野田聖子・佐藤ゆかり議員 記者会見

野田聖子・佐藤ゆかり議員、共同記者会見で円満決着を演出(読売新聞) - goo ニュース

昨日夕刻のTVは５時から野田聖子・佐藤ゆかり両衆議院議員の記者会見と言うことで会場（党本部？）にカメラを据えてる局や中国産毒入り餃子の話をしながら画面に窓枠を作り会見が始まったらば、そちらに切り替えようと手配をした局もあった。定刻５時がやや遅れたようであったから両にらみの局の方が時間を有効に使ったと言えば言えそう。何だか落ち着かないとも思えたが。

会見の主旨は「佐藤ゆかり氏は岐阜１区を離れ東京５区で立候補する（俗に言う国替え）事を自民党が決定、それに沿って野田、佐藤両氏が円満に納得した」事を正式に表明かつ円満解決である事を演出するものであった。

佐藤氏はお利口にも「郵政復党組の野田氏を岐阜１区に残す。国替えは東京５区」との噂というか党本部の情報リークがあっても「何も聞いていない」と軽く交わしていた。このあたりは杉村太蔵君より大人である。

爺の感想は噂の出てしばらくした１月２０日のエントリーに書いた。
要約すれば：
代議員の政策に関する意見は党の拘束に優先する。党議拘束に違反として除名をしたり選挙区に刺客を送る事がやり過ぎであった。小泉元総理の振る舞いを「弟だ、わが息子だ」と後押しする幹事長が居て劇場型選挙効果で０５年夏の郵政選挙は自民大勝を呼んだ。
そして続く安倍前総理の強行採決連発と０７年夏の参議院選における民主党の躍進とねじれが起きた。

刺客は小泉総理一代の「大はしゃぎ」で総理もはや二代変わったのだからこれからは騒ぎを静かに収める方が良い。
さて佐藤ゆかりさんの場合は東京５区がたまたま現職の引退で空いたから良かった。その他にも「小泉チルドレンの問題児が残る」
自民党本部は「重複区は勝てる候補を優先」と超現実的な判断。
勝てそうもない議員はどうなる？！
能力のある議員には「政府系のシンクタンク」への就職の斡旋
「政府系関係者の大学へ客員教授で招聘」
「政治評論家として自立兼永田町の内幕ものを随筆にして出版（どちらも経験が浅いのでむりであろうけど）」
「次回選挙では党から相手にされずもとの仕事に戻る」
８３人？でしたか　８３色どうなるであろうか。公認宜しくお願いしますの気持ちであろう。


読売新聞：
自民党は８日、次期衆院選岐阜１区の候補者調整について、野田聖子・元郵政相を公認内定者とし、佐藤ゆかり衆院議員は東京５区に転出させることを正式に決めた。野田、佐藤両氏は同日、党本部で伊吹幹事長ら立ち会いの下で、「（野田、佐藤）両氏が連携し、党本部も支援する」とした確認書に署名し、そろって記者会見した。

　佐藤氏は記者会見で、東京５区への転出について、「ゼロからのスタートになる。東京の衆院議員として気持ちを入れ替え、国政にまい進したい」と語った。また、「政治家のイロハを岐阜のみなさんに教えてもらった。岐阜の支援者との縁は生涯の大切な資産としていきたい」と強調した。

　野田氏は「佐藤氏が大きな決断をしてくれたことを深く受け止める。二人で力を合わせて頑張りたい」と述べた。

　岐阜１区は、２００５年の前回衆院選で、郵政民営化に反対した野田氏が無所属で当選した。その「刺客」だった佐藤氏は比例選で復活当選した。自民党は、知名度が高い両氏の共同記者会見を準備し、円満な決着の演出に努めた（引用終わり）