金目のものなら「何でも盗む窃盗犯の出現」は腹立たしいものが有ります。
表題は「稲城市の職員が金属製の格子状のふた「グレーチング」の盗難が茨城県内で相次ぐ中、スマホで位置情報を把握できる小型機器を活用した稲敷市の対策が効果を上げている」との報道です。
【 「あれ?」。6月のある夜、市の職員が自宅でスマホを見て、驚いた。グレーチングに取り付けた小型機器の位置情報が、画面の表示では本来あるべき場所から十数キロ離れた阿見町に移動していた。
稲敷市が盗難対策に活用している小型機器
市はこの日と前日に、盗難が相次いでいた地区のふたに機器を設置したばかりだった。「まさか、その夜に盗まれるとは」。職員は震える手で110番。盗難を察知した市は県警と連携して追跡し、盗まれた12枚のふたは最終的に土浦市の金属買い取り業者の敷地内で見つかり、容疑者の男2人の逮捕にもつながった】と東京新聞が報じました。
快挙ですね!
【小型機器は、米Apple社製の「AirTag(エアタグ)」で、直径3センチの円形、厚さ8ミリ、重さ10グラムほど。紛失に備えて財布やバッグなどの中に入れておくのが本来の用途だが、高級車の盗難対策に使う人がいることをインターネットで知った市職員が、ふたへの設置を思い付いた。価格帯は性能などに応じてさまざまで、市が使っている機器は1個約5000円という】
ここまで読んで、春先ここをクリック⇒「盆栽に小型GPSCチップを仕込み(価格3000円程度)見事ベトナム人窃盗犯を捕まえた事件を思い出しました。
残念ながら「公私に関わらず”金目のもので務済みやすいもの”は何でも盗すむ」手合いが増えています。
この稲城市の関係職員の様に「市の財物をそこそこの費用で盗難を防ぐ」工夫は大いに他の市町村或いは企業に共有されると良いと思いました。
写真:グレーチングを設置する市職員=いずれも稲敷市で
東京新聞:
道路の側溝に設置する金属製の格子状のふた「グレーチング」の盗難が茨城県内で相次ぐ中、スマホで位置情報を把握できる小型機器を活用した稲敷市の対策が効果を上げている。財布などを紛失した際に見つけやすくする用途の製品を、職員のひらめきで試しにふたに取り付けたところ、設置当夜に盗まれ、犯人逮捕につながった。(佐野周平)
◆まさか…震える手で110番
「あれ?」。6月のある夜、市の職員が自宅でスマホを見て、驚いた。グレーチングに取り付けた小型機器の位置情報が、画面の表示では本来あるべき場所から十数キロ離れた阿見町に移動していた。
稲敷市が盗難対策に活用している小型機器
市はこの日と前日に、盗難が相次いでいた地区のふたに機器を設置したばかりだった。「まさか、その夜に盗まれるとは」。職員は震える手で110番。盗難を察知した市は県警と連携して追跡し、盗まれた12枚のふたは最終的に土浦市の金属買い取り業者の敷地内で見つかり、容疑者の男2人の逮捕にもつながった。
◆1カ月弱で63枚も被害
小型機器は、米Apple社製の「AirTag(エアタグ)」で、直径3センチの円形、厚さ8ミリ、重さ10グラムほど。紛失に備えて財布やバッグなどの中に入れておくのが本来の用途だが、高級車の盗難対策に使う人がいることをインターネットで知った市職員が、ふたへの設置を思い付いた。価格帯は性能などに応じてさまざまで、市が使っている機器は1個約5000円という。
市内では5月中旬以降、グレーチングの盗難が相次ぎ、1カ月弱で63枚が盗まれた。位置情報を把握するためには、AirTagの周囲にiPhoneなどApple社製のデバイスが存在する必要があるが、防犯カメラの設置といった一般的な対策に比べて低コストで済むこともあり、試行的に導入した。
◆あえて「手の内」を周知 抑止効果に期待
市によると、6月に設置を始めて以降の被害は、7月の2枚にとどまっている(26日現在)。AirTagが直接的な原因かどうかは不明だが、被害件数は激減している。
見つけにくい場所にAirTagを取り付けているとはいえ、活用を公表することは、犯人側に手の内を明かすことにもなる。「公表するか迷いもあったが、他の自治体にも導入が広がり、被害が減ってほしい」と市の担当者。あえて周知することによる抑止効果にも期待している。
グレーチングを設置する市職員=いずれも稲敷市で
市は、市内や近隣自治体の盗難状況などを参考にしながら、AirTagの設置場所を決めている。再び被害が拡大するようなら、AirTagを追加購入し、設置場所を増やすことも検討するという。
◆金属類の窃盗認知件数 4年連続全国最多
県警によると、県内では近年、グレーチングの盗難に関する被害届が大幅に増えている。2024年は9月末で231件。過去最多だった2023年(年間254件)の同期に比べて微増しており、特に牛久市や土浦市など県南地域での被害が目立つ。
県は、グレーチングや銅線ケーブルといった金属類の窃盗の認知件数が、4年連続で全国最多になっている。県警は各自治体に防犯対策を呼びかけているが、費用がかかることもあり、なかなか広がっていないのが現状だという。
盗品の「出口」を押さえる対策として、県は来年4月、買い取り業者に対して取引先の身分確認の徹底などを盛り込んだ条例を施行する予定だ。
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