最近、麻宮好さんの作品を読んでいる
ラストがだいたいハッピーエンドで終わるので安心して読める
山本一力さんの作品もハッピーエンドが多いね
去年から今年にかけて出版された本がもう図書館で借りられて
作者は儲かるのかな?と思ったけれど
まだ著作本数が少なくて新しい作品が待ちどうしくて今度は本屋で買う羽目になるから
結局、売れっ子小説家になると儲かるんだね
最近、麻宮好さんの作品を読んでいる
ラストがだいたいハッピーエンドで終わるので安心して読める
山本一力さんの作品もハッピーエンドが多いね
去年から今年にかけて出版された本がもう図書館で借りられて
作者は儲かるのかな?と思ったけれど
まだ著作本数が少なくて新しい作品が待ちどうしくて今度は本屋で買う羽目になるから
結局、売れっ子小説家になると儲かるんだね
子供が男の子ばかりの不思議な山奥の村の話
適齢期の男は他所の町から女性を金で買ってきて嫁にする
豊かな村にはおぞましい‘掟,があった
文章も綺麗で話にも引き込まれて久しぶりにほとんど飛ばし読みしませんでした
新刊本なんであまり詳しい内容は書けません
何気に図書館で借りた富山商人の話
富山県の人って勤勉で堅実、働き者とは聞いていたけれど
一世帯当たりの収入が全国一で広い敷地の持ち家率も日本一
県別東大合格数3位
すごいね勉強家で働き者が多いんだね
必然県別生活保護率最下位で幸福度ランキング第2位
僕の出身県、高知なんて
飲む、打つ、買う、離婚は多い
わしの周りだけか
河崎秋子さんが直木賞受賞作後の次の作
図書館でリクエストをしたら100人以上待ち
100人以上が次々に読んだ割に本が綺麗
初めて河崎さんの本を読んだ時あまりに暗い内容に幻滅したけれど
そのあと何冊か読んで良い作者さんだなと思っていたら直木賞を受賞された
この本の内容は明治時代の北海道の監獄の話なんだけれど河崎さんの小説は
基本北海道の話なんだ
北海道と言えば監獄とか刑務所の作品が多いよね
さすが名文学作品、嵐の夜の足摺岬の光景がまるで目の前に見えるような描写です。
木賃宿の軒にうち叩かれる雨音、海鳴りの音、馬目樫のざわめき
高知出身でも東の端生まれの僕は足摺岬に行った事がありませんが
この作品を読むだけでまるで足摺岬に行った事があるような気になります
聞くところによると作者の田宮虎彦自身この作品を書き終えるまで足摺岬に行った事が無かったそうです
(後に行った)
話の中で主人公で自殺願望の帝大生は最後に美人じゃない宿の娘を嫁にします
帝大生に嫁ぎ東京に渡った娘は薄幸のまま短い人生を終えますが
この手の作品に登場する女性は最後まで薄幸のままの方が多いですね
たまには貧乏な娘が王子様のような男性に見初められて玉の輿に乗ったような話が読みたいです
ここのところ731部隊関連の本を何冊か読んだ
この本は真相と銘打って入るけれど証言者の中にはまた聞きを証言と称して
731部隊の戦後も活躍した医師の実名を出して部隊でこんなにひどい事をしていたと
読んでいても身の毛もよだつ内容の記事を書いて最後に推察されますと締め括っている
真相と銘打った題名の本を推察記事で書いてある不思議
何冊か731関連の本を読んで驚いた事が
終戦の何週間も前から一部の高級将校や高級官僚の幾人かは日本が負けることを知っていて
満州に住む彼らの家族を終戦直前に慌てて帰国さした事が書かれていた
731部隊の関係者家族も終戦前に特別列車で朝鮮半島を南下して終戦前に日本にたどり着いている
731部隊の石井四郎隊長に至っては部隊の飛行機で終戦翌日に日本に帰ってきている
前にブログでも書いたけれどその頃朝鮮の平壌に暮らしていた作家の五木寛之さんは本の中で
終戦前に平壌の駅に日本に帰国する高級将校や高級官僚の家族が急に増えだしたことを書いている
終戦を知らないで満州に残された在留邦人が被った悲劇は周知のとおりです
直木賞作家で文豪と言っていいほど売れた宮尾登美子さんのサクセスストーリーです。
彼女自身の生い立ちは自伝的私小説を幾つも残していて有名ですが
この本にも詳しく書かれています。
実家は女衒の元締めのような芸妓紹介所で複雑な家庭環境の元育ちます。
結婚、満州移住、終戦、引き揚げ、田舎の農家の嫁生活、結核
そして離婚
二度目の結婚、女流新人賞受賞から転落放蕩生活から夜逃げ
東京での暮らし、極貧、
太宰治賞から直木賞受賞一転売れっ子作家に
作品がテレビドラマに舞台に映画に多額な印税収入でマンション、一戸建て軽井沢、北海道に別荘
ほんま波乱万丈の人生でんな
そう言えば借金生活を直木賞受賞から逆転させたのは山本一力さんもそうだな
高知県人て徳島県人と違って地道な生活が出来なくて一山狙いの人が多いね
宮尾登美子さんの小説はほとんど読んだ(義経以外)
でも高知県出身の直木賞作家で一番好きな作家は何と言っても坂東眞砂子さんだね
だけど印税の力ってすごいね
前に新宿区の林芙美子記念館に行ったことがあるけど
林芙美子さんて極貧生活が有名だけど本が売れたとたん豪邸暮らしだもんね
京都大学出の偉い先生の書かれた本だ
難しいけれど結構確信を捉えている
太平洋戦争がはじまり日本は真珠湾攻撃から東南アジアの要衝進出を図り三国同盟の盟友独伊も対米宣戦布告した
その事をこの本の作者の方は
ファシズム・膨張主義同盟 対 民主主義・反膨張主義連合の対決と表現した・・
(ここで僕はちょっと待てよと思った)
初戦のインドシナ半島インドネシア、フィリッピン、ビルマなど
日本が戦ったのは在植民地軍やん
民主主義の反膨張主義国ちゃうやん
他所の国を植民地にした国との戦いやん
もちろん日本は植民地にされたそれらの国を解放するために目的で戦った訳では無い
けれど戦った相手の国も帝国主義国だ
それがいつのまにやら日本だけが侵略者扱いで
他国を植民地化した先の国は侵略者じゃ無いのか
ほんま
昨日NHKのオンデマンドで「八重の桜」を見ていたら
八重が初めてキリスト教の教義を聞いて風吹ジュン扮する母親に・・
「母上おったまげただ、イエスキリストは汝の敵を愛せよって言うとります」
っていう場面をやっていたけれど
昨今のイスラエルなんかを見たら
「汝の敵はとことんまで叩き潰せ」って言っているようやん
ほんま人間口だけは綺麗ごとを言えるんだから
新選組隊士、島田魁(しまださきがけ)の話
島田魁・・初めて知った
身長182センチ体重169キロ
ほんまかいな・・と思ったらこの方明治も終わり頃まで生存したから写真も残っている
新選組の話と書くと新選組隊士の面々は多くの小説に取り上げられている
近藤、土方、沖田の主要メンバーだけじゃ無くて
斎藤一、永倉新八、吉村貫一郎などマイナーな隊士まで映画の主役になっている
島田魁は初めて知った
新選組と言ったら池田屋事件とかお手柄話だけじゃなくて
この本にも出てくるが粛清や内部抗争と言った陰湿な話が付きまとう
もう不逞浪士の取り締まりより隊士の粛清話の方が多くなっている
島田魁は戊辰戦争を生き抜き最後はお寺の警備員で終わるんだけれど
この本は600ページ程で読み終わるのが大変だった
新選組マニアなら一読ですね
この本のジャンルはというと・・・
誰がこの話の顛末を予想出来ただろうか
ことの発端は赤坂で置屋を営む親子が雛人形を飾ろうとして押入れを開けた時に
19歳の娘が押入れの中から自分そっくりな少女と見ず知らずな女性が二人で並んだ写真を見つけた事からだ
写真の中の知らない風景、自分と同じ着物を着た少女
疑問を持った娘は行動を起こす
娘自身は学業の合間アルバイトで家業の芸子をしているんだが
そこに祇園の芸子と無き父との関係が絡んできて話は京都、東京、鎌倉、ロンドンに飛ぶ
写真の少女は自分の双子の片割れかはたまた自分自身か
戸籍謄本を調べるとちゃんと実母の娘として出生している
帝王切開で生まれた時のエピソードもしっかり残っている
母のお腹から娘は生まれたしかしそこに答えが・・
本の舞台の京都、東京、鎌倉、
祇園に赤坂見附、鎌倉山、この本に出てくる細かな地名の土地勘がすべてほとんど僕には出てくる・・
わしもいろんな所へ行ってるな