日大のスポーツその物より、大学の学生の教育という点以外で大きく取り上げられるのは、同大アメフト部のラフプレイを巡る一連の起こりから結末に至った時以来な気がします。大学ともなれば教授と呼ばれる先生方が集まり学生の指導と自己の研鑽や学識を通じての社会への貢献等、しているものだと思っていましたが。日大程のまさに総合大学になると大学周辺での事業も多岐にわたる様です。ここで家宅捜索が入った「医学部附属病院」や「大学付属病院」はその最たるものかもしれません。
さて、8日東京地検特捜部が「日本大付属病院の建設工事に関連した契約をめぐり、大学関係者が大学側に損害を与えた疑いがあり、背任容疑の関係先として、東京都千代田区の日大本部などを家宅捜索」したそうです。
特捜部は「押収した資料を分析して同大を巡る不透明な資金の流れを解明に勤める」と見られます。
学校関係者の内、田中英寿理事長の自宅に係官が資料押収にはいりましたから、彼は疑惑のNo.1なのでしょうか?
手口は「過大見積りさせ、その一部をキックバックさせる」なんてありそうな気がしますがはてどうでしょう?
マンモス大学の大学機構としてのがガバナンスが問われる事態になりそうです。
写真:日本大付属病院の建設工事に関連した契約をめぐり、大学関係者が大学側に損害を与えた疑いがあることが8日、分かった。写真は田中英寿理事長の自宅があるビルから段ボール箱を運び出す東京地検の係官ら。
時事通信:
日本大付属病院の建設工事に関連した契約をめぐり、大学関係者が大学側に損害を与えた疑いがあることが8日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は同日、背任容疑の関係先として、東京都千代田区の日大本部などを家宅捜索。押収した資料を分析し、同大をめぐる不透明な資金の流れについて実態解明を進める。
日大本部の他に捜索されたのは、日大が出資して設立した関連会社で、物品の調達や施設の管理・運営を担う「日本大学事業部」(世田谷区)や、田中英寿同大理事長の自宅(杉並区)など。
関係者によると、不正の疑いがあるのは、日大医学部付属板橋病院(板橋区)関連の契約で、日本大学事業部が関わっていたという。
同病院は1970年に完成。地上8階、地下2階で1000床以上の病床を抱える。老朽化が進み、地震による倒壊の危険性もあることなどから、数年前から建て替えの計画が検討されていたという。
日本大学事業部には午後1時10分ごろ、段ボール箱を持った地検の係官数人が入った。田中理事長の自宅があるビルでは、午後5時半ごろに係官が段ボール数箱を車に積み込んだ。
捜索について日大広報課は「地検が捜査中であり、事実関係を把握していないことからコメントは控える」としている。
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