昨日午後羽田空港から菅首相がワシントンへの最後の外遊に出発しました。「良好な日米関係を、菅後継と目される総裁選出馬の河野太郎候補に引き継ぐため」と応援のメッセージともとれる挨拶をした様です。
訪米の目玉は首都ワシントンで24日に開かれる日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国(クアッド)首脳会議に出席する事です。バイデン米大統領ら各国首脳との個別会談も調整しているので実現するでしょう。
さて、1945年8月日本が米国に降伏した時の米大統領は民主党のハリー・トルーマンでした。前大統領はやはり民主党のフランクリン・ルーズベルト大統領でしたが同年4月に急病で死去し副大統領になって4か月でした。従って戦後政策がどこまでトルーマン大統領が考えて指導したかは判りませんが、ジョン・フォスター・ダレスをサンフランシスコ平和条約締結の為、走り回らせたのは有名です。浜爺が子供の頃、スーパーコンテレーションと呼ばれる3枚尾翼の4発大型飛行機から
スーパーコンステレーション機です〈ネットより)
ダレスバッグと呼ばれる大きなカバンを持って降りてクス写真を何度か見た覚えが有ります。
初来日のダレス特使 左は吉田茂首相
浜爺が先にそっと書いた様に、ここをクリック⇒米国にも保守本流の政治家がある程度いるのであれば「戦争による領土の拡大は認めない」とする政策、それを見誤った鳩山一郎首相と外相重光葵、そして北方四島の返還の目を潰した河野一郎農水相ら3人の失脚は忘れていない筈です。バイデン大統領に会って「ヘイ ヨシ! 河野の孫は日本の首相にはノーだよ」とジョーに言われたら帰って来た時、口の利き方が変わってくると思います。楽しみにしてヨシの帰国を待っています。
写真:政府専用機で米国に向けて出発する菅首相(23日午後、羽田空港で)=大石健登撮影 【読売新聞社】
読売新聞オンライン:
自民党総裁選が佳境に入る中、菅首相は23日夕、米ワシントンへと最後の外遊に出発した。
「新型コロナウイルスの新規感染者数は大幅に減少している。こうしたことは継続が大事で、さらに収束に向かって進めてほしい」
首相は青空が広がる羽田空港で記者団にこう語り、総裁選に出馬した河野太郎行政・規制改革相にエールを送った。
首相は17日に河野氏支持を表明して以降も、総裁選で表立った活動を控えている。ただ、自ら団体幹部に支援を働きかけるなど、水面下で積極的に動いてきた。河野陣営関係者からは定期的に情勢報告を受け、「河野は伸びしろが大きい」と発破をかけている。
退陣間際の外遊を巡っては、「卒業旅行」(安住淳・立憲民主党国会対策委員長)などと批判が多い。それでも首相が訪米に踏み切ったことについて、首相周辺は「首相にはようやく成果が出てきたコロナ対策に加え、良好な対米関係を河野氏に引き継ぐ狙いがある」と解説する。
4月の初訪米時、首相は同じ地方議員出身のバイデン大統領と意気投合し、「ジョー」「ヨシ」と呼び合う関係になった。今回、バイデン氏が「ぜひ、ヨシが在任中にもう一度会いたい」との意向を伝えてきたことも再訪米に向けて首相の背中を押した。
首相の思いは混戦の総裁選にどのような影響を与えるのか。政府高官は「首相は首脳外交の合間に総裁選の行方も気にかけねばならず、忙しい外遊になる」と語った。
(引用終わり)