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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

AIIB 「創設メンバー」は 見送り?! 

2015-03-31 08:51:25 | 中国関連
日本、アジア投銀「創設メンバー」は見送りへ(読売新聞) - goo ニュース

今日31日がAIIB(アジア投資銀行)の」創設メンバーになる為の申込期限だそうですが日米は見送りのようです。
穏やかに考えればアジアでの投資には米国主導で日本がADBを運用しているんですから参加すれば利益の相反ですよね。
又1972年代の日中友好ムードの盛り上がりを考えると「十分に冷めた反応」です。中国の経済成長が鈍化している状態を考えたら「投資の焦げ付き」の懸念(リスク)を避ける事は賢明です。
すでに参加申し込みが40か国になるそうですが各国何億円の投資をするつもりなのでしょう?
勿論「創設メンバー」でなければ銀行内の重要な地位は得られないでしょうが、その上出資金の多寡で発言権にも影響があるような気がします。

その上「主唱者(言いだしっぺ)」の中国に拒否権があるのかないのかはっきりしないとの事です。
もしあればADBと正面衝突も起こりうることです。

この記事によれば参加すれば(日本としてはとおもうのですが)数千億円の出資が求められるそうで、AIIBがこけて「この程度の損で済んでよかった」では済まない巨額の損失になります。

まあうまい話には眉に唾つけて見送る勇気が必要です。
浜爺は今回の見送りは妥当なもの思いますがはてどうなるでしょうか?!
アジアのインフラ(資金)需要は2銀行がせってもまだ余裕がありそうです。
AIIBの先行きを見守りましょう。


読売新聞:
日本政府は、「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」への参加について、米国と歩調を合わせ、現時点では慎重な態度を崩していない。

 AIIBの「創設メンバー」になるための期限である31日までには、参加申請しない方針だ。

 菅官房長官は30日の記者会見で、AIIBについて「公正なガバナンス(統治)を確保できるのか懸念があり、(中国は)明らかにする必要がある」と注文をつけた。政府はAIIBの運営に関して、加盟国を代表する理事会が個別案件を審査・承認することなどを求めているが、事務レベルの折衝で、中国側からは「明確な説明を受けていない」(外務省幹部)という。

 日本は、米国と共にアジア開発銀行(ADB)の運営を主導し、途上国のインフラ(社会資本)整備を支援しており、競合するAIIBへの警戒感が強い。また、日本がAIIBに参加すれば、「数千億円単位の巨額の出資が求められる」(政府高官)との見方もあり、不透明な運営は認められないとの立場だ。
(引用終わり)

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