王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

糸魚川市で大火 140棟 焼失 !!

2016-12-23 09:06:03 | 社会
「あちこちで火の手、空襲のよう」 糸魚川の大規模火災

昨日22日午前10時半頃糸魚川市の中華料理屋から出火したところ折からの南風にあおられてみるみる広がり大火災になりました。
夜8時50分になって消防本部は「鎮圧」と発表しました。まだ燃えている所もあるがこれ以上は広がらないとの消防用語のようです。
被害は目下140棟以上の住宅商店が焼け75000平米(ざっと2万8千坪)の範囲に被害が及んだようです。
これだけの大火災なのに死者や重症者は出ていない様で「せめてもの救い」です。

今朝8時前後のTVニュースショーではこの火事を大々的に扱いました。
専門家の見立てで「折からの強い風」「風下に密集する古い住宅」「南北に広がる山沿いの地形」そして「消防用水の不足」などなど複合的な要因が重なって大火になったようです。

早い時点で火元から別の場所に火災が映っていますが「その原因は飛び火によと専門家が断じています。
何だか江戸時代の火災みたいですね。
浜爺には戦争中の空襲それも焼夷弾による大火災を思い出しました。
午前中には鎮火の見通しとか。
被害の実情が分かるのはそれからでしょうね。
年末年始を迎えて住む家を無くされた方はお気の毒です。
謹んでお見舞い申し上げます。


写真:糸魚川市の大火

朝日新聞:
大規模な火災にあった新潟県糸魚川市本町で呉服屋を営む男性(62)は、昼ごろの緊急避難指示で店舗を出た。「あちこちから火の手が上がって空襲のようだった。今、店の中まで火が入ってきている。うちが燃えたら、隣にも燃え移ってもっと大変なことになる」と心配そうに見ていた。

 「築80年以上の建物が立ち並ぶ通りで、酒屋や料亭、旅館など糸魚川を代表するような建物が焼けてしまった。ここのシンボルだった。これ以上、飛び火しないで欲しい」と話した。

 火災現場近くに住む男性は「午前11時ごろ、消防のサイレンなどが騒がしかったため、家の外に出た。あたりは煙が充満していた。しばらくすると、風にあおられて、その火の粉が、家々の瓦の間に吸い込まれるように入っていった」と語った。また、「このあたり一帯は、築数十年以上の古い木造住宅が密集している。火事になったらまずいなとは思ったこともあるが、まさか、ここまでとは……」と話し、肩を落とした。

 火災現場を心配そうに見つめていた女性(77)は「50年近く糸魚川に住んでいるが、こんな大火は初めてだ。糸魚川は(火事があると)1棟の被害だけでは終わらない。めいっ子の事務所も燃えてしまった」と話した。同市一の宮の室川孝彰さん(77)は「糸魚川は南風の強い地域。こんな大きな火事は初めてだ。中学3年の時の糸魚川駅前の大火以来だ」と驚いていた。

 火災現場に近い同市本町6丁目の陶磁器販売店では、延焼に備えて高級な商品を蔵にしまう作業を続けた。店の女性(64)は「てんてこ舞いしています。雨が降ってきたので、これで何とか収まってほしい」と語った。

     ◇

 避難所となった市民会館のロビーは、避難した住民や対応にあたる市の職員らであふれた。知り合いが運転するトラックに乗り、3人で避難してきたという一人暮らしの女性(70)は「友人の何人かの家が焼けてしまった。自分の家もどうなっているか、まったく分からない」と不安そうに話した。けがはしていないという。「駅前は古い家が多いので、火が広がってしまった。(出火元とされる)ラーメン店にも良く行きました。残念で、悲しい」と語った。
[引用終わり)
コメント
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