王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

観光バス事故 運転手兄と添乗員弟で死傷

2007-02-19 08:11:04 | 社会
大型観光バスが事故 1人死亡26人重軽傷 大阪・吹田(朝日新聞) - goo ニュース

昨日朝事故の報道を知ったときはこれは運転手の居眠り事故だなーと爺は思った
その後東京マラソンに関心が行ってしまった
事故の方はその後「死亡の添乗員は16歳 アルバイト」「重傷の運転手とは兄弟」との続報 16歳アルバイトとは中卒で仕事が無いのか 高校に入るまで春休みで待機中のアルバイトなのかその辺りがわからない 兄も21歳なら2種運転免許を取ったばかりであろう
何だか一家か一族で切り盛りしている会社くさいと思った
更に夕刻にはスキーツアーの企画会社が「運転手は二人体制で依頼した」と発言していた
この会社が直接観光バス会社(あずみ野観光バス)に依頼したという事か間に入った会社があるのか不明だが手抜きがあったのかも知れない

引用した朝日の記事では事故のつい前のサービスエリア迄専務(44歳)で大型2種免許を持っていた人が同乗していたらしい 彼女はそこで他のバスに添乗したのだと ついでに書けば会社はバス4台を運転手7名で切り盛りしているらしい 専務とは社長の奥さんでないか 目下スキー客の送迎で稼ぎ時といえば言えるだろう

申し遅れましたが無くなった若者に哀悼の意を表します 又怪我をされた皆さんの一日も早い回復を祈念申し上げます

なんか割り切れない事故だ 勿論悪いのは居眠り(多分)をした運転手だが連日のとんぼ返り運行をしていたのでないか 弟は良かれと思って兄を手伝い若い命を落としてしまった 恐らくバスの運行管理にも問題が有るのであろう

会社といっても個人に毛が生えた程度の規模 だれでも起業出来るのは良い事だが劣悪な労働環境と低賃金の下で真面目に働く若い命が失われ傷つくのはとても痛ましい
これは冬柴氏の扱い?それとも柳沢氏であろうか 原因を究明し再発防止をお願いしたい
朝日新聞:
18日午前5時25分ごろ、大阪府吹田市津雲台7丁目の大阪中央環状線(府道2号)西行き車線で、走行中の「あずみ野観光バス」(長野県松川村)の大型バスが一般道との分離帯に接触。弾みで約30メートル先の大阪モノレールの橋脚に激突し、前部が大破した。乗っていた10~40代のスキーツアー客ら計27人のうち、アルバイト添乗員の小池雅史さん(16)=同県大町市=が全身を強く打って死亡した。運転手で小池さんの兄、勇輝さん(21)=同県安曇野(あずみの)市=と客2人の計3人が頭などに重傷、他の23人も軽いけがを負った。

 吹田署は、業務上過失致死傷容疑で、勇輝さんの回復を待って事情を聴き、同社とツアーを企画した「サン太陽トラベル」(大阪市中央区)を近く家宅捜索して、運行計画などを調べる。

 トラベル社によると、バスは17日夕に長野県小谷村を出発、JR大阪駅経由で天王寺駅に向かう途中だった。あずみ野観光バスは17日、事故車両を含めてバス4台を運行し、運転手は合わせて7人だったという。

 道路運送法に基づく規則では、長距離、夜間の運転で、疲労などで安全運転を続けられない恐れがある場合は交代の運転者を置くよう定められている。事故車両には勇輝さんのほか、バスの運転免許(大型2種免許)を持つ専務の女性(44)が同乗していたが、途中の名神高速道路サービスエリアで停車した際、他のバスに移った。勇輝さんが1人で長距離運転をしていた可能性があり、同署は道路運送法違反容疑でも調べる方針。

 勇輝さんは入社後、見習い期間を経て昨年7月に大型2種免許を取得したばかり。同免許は21歳以上で、普通免許などを取得した後3年以上を経過していること、などが条件となっている。

 トラベル社の菅野義彦社長(59)は「当然、運転手役の乗務員2人が乗っていると認識していた。添乗員が(免許を持っていない)16歳というのは報道で知った。弊社としてもびっくりしている」と述べた。(引用終わり)

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6 コメント

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真面目に運転しろと言いたい。 (愚痴親爺)
2007-02-19 20:48:43
ロバの耳 様
居眠り運転は、会社の運行管理のが関係して関係しますね。
しかし、幾ら眠いからといって事故は絶対許せないプロとしての責任が無かったのが残念です。

三十人余の命を預かっていると言う意識があれば、居眠りなんて出来ないはずです。マンネリ運転が事故の
要因ではないでしょうか。徹底した運行管理指導と点検により基本教育とコンプラインスを徹底し再発防止を願うのみです。  
返信する
自覚ばかりでは (浜の偏屈爺)
2007-02-19 21:56:45
愚痴親父様 今晩は 確かにプロの自覚は大切ですね
でも自覚で出来る事と出来ない事があると思います
例えば「飲酒運転をする」「裏金を私用に使う」「他人の預金を払い戻して使う」こういう事は自覚により減るでしょう
でも過労による居眠りは自覚で片付く問題ではなさそうです 今でも交通事故の原因の上の方に「居眠り運転」があると思います 
ではどうするか?
ここは愚痴親父様の言うとおり運行管理の徹底とそれが出来ない実態をしっかり洗い出し規制の抜け穴を塞いでゆく事でしょうか
規制の緩め過ぎも過等競争を煽っているかも?
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一瞬の油断が命とり・・ (ポピー)
2007-02-19 22:18:45
トラックバックありがとうございます。

この運転手も自分の責任でこんな大事故を起こして、弟の命が犠牲になったと知ったら、たまらない思いでしょうね・・
観光地のバスだから、もっと大きくしっかりした会社が経営しているのかと思いきや、現実を知ってビックリしました。スキーバスの事故はこれっきりにしてほしい。事故に遭った方々も早くショックから立ち直ってほしいですね。

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家族経営 (浜の偏屈爺)
2007-02-20 08:21:21
ポピー様 お早う御座います お立ち寄りとコメント有り難う御座いました
報道では観光バス会社で若い運転手は連日の長距離勤務であったようです 2000年の規制緩和以降観光バス会社は件数で2.5倍 その内従業員10名以内が55%とか 過当競争の行き着くところ安全が斬り捨てられたようです
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Unknown (Unknown)
2007-02-28 15:49:54
規制緩和以降、小規模の観光バス会社が増え、このような状況で旅行会社は安い料金で仕事をしてくれるバス会社を選び放題ってことになったのでしょう。

さらには都市間ツアーバスという高速バスと同じことを路線認可をとらずに旅行商品と主張し、安い観光バス会社を雇って走らすというのが出てきています。
ほとんどが規制緩和以降の新規免許事業者のバス会社で走っています。

高速バス会社は認可を取り、交代や引継ぎ(JR系)をしあらゆるコストが掛かっている分、値段で負けてしまい客がとられています。

ツアーバスに勝負を挑んでいるのはJRバスぐらいです。青春メガドリームという巨大バスで定員を倍にしてコストを下げ値段をツアーバスより下げています。これにはツアーバスもそれ以上の値段は下げれないみたいです。
それとは別にプレミアムドリームというファーストクラス並みのシートの高級バスで差別化を図って選んでもらうというのもあります。これも連日満席らしいですが。

他の私鉄系の高速バス事業者は、撤退したところもあるぐらいです。
ツアーバスは違法駐車で客を乗せ、歩道を無許可で占有し受付を行い、安いコストで認可も取らずに真似事をする。それを企画する旅行会社が一番悪いような気がします。

今回の事故でも知らないふりをしている旅行会社が多くのマスコミが叩かないのが不思議です。
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安かろう悪かろう (浜の偏屈爺)
2007-02-28 16:34:19
無名無題の方へ 今日は 事故はやはり連日の長距離運転とそこから来る過労による居眠り運転が原因らしいですね 規制緩和はよいけれど行き過ぎで家族に毛が生えた程度の会社でしたね 可愛そうに真面目に働く若者が死傷して乗客も大勢傷つきました
ご指摘の様に旅行者は知らん顔していますがこのツアーを募集した会社にも責任ありますよね
又お寄りください
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