王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

天皇陛下 83歳のお誕生日 一般参賀 3万8千人 !!

2016-12-24 07:36:34 | 天皇家
一般参賀、平成最多3万8500人

昨日23日は天皇陛下の83歳のお誕生日でこれを祝うため皇居で一般参賀が行われました。
何と参賀者数は平静で最多の3万8568人に及びました。

この記事でも触れていますが8月に「生前退位の意向」を表明されたことと(浜爺が思いますに)師走と思えない暖かで風の少ない穏やかな日よりのハーモニーです。

偶然ですが夜8時BSフジのプライムニュースを見てました。仕事を片付けながらですので正しくはありませんが反町さんの司会で東大名誉教授 御厨 貴氏(有識者会議の座長代理)と若い東大教授で憲法学者の石川征二氏がそれぞれの立場で「生前退位の意向」について論じていました。
興味のある方はBSフジ プライムニュース 23日の動画を見ることが出来ます。
さて冒頭「有識者会議」の議論の総括が図示されました。
退位の賛否 賛成8人/16人中
特別法賛否 賛成6人/16人中

という衝撃的な結果でした。

これに対し石川教授は反対の方には「摂政を置く」で解決できるとする方がかなり居るそうですが、「摂政」陛下の公務を代行するのであって「加齢により陛下の(意図される)象徴行為を果たせない」とのご意志にこたえていないとの指摘がありました。
では今上陛下の「象徴行為」とは?ですが「おそらく旅に出て(皇居の外で)国民、外国民とふれあい犠牲を悼み未来を祈る」ということでないかと推測します。
東日本大震災、阿蘇の噴火、熊本地震などでのお出ましをみるとなるほどと思えます。
次に「特別法」に賛成がわずか6人についてですがこれは「本格的に生前退位を認めるべき」との数を含んでいません。
まあ含んだとしても国民の7割程度が「生前退位」に賛成かやむを得ないと感じている事とかい離があります。有識者とはなんでしょうね?

石川先生はここで「憲法解釈」は有識者の多数決で決める事が正しいのかどうかを問題提起していると指摘していました。
さて安倍内閣はこの件をどういう原理で「生前退位」を認めることに理由をつけて決めるのか興味のあるところです。
今上陛下のご長寿をお祝い申し上げます。


写真:ベランダでの今上陛下

読売新聞:
天皇陛下が83歳の誕生日を迎えられた23日、皇居で一般参賀が行われた。

 陛下が今年8月に退位の意向を示唆する「お言葉」を表明されたこともあり、この日の参賀者数は、平成で最多の3万8588人に上った。即位20年と結婚50年が重なり、それまで最多だった2009年の3万560人を大きく上回った。

 陛下は午前中に3回、皇后さまや皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と長女眞子さま、次女佳子さまとともに、宮殿・長和殿のベランダに立ち、誕生日恒例のお言葉を述べられた。

 冒頭、新潟県 糸魚川 いといがわ 市で22日に発生した「糸魚川大火」に触れ、「多くの人が寒さのなか、避難を余儀なくされており、健康に障りのないことを願っています」と被災者らを気遣われた。

 終わりに「来年が明るく、また穏やかな年となることを念じ、皆さんの健康と幸せを祈ります」と結ぶと、笑顔で集まった人々に手を振られた。
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