太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降り積む
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降り積む
稀に粉雪が舞うぐらいの四国の海辺育ちだから
テレビに映る北国の暮らしに憧れた
雪に閉ざされた銀色の世界
藁ぶき屋根に白い雪がしんしんと降り積む
暖かな囲炉裏端に集う家族
ちゃんちゃんこを着た赤いほっぺの子供達
お父は土間で藁うち仕事
お前~もぅがんばれよう~~♪
引きこもり体質だからそんな暮らしに憧れたが
実際は大変なんだろうな冬は外仕事を出来ないし
そんなところで所帯なんか持った日にゃ
「お父ぅ~お腹空いたぁ~」
「お父ぅ~チョコレートが食べたい」
子供達にそんな事言われたらしゃーないからお父は出稼ぎに出る
夜行電車に揺られて上野駅に着いたお父ぅ
ど~こか~にぃ♪故郷の便りをのせぇて~♪
しかし、根っからの怠け者で酒飲みのお父ぅ
いつの頃から仕事も出ないで朝から酒浸り
行き着く先は泪橋
今日のぅ~~仕事は辛かったぁ~♪あとは焼酎を煽るぅだけぇ~♪
(どんだけの人がこのフレーズを知っとるだろう)
わしがお父ぅだったらこんなもんか
神様、1等なんて贅沢は言いません
前後賞の1億5千万恵んで下さい
近い将来の備えにこれだけあれば充分です。
隙間風にこんこん咳をしている田舎の親父を小奇麗な老人ホームに入れられます。
実家のボロ家も処分出来ます。
そうしたら僕は女房子供ほったらかして
どこぞの知らない町で余生を過ごします。
朝な夕なに散歩三昧、温泉三昧、酒三昧
暇つぶしにアルバイトをしたりして
・・・
絶対当たらんやろな
今日はクリスマスイブだな
今晩、3人の幽霊が僕の前に現れる
一人目の幽霊は僕の過去へと僕を誘う
小学生の僕、澄んだ目にかわいい八重歯
毎日、教師にボケ、カス言われながら頭を小突かれている
中学生の僕、かわいさに拍車のかかった時代
毎日、クラブの先輩に殴る蹴るの無慈悲な暴行を受けている
高校生の頃の僕、これこそアイドル顔
毎日、母親をだまくらかしちゃーパチンコ屋に入り浸っている
二人目の幽霊が現在へと誘う
仕事中、有線放送から流れる演歌を聞きながらインターネットを見ている
お客はいない
助手もスマホを見ながらあくびをしてる
三人目の幽霊が未来へと誘う
店を潰した後、酒浸りになり
アルコール性の認知症から施設に入っている
歯抜けの顔でニタニタ笑っている
スェットパンツが小便で濡れてる
チンチンいじりながら歩いている
他の入居者から罵声を浴びせられスタッフにからかわれている
(未来は変えられるだろうか)
おととい浅草でラーメンを食べた
隣のテーブルと間仕切りがあってけっこう有名な店らしい
けっこうここのラーメンってええ値段とるな
わし博多ラーメンならうまかっちゃんで充分だな
この間、地元の超有名餃子店に30年ぶりに入った
地元がテレビで紹介されると必ずこの店が登場する・・・
わしゃ王将の方が好き
昨日一人忘年会に浅草に行ってきました。
ぎょえ~~~~!これがあの六区
てな具合に、ここだけ見るとえらい変わり様
僕が初めて六区に来た頃はストリップ劇場と錆びれた映画館、目つきの鋭い‘オカマ,と言った廃れたイメージでしたが
こりゃ~ホンマモンのブロードウェイに近づいて来たやん
言い過ぎか
浅草寺の境内では年末の風物詩‘羽子板市,が開かれていました。
回転ずしで一杯やって来ました。
ここの回転寿司屋さんはお皿の単価が高いです。
昔は今の季節、長い時間並ばなくては食べられませんでした
今はすんなりと入れます。
スーパーで昼の弁当が250円で売られてる時代に2カン580円の皿なんぞ貧乏な僕にはとても手が出ません
たぶん自分だけじゃ無いんだろうな
隅田川にユリカモメが帰って来ました。
フライドチキンを食べていたら
「何かくれ」と寄って来ます。
ほんまに隅田川でお菓子貰って食べて他所では何食べているんだろう
いつもの銭湯に浸かって来ました。
風呂上がりにいつも寄るオンボロな中華屋(失礼)さんが知らないうちに更地になっていました。
まあ高齢のご夫婦で営んでおられたんで引退されたんだと思いますが
六区の変わりようと言い
昨日の浅草は時の移ろいを感じました。
古いままで維持出来るものなら良いですが
時代のニーズに合った変革も必要なんだなと
アナログ親父は思いました
仕事はもう毎日、毎日負が負を呼び
負の連鎖反応
負のスパイラルに陥っている
もう仕事に対して熱意とか情熱とかまったく失っている
家に帰って
ほっとするのかと言うと
‘文句たれ,の女房が
ずぅ~~~~~~と
文句たれとるんで
ここも落ち着かず
わしの今年一年を漢字一文字で現したら・・・
絶対に‘苦,だな
実は‘苦,は年の後半だ
前半は良い事が続いた
神様はえこひいきしない
苦楽は誰しも万遍なく訪れる
とわしゃ思うちょる
ずいぶん前から○○党のポスターに軽減税率実現と書かれていた
横目でいつも見ていたが
(こんな‘、えこひいき,の様な事を認めたら政治家の力がまた強くなるやん)
・・・と思った
そうしたら案の定
大手新聞には適応と出た
寝耳に水だな
さっきテレビをつけたらどこぞの知ったかぶりのコメンテイターが
「当然ですよ、アメリカではね・・0パーセントでもいいぐらい」とかなんとか言ってた
外国を引き合いに出す評論家なんてろくな奴がいない
アメリカに日本のような大きな部数を発行する新聞社なんてあるんかな?
自分は新聞を一切読まない
新聞と言う物は自分の目で実際に見ていない事
実際に起きていない非現実な事でも
文章ならいくらでも現実に起こった事として伝える事が出来る
偏った思想の人なら現実を捻じ曲げてでも読者に伝える事ができる
そんなもん信用出来まっかいな
・・・
まっ!そりゃどうでもええか
この間久しぶりに売買したが
儲けの2割も寺銭とりやがる
最近血圧が高くて難儀しとるが
あんまし腹立てて
切れたら困るな
昔々、10代最後の2年間は大阪で一人暮らしをした
三畳一間のボロアパートは北風が窓枠の隙間から吹き込んだ
隙間を目張りで塞ぐと風が吹くたんび窓枠ごとガタガタ揺らした。
便所の手洗いのような台所でインスタントラーメンを作った
ラーメンは一番安いキンツルラーメン
そこにキャベツを刻んで混ぜた
新聞をとってないのに古新聞屋に新聞を売った
新聞回収が来るとささっっと近所の玄関に置かれている新聞を集めて売った
その儲けでいつもラーメンとキャベツを買った
回送電車の警笛と深夜ラジオが流れる一人だけの夢の城
炬燵でラーメンをすすっていると
(俺って世界一の幸せもんかも知れんな)
・・と思った
昨日の午後から銀座に行きました。
クリスマスを前に大勢の人が‘銀ブラ,(死語)をしていました。
僕も昔は彼女とのデートに銀座に来ましたが。
あやしい親父になった今はおっさん一人の徘徊です。
実は昨日銀座を訪ねたのはテレビで福井の‘アンテナショップ,を紹介していて
そこの‘ソースカツ丼,が旨いとやっていました。
値段も手頃だし(500円)福井にはまだ行った事が無いし
銀座で食べられるならとノコノコと出かけたんですが
アンテナショップに行ったら混んでたが誰もソースカツ丼を食べてない
皆が頼んでいたのはなんとかっちゅー‘そば,
わしも注文を間違えられて‘そば,になるところだった
わしは‘ソースカツ丼,を食べにわざわざ銀座まで来たんじゃ
隣で食べてる人の‘そば,を見たら旨そうで旨そうで
‘そば,はあっと言う間に売り切れ
ここで気が付いたんだが‘福井,の売りは‘ソースカツ,や無うてなんとかっちゅー‘そば,なんや
そっちにしときゃー良かった
わしはこれ食ったせいで他になんも食えずにいた
カツ3枚はわしの胃には堪えたな
たまに銀座もええな
ひょっとして近い内に田舎に逃げ帰ったら来られなくなるな
上野の西郷さんとポチ?の銅像にクリスマスのイルミネーションが輝いていました。
駅前で新人歌手?の方が井沢八郎の‘ああ上野駅,を歌っていました。
就職列車にぃ~♪ゆられ~てぇ~♪ついた~♪
僕の思い出の玄関は東京駅ですが
初めて就職先に向かった駅が上野駅でした。
思わず歌手の方に合わせて歌を口ずさみました。