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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

植松被告、微動だにせず…閉廷後突然「一つだけ」発言求める

2020-03-17 14:24:39 | 社会
昨日16日午後相模原市の「津久井やまゆり園」の、ここをクリック⇒大量殺傷事件の裁判員裁判で横浜地裁の青沼裁判長は被告植松 聖(さとし)被告に死刑の判決をくださいました。

浜爺は報道されて以降、植村被告の奇怪な発言に不信感を持っていて、弁護側の「精神状態を理由にする申し立て」で比較的軽い刑になってしまうのでないかと気になっていました。
後半の初めにも自分の指をかみ切ろうとしたり奇異な行動も有りました。

主文の前に判決理由の朗読が朗読が40分に及びそのほとんどが「被告の責任能力に関する判断の説明」であったとありますから、裁判の肝は底だったのですね。

そして、最後は「死刑を持って臨むしかない」と断じました。
そのあと、被告はと手銭手を挙げ「一つだけ」と発言を求めましたが認められませんでした。
さて、被害者のご家族や関係者の中には「裁判所による被告の動機の解明を求め、本裁判の過程でそれが十分にならなかった」と非難する向きが有りました。
その心情は理解できますが、欧米の思想を持ち込んだ今の裁判制度は「検察によって起訴された被告がその事実に間違いないのか?、手続きに誤りはないのか? 免責或いは減刑される事情は無いか?」を糾せば十分であります。
植村被告の言動は真に奇矯奇矯ですが、その探求は犯罪心理学とか精神鑑定学などの領域で今後も検討される課題かも知れません。


被告は判決後の新聞社との会見で控訴しないと言ってるそうですがはて? どうなるでしょうか。
亡くなった大勢の被害者の方にお悔やみを申し上げます。     合掌

写真:植村 聖被告(神奈川新聞)

読売新聞:
19人もの命が奪われた結果、動機、経緯、いずれを踏まえても責任は限りなく重い――。相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で起きた大量殺傷事件の裁判員裁判。横浜地裁の青沼潔裁判長は16日の判決で、元職員植松 聖  さとし  被告(30)を断罪し、求刑通り死刑を言い渡した。
 「主文は最後に告げることとします」。午後1時30分からの判決の冒頭、青沼裁判長は植松被告に、「判決理由は長くなるため証言台の前に座ってください」と述べ、判決理由の朗読から始めた。
 朗読は約40分間。裁判長は、争点だった被告の責任能力の有無に関する判断の説明にほとんどの時間を割き、大麻乱用による精神障害の影響で心神喪失状態だったとして無罪を求めた弁護側主張を退けた。
 黒のスーツ姿で出廷した被告はこの間、証言台の席に着き、裁判長を真っすぐ見据えて聞き入った。「死刑をもって臨むほかない」と言い渡された瞬間も、座ったまま微動だにしなかった。
 「閉廷します」。青沼裁判長が2か月余りに及んだ裁判の終結を宣言した直後、被告は突然手を挙げ、「一つだけ」と言って発言の機会を求めたが、認められなかった。(引用終わり)

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