王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

玄葉外相 沖縄を訪問 説得にならず!

2011-10-20 08:41:43 | 政治
沖縄知事、普天間の県外移設主張=玄葉外相、日米合意に理解求める(時事通信) - goo ニュース

昨日19日玄葉外相は沖縄の仲井真知事と稲嶺名護市長を相次いで訪問したようです。
「日米合意に基づく普天間基地の辺野古移設」を説得に行ったようです。
仲井真知事には「辺野古では時間が掛かる。県外移設を」と交わされ稲嶺市長には「辺野古移設は白紙撤回 合意見直しを米国に伝えて」と見事な反論をしたようです。

11日の川端氏から数えて3人目の閣僚による沖縄訪問です。
なんで川端氏なのかと思ったら同氏は沖縄担当相だったのですよね。
川端氏は使途を決めない一括交付金の創設と3000億円という県の要望を来年度予算で(考える)と仄めかした様です。
続いて16日には一川防衛相が訪問、彼は年内に辺野古のアセスを提出と推しましたが仲井真知事に「鳩山氏の最低でも県外移転」が実現せず民主党政権に振り回される沖縄県民の怒りは解けていないと反発しました。
結局三大臣を派遣して米国政府の代弁に終わった様にみえます。

今朝7時ニッポン放送あさラジで「司会のヒデタケとゲストの佐藤優氏」がこの件で話をしていました。
佐藤氏は(外交では)三閣僚の説得を狼の(子羊に対する)説得と呼ぶそうで何がどうあれ狼が子羊を食べる事は決っていて後は難癖とか屁理屈でもつけてごり押しですから沖縄に対する説得になっていないと談じてました。
佐藤氏は「辺野古移設は無理と米国に伝え他の政策(彼はTPPの受け入れ)に振り替え努力をする」ような事が可能で無いか?と話していました。
TPPと振り替えが良いかどうかは判りませんが「日米関係(軍事同盟ではない)堅持を明確にした上で“辺野古移設ノー”と言わなければ政権交代の意味はむなしくなります」
まあ首相に就任するとワシントンからの電話一本で前政権との合意をイエス!と答えているようですから仕方が無いのですがね。
対米追随による沖縄県民の苦悩と日本国民の不満は高まるばかりです。
もうすこし強かな首相が出現するには総選挙しかなさそうです。
しっかり見守ってゆきましょう。


時事通信社:
玄葉光一郎外相は19日、沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設問題について意見交換した。知事が「移設先が(同県名護市)辺野古では(実現に)時間がかかる。日本の他の地域に移すことを進めてほしい」と県外移設を改めて主張。外相は「日米合意に沿って進展させるとの基本的考え方だ」と辺野古移設に理解を求め、議論はかみ合わなかった。 
(引用終わり)


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