結局、この連休は京都の祇園祭に行かれなかった
田舎の隣町でも毎年この時期に祇園祭りが執り行われる
現在こそ立派な橋やトンネルが出来て道路も広いのであっと言う間に隣町に通じるようになったが
昔は、くにゃくにゃと曲がりくねった車がすれ違うのも難儀するような海沿いの狭い田舎道をバスで30分以上もかかった
それでもここの祇園祭は田舎にしては大きく賑やかなのでこの祭りに日に限っては昔からバスに乗って祭り見物に出かけた
小さい頃、浴衣を着た祖父祖母に手を引かれてアセチレンガスの炎に照らしだされる夜店を眺めて歩いた、夜空に大きな花火が打ちあがった
高校生になって隣町に高校の同級生が大勢出来た
初恋相手も隣町の女の子だった
祇園祭りの日、学校帰りに同級生の家に呼ばれてビールをたらふく飲んだ
その日、自転車をこいで家路につく坊主頭の高校生たちが皆、赤い顔をしていた
遠い昔
おとといの日曜日、三浦半島に行こうと思ったんですが
どう言う訳かお台場に行ってしまった
お台場なんぞおっさん一人の行くところとちゃうな
お台場から水上バスで浅草に向かいました。
有明?のオリンピック選手村が作られていました。
オリンピックはたぶんこちらにはいないと思います。
たぶん田舎で畑なんぞを耕していると思います
もう一月以上ブログを書かなかったのか・・
知らんまに
また暑苦しい夏がやって来てしもうた
この時期になると決まって頭の中に‘コンチキチン♪、コンコンチキチン~♪
と祇園囃子が鳴る事がある・・・
あほ・・ちゃうか
今年は行ってみよかな・・
まだ暑い日盛りの時から日が暮れるまで四条通りをうろうろしよう
橙色の灯りが提灯に照らされて雑踏で身動きがとれんようになった頃
ひょっとして人混みの中に昔の十代の頃の自分に会えるかも知れない
川端康成の古都では祇園祭の宵宮の晩、苗子が自分とうり二つの千恵子に出会う
わしは18歳の時分の自分に会う
同世代の奴が浴衣姿の彼女と連れだったり
友人達と青春を謳歌してそぞろ歩いているのを尻目に
パチンコで負けてスカンピンのわしは肩を落として河原町を歩いている
雑踏に紛れて見えなくなろうとしている昔の若い自分に今のおっさんになった自分が声をかける
「おいおい!わしが誰か分かるか?」
「いえ、知りませんが」
「○○年後のお前じゃ」
「それで○○年後の僕はいったい何をしてるんですか?」
「今、店一件潰して田舎に帰るとこじゃ」
将来の事なんぞ知らん方がええな