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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

4号機プールの燃料 一部を7月にも取り出し!

2012-05-28 07:53:07 | 福島原発事故
4号機プールの燃料、一部を7月にも取り出し(読売新聞) - goo ニュース

一昨日26日に細野原発相が福島第一原発4号機で崩落の危険が指摘されている使用済み核燃料プールの補強状況を視察した。
3階部分のプールの底は昨年来鉄柱で補強され昨年の3月の地震規模の揺れには耐えるとか。
それでも周りの仮設冷却装置とか電線電源がやられたら冷温冷却が出来ないと今朝のTVニュースでみのさんとコメンテーターの皆さんは責めています。
まあそうでしょう。しかし:
別に浜爺は東電や政府の対応を庇う気など毛頭ありませんがあの壊滅的な状況から一歩一歩状況を改善しないといけないのだから今の状況が著しく遅いのか手法が稚拙なのか何を主張の根底に」して東電と政府の対応に注文を付けているのかが見えないと言いたい放題で終わりですね。

さて4号機の燃料プールの上部(5階のフロアー相当?)はどうなっているのでしょう??
浜爺の様な素人にはオープンな水面にフロート(浮き)に乗せた青いビニールシートを載せただけの原始的な仕掛けの様に見えましたが1?

もし「冷温停止」状態で放射能が出てないとすれば地震の揺れで冷却水が飛散しなければそれで良いと言えば言えますかな?!
さてどうなのでしょう??

浜爺も産業戦士の頃防火責任者とか仰せつかった事が有ります。その時の「大事な点は火元には火種を置かない」事でした。
火のある所に石油製品や火薬等を置かない事です。
この常識が原子力村の頭の良い先生方には通じなかった様です。
「原子炉の定期修理の度に使用済燃料棒遠距離に運ぶより原子炉建屋内に保管すれば手軽で簡単」だと。
建屋が壊れなければその理屈は透せたのですが正に想定外と言うか常識に目をつぶってしまったのですね。

福島原発4号機の燃料プールは粛々と廃炉に向け「燃料抜き取り」に掛からねばなりません。
停止中の浜岡原発や再稼働間近と言われる大飯原発は当然ですが他の原発はどうなっているのでしょう?
長期(30年~)で見れば原発に頼るのは使用済み核燃料の最終処分場の問題も含め足を洗う方策を考えた方が良さそうです。
しっかり政府の原子力政策を見守りましょう。


写真:4号機建屋(共同通信)

読売新聞:
東京電力は福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールに保管されている新燃料の一部を7月にも取り出す方針を決めた。

 燃料の取り出しは、原発事故の発生後初めてとなる。

 4号機の使用済み核燃料プールには、新燃料204本を含む同原発最多の1535本の燃料が保管されている。東電は4号機にクレーンなどを備えた建屋カバーを設置し、来年12月に燃料を取り出す予定だった。

 新燃料は、燃焼後の核分裂生成物による高熱などの心配がなく、使用済み燃料よりも扱いやすいため、数本を試験的に取り出して、状態を確認することを決めた。
(引用終わり)


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