ベッドで就寝した事で多少なりとも鼻炎は改善されましたが
それでも朝、外に出たり別の建物に入ったりした時の寒暖差から起こるアレルギー症状は変わりませんでした。
朝、外に出るだけで鼻水が必然的に出るもんだから
もういっその事どこまで鼻水が出続けるか試してやろうと
朝寒いうちに起きて外を徘徊したんです。
そう、だいたい1時間半くらい
もう鼻水が出る出る、クシャミは止まらない
そうこうするうちに、どうせなら歩くならジョギングにするかと思い
走り出したんです。
恥ずかしい話、僕は学生時代はずっと帰宅部で運動をする習慣はありませんでした。
走り出すと最初の頃は鼻炎が気になってしょうがないんですが
そのうち走る事が楽しくなるんですね
朝起きて走る事が習慣となり
そしてその頃スポーツクラブがあちこちに出来て
僕もそのうちの一つのクラブに入会したんですが
入ってみてその頃に流行っていたエアロビに嵌ったんです
あの鏡で自分の姿を見ながら体操をすると言う事が自分の中に埋もれていた何かが目覚めたんです。
もう毎日エアロビにのめり込んでおしっこに血が混じるぐらいに汗をかいて
水泳は得意だったので水泳もしました。
朝、1時間半のジョギングに
夕方は2時間程エアロビで汗をかいて
気が付くとアレルギー性鼻炎が治っていたんです。
あれから30年以上たちますが以来、鼻炎の症状はほとんど出ません
体質が変わったんですね
耐性が出来たと言うか
扁桃腺も腫れなくなりました
アレルギー性鼻炎、花粉症で悩んでいる方はぜひやってみてください
そんな暇は無いと言う方がほとんどでしょうけれど
いろんな治療を受けたり薬を飲んだりしたんですが
薬を飲むと一時的には良くなるんですが
仕事中に眠くなったりまた鼻炎の噴霧器に入っているステロイド系の薬の危険性がその頃、指摘されたりして
相変わらず鼻炎には悩まされました
そんな時、僕の生活環境が変化してきました。
ベッドを買ったんです。
それまで床に布団を敷いて寝ていたんですが
それも独身で無精者だったのでいわゆる万年床っていう奴です。
その頃はもうアレルギー性鼻炎が花粉やほこりが原因で起こる事が知れ渡ってきた時期ですが
自分のアレルギー性鼻炎がどれが発生原因か特定できる検査はまだありませんでした。
アレルギー症状が季節的の起こる人もいますが僕の場合1年を通して患っていました。
花粉にしろ、ほこりにしろ、床に近い所が多く存在するわけで
ましてやめったに掃除をしない独身男性の部屋の床なんて尚更です。
その時、ベッドで寝起きした事で
おや?と思われるぐらい鼻炎の症状が軽くなったんです。
最近でも鼻炎で悩んでいる方に
「床にふとんで寝ているでしょう?」
と尋ねると
「ええ」
とおっしゃる方が今でもけっこう多いんです。
ベッドにした事で少し鼻炎の症状は軽くなったんですが
そしてとうとう、アレルギー症状を画期的に改善できた行動を起こしたんです。
・・・
そんなに大げさな事かいな
そんな僕も就職するんですが
就職先は総合病院の理学診療科(リハビリ)に技師として勤めました。
お隣の科は耳鼻科だったんです。
鼻炎持ちの仕事先の隣りが耳鼻科だったのは幸いでした。
耳鼻科の先生とは仲が良くてよく診てくれたので毎日のように通いました
何せ隣の部屋だったので
いつも先生が何やら薬の付いた細い鉄の管を鼻の穴に差し込んで
その後、一般患者の子供達と一緒に並んでネブライザーを鼻に入れるんです。
最初の年は、ほぼ毎日この治療を受けましたが一向に良くならなくて
いつも白衣のポケットに鼻水を止めるステロイド系の薬が入った鼻に挿す噴霧
器が3本も4本も入っていて
仕事中に始終ささないと仕事が出来ないんです。
他人相手の仕事なので鼻水をすすってばかりだと集中出来なくて
おかしな事に仕事の対象が苦手な人の前では鼻水がよけいに出て
朝、職場の病院に向かっていて病院の建物が見えると鼻がむずむずとするんです。
そんな症状が24歳の時にぴったりと止まったんです。
薬も使わず、変なサプリメントも飲まずに
・・・
ふふふ
いつ本題に入るんだろう?
高校を卒業して都会で一人暮らしを始めるんですが
鼻炎の症状は続き
一人部屋でこんこんと咳をしながら熱を出して臥せっていることが良くありました。
両親は僕が人並みに就職が出来るか心配していましたが。
その頃、僕は夜間の医療系の専門学校に通っていたんですが
昼間は都内の総合病院で働いていて配置先は呼吸器内科の病棟でした。
いつも呼吸器で苦しんでいた僕の勤め先が呼吸器病棟だったんです。
仕事は雑用ですが僕が熱を出したりして風邪の症状が出ると
その道の専門の病棟の医師が診てくれるんです。
病棟はTBと呼ばれる結核患者の隔離病棟もあってマスクをして入るんですが
マスクをすると一時的に鼻炎がラクになる事が分かりました
その頃に病棟の医師から
「君はたぶん花粉症だよ」
と初めて花粉症と言う言葉を知ったんです。
最先端の病院でしたから喀痰の検査やX線など充実していて
鼻炎持ちで病弱な私の最適な勤務先でした。
それでもアレルギー性鼻炎も扁桃腺炎も一向に良くなりませんでした
いつも鼻の頭は真っ赤で鼻の下は鼻のかみ過ぎでカビカビでした。
なんせ勉強をしようとしたら鼻水が出るんですから
授業中に後ろの席の誰かが鼻水をかむチーンと言う音を聞いただけで
もう私の鼻からツーと鼻水が出るんです。
正確的にも神経質だったと思います。
いつも風邪気味でしょっちゅう熱を出す僕を見て両親が
こんな体で将来人並みに就職をして自立した生活をしていけるんだろうかと
心配していました。
一緒に暮らしていた祖母が〇〇寺のお地蔵さんが鼻の病に効くと言うので
〇〇寺のお地蔵さんの線香の灰を鼻に白く塗りたくってみたりしましたが
いっこうにアレルギー性鼻炎は良くなりませんでした。
その頃は‘花粉症,やアレルギーと言う言葉はまだ世間では使われてなくて
鼻水で病院にかかると言う事もありませんでした。
私は現在57歳ですが30年以上前の24歳まで極度の花粉症でした
‘でした,と過去形を使う理由は24歳の時に花粉症を克服したんです。
花粉症って治るの?と聞かれる方がおられるかも知れませんが
実際に私は薬に頼らずちゃんと花粉症を完治させたんです。
私は高校生の頃から重度のアレルギー性鼻炎持ちで
学生服の裾はいつも鼻水を拭く為にテカテカに光っていました。
私は医師ではありませんので医学的な事は分かりませんが
アレルギー症状はメンタル面も随分と関係していると思います。
何かに集中している時はそんなに感じないんですが
一度、気になりだすと鼻水は出る目は痒くなる、くしゃみは出る
鼻をかむと粘膜が傷つけられてよけいにまた鼻水が出る
この繰り返しです。
私の場合、扁桃腺も弱かったので鼻炎の症状が続くといつの間にか
扁桃腺も腫らして熱を出すと言う事が良くありました。
授業も集中出来なくて花粉症が原因とまでは言いませんが
成績も低迷していました。