はどんな選択をするのでしょう？
まだ興味があります。


共同通信：
郵便制度悪用に絡む厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた元局長村木厚子被告（５４）の判決で、大阪地裁（横田信之）裁判長）は１０日、無罪を言い渡した。検察側は懲役１年６月を求刑、元局長は一貫して無罪を主張。公判ではかつての上司や部下が、捜査段階で元局長の関与を認めた供述調書の内容を相次いで否定した。
(引用終わり）