王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ライフル銃暴発 2歳児死亡

2007-12-10 06:26:46 | 社会
ライフル銃暴発、2歳の次男死亡 東京・目黒の医師宅(朝日新聞) - goo ニュース

何とも不注意で間が悪くそれも最悪の結果が起きてしまった。
報道によれば昨日昼過ぎ目黒区の医師宅で、医師(39歳)が応接間で競技用ライフル、散弾銃4丁を手入れしていた。隣の部屋にちょっと立った際、5歳児と2歳児が入り込んだらしい。
状況からすると兄ちゃんが弟にライフル銃を向けて「引き金」を引いたら弾が出て弟の胸に命中。弟は死亡となった。

至近距離からのライフル銃発射では一たまりもなかったであろう。
謹んでご冥福をお祈りします.。    合掌
5歳児もこれだけの事をすれば負の衝撃が心に残ってしまうかも知れない。

さて起きてしまった事だから何とでも言えるし、言っておく:
この医師は銃を4丁も持っているのだから銃器の素人と思えない
その1:犯罪防止の点からも銃器の保管場所を確保し場所と部屋の鍵は二重に掛かる様にしなければいけない
その2:保管と手入れは表裏一体であるから、保管庫のある部屋にその種の作業場を設け余人を近づけてはいけなかった。
その3:使用後の残弾確認は銃器取り扱いのイロハのイであろう。
その4:安全装置は掛けていなかった? 掛かっていれば弾は出なかった筈。
その5:家人に銃器に触れてならぬとの安全教育がされた居なかった。その上、早朝とか深夜とか家人の寝ている時間に手入れをする用心深さがなかった。とりわけ子供が男児で5歳と2歳では親のやる事に興味津々。注意に注意をしないとね。
その6:もし保管庫も男の趣味の部屋も持っているのに居間で銃を扱ったら士道不心得である

どの一つが働いてもこんな不幸な事件は避けられた気がする。

もう一つ思った。
銃器4丁も保持していても、保管と手入れの専用部屋を持たず(爺の推測)居間で銃器の手入れをする位が収入と支出の兼ね合いで精一杯なのだと思うのだよ。
別の例えをすれば:爺の周りに居る若い衆で凄く良い国産車に乗っている。買い物に来てコインパークに車を入れず、路上駐車、はたまたコインパークに半分だけ車体を突っ込み料金が掛からぬようセコイ事をしている。
つまり車の維持が精一杯で駐車料金が払えないのだよ。
そんな手合いと懐具合を重ね合わせた。鍵の掛かる個室でなく居間で銃の手入れをする様な生活ぶりでは銃を手にするには10年以上早いんだよ。(無理があるやに見えるとの意)
それはさておきもう一度お子さんのご冥福をお祈りします。     合掌

朝日新聞:
9日午後0時20分ごろ、東京都目黒区五本木1丁目、医師立松秀樹さん(39)方で、「銃が暴発し、家族がけがをした」と119番通報があった。次男で保育園児の直樹ちゃん(2)が銃で右胸を撃たれており、救急車で病院に運ばれたが同2時前、死亡が確認された。失血死とみられる。警視庁は、一緒にいた幼稚園児の長男(5)がライフル銃をいじっているうちに暴発したとみて、銃の管理に問題がなかったか調べている。

 捜査1課などの調べでは、立松さんは1階8畳応接間で、射撃用の散弾銃やライフル計4丁の手入れを一人でしていた。テーブルの上に4丁を置いたまま、隣の部屋に手入れ用道具を取りに行き、数分後に戻ってドアを開けた時にドンと発射音がした。兄弟がテーブルを挟んで1~2メートルで向かい合って位置し、直樹ちゃんが胸付近から血を流していたという。

 同課などは、立松さんが部屋を離れたすきに兄弟が入り、長男が銃を触っているうちに誤って引き金が引かれ実弾1発が発射されたとみている。弾は体を貫通し、床にめり込んでいたという。(引用終わり)

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6 コメント

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銃は分解して (浜の偏屈爺)
2007-12-16 14:15:04
たぬさん お立ち寄りとコメント有難うございます
銃の部品の事は良く知りませんが、ボルトとは遊底の事ですよね。38式歩兵銃ですと撃った後横に飛び出している槓杆(レバー)を引いて中の部品を動かし空の薬莢を排出し次の弾を押し込める。西部劇だと銃身の下の方を前後に動かすあれですよね。
あれがはずせるなら自宅の居間で手入れするお馬鹿は分解して置くべきです。 納得しました。
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Unknown (たぬさん)
2007-12-14 23:14:27
信じられないような事故だね。
普通ライフル射撃大会をやると、射撃が終わった後ボルトを抜いてしまうもんだ。射場長が「ボルト抜け」と指示するはずだし、
大会でなく一人で射撃場へ行って練習したって、射撃が終わればボルトを引く(薬室に弾が残っていても普通はこれで抜ける)それから薬室を覗いて目で確認する、それからボルトを閉じ、銃口を空に向けて引き金を引き、カチンという音を確認する。この一連の動作で弾が残っていないことを3重に確認しているわけだ。
銃を扱う者はほとんど無意識に条件反射でこれをやるようになっていなくてはいけないし、ワシのいる田舎の猟友会の射撃大会だってこれはやってる。
自宅で銃を保管する場合でも普通はボルトを抜いておくものだ。
3年に一度の更新講習(受けないと所持許可は絶対更新されない)でも警察は「銃は分解して保管しろ」といっている。
こういうことを守れない奴が医師をやっていたというのでは、
このヤブ医者は今までに何人殺しているかわからんな。
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慣れと不注意と (浜の偏屈爺)
2007-12-11 20:37:58
kam 様 今晩は 何とも気の毒な話です。
お説のように「慣れ」による不注意はとんでもない事故に繋がりがちですね。 銃の手入れの前に「弾は抜いたか、安全装置は掛けたか、部屋の出入り口に鍵はかけたか」の様なマニュアルが必要かも。
本来は「銃を扱うなど本来は大人の遊びで居間で手入れなどは外道」と思います。本当に金持ちではないのでしょうね。
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慣れ (kam)
2007-12-10 21:45:19
浜の偏屈爺様、こんばんは。
なんでもそうだと私は思うのですが、慣れとは怖いもので、そのことに慣れてしまうと大丈夫だとか自分はそんなミスはしないなどと過信してしまうことがあります。気がつくのは実際に失敗した後で・・・。取り返しのつくことならいいのですが、失われた命は取り戻せないですからね。
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本当に情けない (浜の偏屈爺)
2007-12-10 20:24:04
凸夫様 今晩は 本当に何といって良いのか言葉に詰まります。 何と銃14丁ですか! 一般人に較べれば懐は豊かのようですが、男の遊び部屋を独立した場所に作るほど余裕は無かったのですね。 何とも複雑な気持ちです
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何だかなぁー (凸夫)
2007-12-10 20:06:51
浜の偏屈爺様、こんばんは。師走の入口だといいうのに何故か実感がわいてきません。春夏秋冬が一ヶ月ほどずれて訪れた影響かもしれませんね。まだ11月のような気がしてなりません。
人の命に関わる職でもある医師の行動とは到底思えない稚拙極まりない事件ですね。一部報道によるとこの医師、12丁の鉄砲類を所持していたとかで、そのくせ危機管理の意識は全く欠如といった有様です。
実弾が入ったままで手入れをしていた、それも入っているのに気付かずというのでは、遅かれ早かれ暴発していたことでしょう。
猟銃を乱射して隣人を射殺などという事件もあったりで、正にナンタラに刃物ならぬ、ノー天気に鉄砲でしょうか?
いっそのことこれらの銃砲類の管理そのものを警察が一括して行うとかして、使用時のみに警察から受け取るとか、自宅での所持を全面禁止にでもすべきかもです。最も警察そのものもやばいですが…!(苦笑)
5歳の男児が成長するにつれ、今回のことがどう影響してくるのかも含め、親や大人達がしっかりしないといけませんね。

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